どこにもあるように、私の地方にも独特の方言があります。
私が昔、大阪にしばらくいたときは話し方でだいぶ苦労しました。なにせ相手の言っていることがよくわからなかったりしました。
当然、相手も私が話していることを理解するのが難しかったようです。
職場で私が方言を使って話すと皆からよく陰で笑われていました。大阪弁と田舎の言葉では違いが大きすぎたようです。

 全員が標準語でしゃべればよいのでしょうが、なかなかそううまくはいかないようです。どうしても自分が生まれ育ったところの言葉は抜け切れませんでした。しゃべりなれた言葉でないと、自分の気持ちをうまく表現できない感じでした。
私は頑固なほうでしたから、最後まで大阪で田舎の言葉のままとおしてしまい、そのうち私の言葉をわかってくれるようになったのを記憶しています。

 ここでは私の地方で私が小さい頃から話してきたり、耳にした方言を思い出してみました。
なお、あくまで私が個人的に知っている・あるいは使っている範囲です。

 

方 言 私が考えている意味 使 用 例
あいは あの人は 「あい」は馬鹿じゃんね
あがんこと ああいうこと 「あがんこと」されてとてもはがいか
あすこに あそこに そいは「あすこに」あろが
あせがる せかつく、急ぐ そがん「あせがらんで」よかろもん
あろが あるでしょうが そいはあすこに「あろが」
あんまい あんまり 「あんまい」人の悪口をいうもんじゃなか
あん人 あの人 「あんひと」はよか人じゃん
いいよっぎ 言っていると よかごと「いいよっぎ」くらすっちゃー
いうたっちゃ 言っても そがん「いうたっちゃ」しかたなかろもん
いかやん 行かねばならない 今日は学校さい「いかやん」
いかんよ いけないですよ 悪いことはしたら「いかんよ」
いっちょん 全然、全く あの子は「いっちょん」勉強せん
いってくっけん 行ってきますから 学校さい「いってくっけん」
いひゅーか 気難しい性格、せからしい性格 あん人はとても「いひゅーか」人じゃんね
うーしかつ でたらめ、いい加減 あん人はとても「うーしかつ」じゃんね
うーばんぎゃー ざっくばらん、緻密でない、気にしない あの人はおそろしゆう「うーばんぎゃー」やんね
うまか おいしい この飯はくー「うまか」
えすかった 怖かった あん時はおそろしゆう「えすかった」
おいが 私の 「おいが」仕事は終わったばい・「おいが」話ばよく聞け
おうちゃっか 横着だ あいはほんに「おうちゃっか」もんね
おうまんこうまん でたらめ、いい加減 わが「おうまんこうまん」言うな
おそろしゆう とても あん時は「おそろしゆう」えすかった
かきまぜる じゃまをする あん人はすぐ場を「かきまぜんしゃ」
がばい とても 今日は「がばい」きつか
きつか 疲れている、疲れる 今日はがばい「きつか」
きゃーくたびれた 心からくたびれた 仕事しすぎて「きゃーくたびれた」
きゃーなずる ばかにする あんまい人ば「きゃーなずっもんじゃなか」
きゅうは 今日は 「きゅうは」ほんにひよいのよか
くー とても あん人は「くー」こきつかいんしゃ
くらすっちゃー たたくぞ、体罰するぞ、暴力をふるうぞ よかごといいよっぎ「くらすっちゃー」
くれんね ください こいば「くれんね」
くろてんつうから 朝早くから あの人は「くろてんつうから」よう働きんしゃ
こいば これを 店で何かを買うとき「こいば」くれんね
こきつかう 重労働をさせる あん人はくー「こきつかいんしゃ」
こぎゃん こんなに 「こぎゃん」言うたっちゃまだわからんね
ごちゃー 今日はがばい「ごちゃー」のきつか
ごっとい いつも あん人は「ごっとい」口笛を吹きよんしゃ
こまか きちんとしないとすまない性格 あん人はとても「こまか」
さい 〜へ 孝雄君の家「さい」行ってくっけん
さばけん さばけない、はかどらない あん人は仕事がいっちょん「さばけん」
しかつか 散らかす、整理できない、めちゃくちゃ あん人の仕事は「うーしかつ」
しきらん できない そがんこと「しきらん」
じゃーこん 大根 畑さい「じゃーこん」ほいに行ってくる
じゃんね ですよ、なんですよ あいは馬鹿「じゃんね」
すっちょか ずるい あん人はほんに「すっちょか」人やっけん、注意せんといかんよ
そがんこと そんなこと 「そがんこと」言わんでよかろもん
そがんいうたっちゃ そんなに言っても 「そがんいうたっちゃ」ここにちゃんと証拠があろが
たいてまかちゃー だいたいで、いい加減なところで この仕事は「たいてまかちゃー」でよかろもん
てれーっと ぼやーっと、しまりがない あんまい「てれーっと」しとっとなめらるっばい
どうろこうろ いい加減 あん人は「どうろこうろ」やっけん信用でけん
とぜんなか 寂しい 最近ほんに「とぜんなか」、母が死んでくー「とぜんなか」
どまぐれる 放蕩する、気が狂う あん人は酒を飲むと「どまぐれんしゃ」よ
とらせる 殴る わがは「とらせられんと」わからんとやろ
なんばいいよんね 何を言っているのですか あんた「なんばいいよんね」
こいばしてくれんね
はがいか くやしい あがんことされてとても「はがいか」
ばさらか いっぱい、たくさん 今日は魚が「ばさらか」取れた
ひぐらしどい 夜暗くなるまで仕事をする あん人は昔から「ひぐらしどい」じゃんね
ひよいのよか 天気がよい きゅうはほんに「ひよいのよか」
ふゆうか 怠け者、サボリぐせ あん人はほんに「ふゆうか」人ゆんね
ほいに 掘りに 山さいタケノコ「ほいに」行ってくる
ほんに とても あの人は「ほんに」さばけんしゃ
まめか こそこそまめに体がよく動く あん人はとても「まめか」
みゃーる お参りする 命日ぐらい仏さんに「みゃーらやごて」
やっけん だから 明日学校「やっけん」きつかー
よう よく あんた「よう」そがんこと言わるんね
よかごと いい加減なこと わが「よかごと」言うな
よかばってん いいけど 事故にあわんと「よかばってん」
よかろもん じゃないですか そがんこと言わんで「よかろもん」
わが 君、あなた、お前は 「わが」よかごと言うな
そくしゃげなか