平成12年10月


平成12年10月31日(火)       災い転じて…?。

昨日の午後から頭と首が痛くて…、
今日も朝から、胃に良くないと思いつつも
我慢ができなくて、頭痛薬を。

「 こりゃぁ、洗濯物を外に出していかない方が良さそうだな。」
予感的中! 「 天気予報より早いや!」
というように、ムチウチは今も私を悩ませています。

数年前、大前研一氏を招いての県主催の
市町村合併シンポジウムに向かう途中の追突事故で、
しかも佐賀警察本署のまん前、音と同時に
警察官が飛び出して来てくれました。

先日開かれた同氏のシンポジウムに向かう際に
同じ場所を通った時は、若干、緊張運転の私でした。

しかし、ちょっとしたタイミングのづれで、
命を落としていたかも知れない事故だったので
私に人生を考える機会を与えた事は確かです。

立候補宣言の前まで、首にコルセットをはめていたので、
「 今回、出てこないだろう。」 と思っていた議員もいたようですが、
あとで、「 読みが甘かった。」 と言われたりして……
         ( 油断大敵 &人間万事塞翁が馬 )

「 いっちょここらでやったろうかい。一回きりの人生だ! 」
てな訳で、世間の追い風にも乗って、
今日の議員の私があるのです。

選挙のあり方から問うかたちでの立候補。
落ちて恥じる事も、失うものもない選挙でした。

お願いの頭を下げてくれる方々に感謝しながら
選挙期間中、「 私の為に…申し訳ない 」 とばかり思っていました。
でも、私の為に…なんて、今考えると
思い上がりだったのかも知れません。

いまでも、忙しくなった私にお惣菜の差し入れや、アドバイス、
暖かいねぎらいの言葉、忙しい中に何かと手を貸してくれたり…
皆さんに支えられどうしです。

初心を忘れそうな時、テングになっている時、
間違った方向を向いているなと、思われた時には厳しく助言下さい。
多くの議員と付き合う中で、自分を顧みる時が多々ありますが、
自分自身では気付かない事も多いのでは…と、思います。

週末の夕食は息子も帰っていて、二人の子どもと、
議員活動の事やいろいろな事を、ゆっくり話しをしたのですが、
「 誇りに思うよ。」 と言ってくれた事が、とても嬉しかった私です。

そして、議員活動をしているお陰で、
多くの出会いもあり、感謝しています

さて、10月も今日でおしまいですね。
11月は公務や、日帰り視察、関東行きなど、
何かと日程が詰まっていて……その内、12月議会が…

どこかでお会いした時は、声をかけて下さいね。
皆さん、素敵な11月をお過ごし下さい!


平成12年10月30日(月)       市町村合併勉強会。

早朝に食パンを買いに行った時、丁度、朝日が上り始めました。
なんて大きな太陽でしょう! 真紅に震えています。

パンと牛乳を買って帰る頃には、かなり上がっていて
オレンジ色の光を放ち始めていました。
思わず口ずさんだ歌が、” 朝だ、朝だよ、朝日がのぼ〜ぉる ”
年令が分かってしまいますね。

朝から庭師さんに入ってもらいました。
この方はセンスの良い若い庭師さんで、
佐賀の松原川沿いも手がけておられます。
バンドを組んでいて、カセットを鳴らしながらの仕事です。

今日は午後から 佐賀市議会棟にお邪魔しました。
市議会の新人議員の勉強会で、「 TEN 」 というのを立ち上げられて、
10人のメンバーが問題提起をし、情報の共有化をする事によって、
より効率的な自己研鑽を目指されているようです。

で、今回無理を言って、TENプラスONE にしてもらいました。
しかし、このONEが一番しゃべっていた! という感も……。
「 済みません。 何せテーマが、市町村合併だったもので…。次回もどうぞ宜しく! 」

さて、本題に入ります。
今日の勉強会は佐賀青年会議所から田島副理事長 ( 次年度会長 ) を始め、
6人のメンバーに来ていただき、市町村合併に関する意見交換でした。

このまま赤字がどんどん膨らむ自治体が増えるのを
何とかしなくては。 生活の広域化を考えても、
生活圏と納税が一致するのが良いでしょうね。

市町村合併論議の主人公は、あくまで、そこに住む住民です。
しかし、多くの情報と、議論の土俵が無い事には
関心が薄くても 当たり前。

「 あなたの自治体の経常収支比率は? 公債費比率は?
実質収支比率は何%ですか?」 そしてそれらの年度別推移は?
財布はすべて任せて預けている納税者にこそ、
知らされなければいけない情報ですよね。

「 財源がないので、ガマンして下さい。」 と一般的に言われていても
具体的な情報に欠けている行政です。

広報誌では、まちの予算が単年度でしか見えてきませんので、
私は町議レポートを通じて、財政状態を分かり易くお知らせするように
努力、工夫をしていますが、これからも議員として重要な情報発信だと思います。

また我々議員は、市町村合併推進と同時に、
国に対して ” 整備して欲しい事 ” を
強く問題提起していかなければ と思っています。

それは決して、一時的な特例措置を指すのではなく、
税配分などや、根本的な事です。
いくら、地方分権の受け皿が出来ても、赤字所帯の集まりで、
今のように地方交付金で縛り付けられていてはねえ。

合併論議と同時に、国に対して意見書を提出するくらいの動きを
やりたいものです。 公共事業、公共事業で、
地方財政の極端な悪化の責任は国にもあるのですから、
目先の特例法では、無責任です。

どちらかと言うと、日本人はお尻に火が付くまで暢気な方で、
自治体は企業のようには倒産しないと思いがちです。

福岡県の赤池町が財政破綻して、国の管理下に入ったように
「 財政再建団体 」 になる自治体が出てきます。
「 赤字自治体、皆でつくれば、恐くない 」 な〜んて、冗談は言ってられません。

次世代に禍根を残さない為にも、市町村合併を本気で考えなければ…
それも、出来うるだけ早くに! 時流で、いづれは…などと言っていては
後世に余りにも無責任な大人の目先社会です。

TENの皆さん、佐賀青年会議所の皆さん、
今日は良い勉強の機会を、有難うございました。 天(TEN)に感謝!
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。 ( だめ? )


平成12年10月29日(日)       充実した一日でした。

朝からの北早地区運動会では、
久し振りに、ご近所さんとゆっくり話しをしました。

今までは、八百屋で立ち話をしたり、道端で挨拶をしたりと
顔を合わせる機会が度々あったのに、議員になってから、
ある意味、一旦ご無沙汰してしまうので、心苦しく思っています。

多くの方からねぎらいの言葉や、私の健康を気遣って下さる言葉、
「 町議レポートをいつもありがとう 」 なんて言って頂きました。

この地区の運動会は、ずっと以前から続いているのですが、
子どもの数が少なくなった事、皆さん高齢化してきたな。 などど
改めて、感じていました。

また雑談の中で、いろいろな意見もいただき、
ちょっとしたミニ町政報告会。
お話をしていると、お年よりの方もなかなかお元気で、まだ、まだ
もっと、もっと私たち若輩者を導いて欲しいと思います。

皆さんとお昼のお弁当を頂いてから、
私は久留米の総合スポーツパークに。

息子のアメリカンフットボールの
九州学生・秋季リーグ戦を観にいきました。

9月初めからの開戦でしたが、今日は近くでもあるし、
一度は行ってみようかなと、チケットをいつも手帳に挟んでいました。

試合はすでに始まっていて……相手は九州産業大学です。
しかし、しかし、どの選手も同じ格好で、ヘルメット…
どこに居るのかな? と、息子が幼い時の母親に
何時の間にかタイムスリップしている私です。

すると実況アナウンスで 「 33番・白倉誠也君、ナイスラン、中央突破…」
と聞こえてくるではないか! それからは33を目で追いかける私です。

格闘技と頭脳プレーの交錯。 若さっていいな!!

膝の手術を2回も受けたにもかかわらず、アメフトを断念しなくて
正直、「 勝手にせい! ( このバカチンが )…後は自己責任だよ。」 と
思いましたが、プレーをみていると、その情熱も解かるような気がします。
「 あなたの口癖、出世払い…を当てにしないで、待ってます。」

ハーフタイムまでみていましたが、26対0で圧勝していました。
負けていた九産大からは8人もチアガールが来ていましたが、
「 私もスタンドで、相手のチアガールに負けないくらいの声援を
送っていたよ! あなたは私が来ていた事も気付かなかったと思うけど……」

「 33番、5ヤードナイスラン…」 など度々の33番登場。
ルールも解かってきて、面白い!

かくなる上は、11/18 春日公園球技場での決勝戦も行ってみっか!
勿論、ボンボンを手に持って チアガール顔負けの応援!
        ( 冗談ですよ。…えっ? 私ならやりかねないって?)

で、後ろ髪を曳かれる思いで、
今度は一路、佐賀のはがくれ荘へ向かい、
真島健児郎先生の 『 童画展 』 の打ち上げ懇親会に出席。

昨日紹介した、中川内さんも見えていて、
その話は、今日はちょっと長くなりますので、
後日、ゆっくりしたいと思います。

私がいない間に、気になっていた町議レポート配りを
夫と娘で済ませてくれていました。
お父さんが車の運転、加奈子がポスティングと、名コンビだったそうです。

加奈子が、「 また、いつでも手伝うよ!」 と言うので、感激していたら、
なんでも、夫は 時給アルバイト交渉したそうで、
1000円お小遣いをあげていました。 甘いお父さんです。
「 ありがとう! 」

家に帰ってからも所用がひかえており
そんなこんなで、UPが遅くなりスミマセンでした。
留守中いただいている メールの返事も待ってて下さいね。

もうすぐ、朝になりそうです。
ぼちぼち、娘のお弁当づくりをしようかな。

ちょっとお腹が空いたので、
今日の運動会の時に おばあちゃんが、他の人に分からないように、
こっそりくれたカステラを、紅茶を飲みながら 美味しく! 頂いています。


平成12年10月28日(土)       佐賀空港の絵とジャズの心 ・ 『 童画の個展 』

今日は朝から頭が痛くて、胃に良くないと思いつつも
我慢ができなくて、頭痛薬を。
数年前のムチウチは今も私を悩ませるようです。

さて、気分も少し良くなり、
佐賀市エスプラッツの3階ギャラリーで開かれている
『 童画の個展 』 に出掛けました。

これは現代童画会々員の真島健児郎先生 ( 川副町久町・在住 ) と
身体しょうがい者施設・長光園の方々の協同展示の絵画展です。

真島先生はサーカスを主な題材として描かれ、
黄色を中心とした色づかいで、
無垢なお心がそのまま絵筆に表れています。
北海道の風景なども描かれています。

また、最近題材にされている「 佐賀空港の絵 」 は、
観ていて、率直に楽しい絵で、
ジャズのスイング……音符が飛び出して来そうです。

また、同時に展示されていた
身体しょうがいを持つ方々の絵には心を打たれました。

足の指、あるいは口に絵筆をくわえて描かれるのですが、
イメージで膨らませたものを、表現する手段の不自由さを
克服するかのように、私の心に情熱として飛び込んできました。

脳性麻痺で上肢・下肢がご不自由な中川内さんが
右足の親指と人指し指の間に筆を挟んで描かれた数点の絵。
30号、50号の大作です。

絵に添えられたご本人のコメントが素晴らしく……
『 絵を描くようになって10数年経ちました。・・・・・・
私の絵を見て下さって 「 私にも何か出来るのではないか?何かしてみよう! 」 と
思って下さる方がいれば、こんなうれしい事はない。

年に1枚のペースですが、私がもし健常者として生まれてきていたなら、
きっと絵など描く暇もなく、家事や育児に追われる毎日を送っていたと思うので、
しょうがい者に生まれてきた事を 有難く思うようになりました。

”人の優しさや暖かさを他の人より強く感じられる事。”
「 人間はやる気さえあれば、何だってできる。 」 と思いますし、
限りない力を人は生まれながらに持っていると、私は信じています。

これからも私は、何事にもチャレンジしていこうと考えています。 』

真島先生は、時々長光園を訪ねられて、
絵筆を通して入所者の皆さんと触れ合っておられ、
『 沢山の芸術の本質がある。・・・身体に障害の方の素晴らしい情熱を
自分の絵の中に活かした絵が描けるように…頑張っていきたい。』 と言われました。

明日 ( 日曜 ) の午前中までの展示ですが、
いつまでも私の心に飾っておきます。

さて、明日は北早地区の運動会…久留米行き…童画展の懇親会など
まさしく東奔西走です。

しかし、服装が困ったな。 トレーナー、Gパンのラフな格好、スーツ
どこで着替えようか。時々、時間の無い移動中の車の中で
着替えたりする事も…( これ、内緒ね )

明日、武雄で開催される 地球村・高木善之ワンデーワークショップや
ふれあいウォーキング、鳥栖での柳田邦男氏の講演会、
唐津での岩国哲人氏の講演会などを諦めざるを得ませんでした。
どれも参加したかったのですが……( そりゃ、無理じゃ!ってね )

家庭の事も、勿論大切にしなくては……
レポート配りも未だ残っているしなぁ。

雨上がりの夜空に、多くの星がキラキラとまたたいています。
本格的な寒さは未だですが、夜空は冬の星座です。
明日は良い天気になりそうですね。


平成12年10月27日(金)       あぁ、情けない国会。

昨日ほどは暑くないものの、
今日も、日中は蒸し暑かったですね。

昨日は一日家に居て、「 家事や書類整理にハマるぞ!」 と
意気込んでいたのですが、
電話は次々かかるし、千客万来 ( 嬉しい事ですが ) で、家事は中断。
夜遅〜くまで、洗濯機をまわしていました。

今日は朝早くから、知り合いの人に
家の囲い塀の塗装に来てもらっています。

植木の手入れをお願いしていたのですが、昨日見に来てもらった時
「 外壁も汚れたね… 」 という事になり、
庭師さんの半ボランテイア仕事です。

私もTシャッと破れGパン姿で、外壁の汚れを
ブラシで落とす作業をセッセ、セッセ……セッセ。

午後からは 『 まちづくり仕掛け人極秘会議 』 が入っており、
出掛けなければならない時間になったので、
申し訳なかったのですが、後は任せて出掛ける用意を。

着替えて出て来たら、彼が目をパチクリで、「 ・・・ん?」
「 さっきまでと、そんなに違うかな? 」
そう言えば、彼は私がパリっとしている格好を 見た事がなかったのだ。
「 議員に見えるよ。」 「 あったり前じゃ。見違えたか!」

で、今、極秘会議中にノートパソコンで
よもやま話を打ち込んでいます。 ( 隣の太田記代子女史が、覗き込むこと…)

太田先生が 「 そのパソコンいいわねぇ。 機種を教えて? 」
「 もう少ししたら、バージョンアップしたのが出るよ 」
「 今度、白倉さんの町議レポートに投稿するね。何文字ぐらい? 」
「 先生、お忙しいのに……」 と、一番後ろで私語をヒソヒソ。
          ( 講師の先生、スミマセン…パソコンを止めま〜す )

『 ……極秘会議 』 の内容は極秘かな? でもないよね。
「 参加費2000円は安かった! ( いろんな意味で…)」

さて、昨日 『 非拘束式導入 』 法が国会で成立しました。
成立過程も然る事ながら、大事な法案を多く抱えているというのに
国会議上では、森総理の発言問題や中川官房長官の右翼・女性問題など
次元の違う事ばかり…( ったく!国民を舐めとるのか!)

その上、早くも参議院選に向けて、政界スカウト合戦が始まりました。
「 えっ? あの人も…あの人も? 何で?」 と言いたくなります。

自民党、民主党ともにスポーツ界の知名人にアタックしているもようが、
今朝のニュースで流れていましたが、とにかく知名度の高い人をという事で
候補者個人名の票稼ぎに乗り出しました。

「 どうなっとんじゃ、この国の中央政治は!!!!!!」
国会で、子どものように オイオイ悔し泣きしている場合じゃない!

何か、すご〜くおかしい日本の政治。
「 地方議員は怒ってます!」( 選挙応援はしないよ!!)

夕食後、娘が 「 何か果物が食べたい。ある? 」 と聞くので、
「 うん、あるよ。 でもお父さんは、きっと食べないよ。」
「 なぜ?」 「 パパイヤだから 」

こんな冗談を言っている場合じゃなかった。
私は怒っていたのだ!


平成12年10月26日(木)       「 ちょっと恐かった」 話。

今日も汗ばむほどの良い天気です。
私の格好はといえば…上は半袖のTシャッ1枚に、綿のサブリナパンツ。
素足にローヒールのパンプス。髪は束ねて……

その軽やかな身のこなしは、
まるで麗しのサブリナのオードリーのような……
( おっと、いけない。 また、客観評価しない悪いクセが…)

朝からの晴天に 毛布類を洗い、
庭は干された布団に占領されています。
「 あぁ、暑い。少し風はありますが…。」

ひと段落付いたところで、横になったら、
ぐっすりと寝込んでしまい…友人からの電話で起こされました。
「 せっかく、気持ち良く寝てたのに……全く、悪友です!」

で、今日の題の 「 ちょっと恐かった。」 ですが、
佐賀市から佐賀空港に通じる道路を 早朝に通った時、
空港大橋の両側の照明灯に、鳩が並んで止まっていました。
真っ白い鳩もいて、平和な一日の始まりの光景です。

「 あっ、ここにも、あそこにも…あちらの照明灯には、カチガラスも…」
全世界によもやま話は発信されていますので、
説明をしておきますが…( 誰が見てるか!って?…まぁまぁ )
カチガラスとはお腹の白い、小振りのカラスで、佐賀の県鳥です。

鳩の群れも次々にやって来て、照明灯に止まります。
橋の上から田んぼを見ると、これ又、
遠目に分かるほど、丸々と肥った本物のカラスの群れが……

あちらにはサギが…、と、と、と、あそこにもカラスの大〜群。
げ、げ、げ、あちらにも…こちらにも…カラスや…鳩が…
サギが…カチガラスが…雀までも恐くなって…

おまけに、サギが左折した私の車に当たらんばかりに……
まるでヒチコック映画 『 鳥 』 のような朝でした。

オーバーだとお思いでしょうが、実は実話なのです。
この異常気象といい、人類危うし!です。


平成12年10月25日(水)       講座が2つ。

午前中は 『 川副町ふるさと学教室 』の2回目。テーマは「 佐賀の方言 」。
今日の講師は、かの有名な 相浦 實先生。 北山少年自然の家の前所長です。
( ところで、どうして少年自然の家なんだろう? 少女も行くのに…)

相浦先生は佐賀東高、県庁、そしてまた東高、また県庁と勤務され、
退職された現在は、佐賀女子短期大学の講師、県・子どもクラブ連合会顧問、
有明佐賀航空少年団団長などをされています。

先生の名刺の肩書きは 『 自由人・相浦 實 』 。 その裏面には、
バナナのたたき売り保存会会員。子どもに野糞を体験させる会会長。などなど
ユニークな紹介が並んでいます。

子どもに野糞を体験させる会とは …
( 上品な私!?に不似合いの言葉。食事中の方にはスミマセン )
国際社会に対応する人間育成論に基づきます。

つまりですね、日本ほどトイレのきれいな国はなく、
おまけに最近は、除菌・滅菌・殺菌ばやり。臭い消しまで使います。

水洗トイレになっているにもかかわらず、
学校で用を足せない子どもがいるばかりではなく、
用を足せない先生まで出て来ているとか。

しかし、世界的には良い環境のトイレばかりではなく…
で、「 国際人をつくろうとと思ったら、野糞ができる人 」
なのだそうです。( な〜るほど、一理ある!)

講演の内容も面白く、笑いっぱなしの ( ゲバゲバ ) 90分でした。
( ゲバ、ゲバって分かる?…分かるなら、私と同年代だ!握手 )
相浦先生とは金曜日に 『 まちづくり仕掛け人・極秘会議 』 で、又お会いします。

先生の著書 『 ふるさと・あのころ 』 は、
佐賀新聞に114回にわたって連載されたエッセーを
まとめられた本です。

シャイなご性格か あまりPRもされず、出版社をお聞きしようと思ったら、
カバンの中に数冊持って来られてました。 ( 道理で重たそうなカバンだった )
消費税をマケていただき、済みません 。 代わりに町議レポートを…。

『 ふるさと・あのころ 』 は、昔なつかしい遊び、学校、農作業……
50年前の少年時代を再現された 心温まる1冊で、
読んでいるうち、思わずニヤニヤ。 そして吹き出してしまいます。
             ( 定価は1300円+税。 佐賀新聞社発行です。)

そして午後からは、ひたすら町議レポート配り。
待っていて下さる方がいて、幸せな事です。

宛名ラベルの印刷が未だ出来ていませんので、
郵送分はもうしばらく待ってて下さいね。

夜は、報道と女性研究会代表の木村京子さんを招いての
『 メディアの中の性表現を考えるセミナー 』 がアバンセであり、
佐賀新聞の記者と同じ机でメモを取りまくるほど、面白い内容でした。

テレビ番組やCMでの女性に対する性表現に 目を覆う事がありますが、
新聞報道においても多くの問題点が見付かります。
女性軽視の新聞記事を意識して探してみれば、容易に見付かります。

ご参考までにメディアとは、手段とか媒体という意味ですが、
ミディアム ( 中間 ) の複数形で、ラジオ、テレビ、印刷物、
集会、…その他類似の集まりと定義されています。

それから嬉しい事に、最近多くの方からメールを頂戴します。

昨日のよもやま話の 『 無言館 』 を読んで、Yさんから届いたメールに
数十年前の高校2年の時に行かれた 旧海軍兵学校 ( 広島県の江田島町 )に
展示されてあった 潜水艦人間魚雷 「 回天 」 の事や、
戦死された方が家族や友人、恋人に宛てた最後の手紙の事。

そして、戦死された伯父さんの話が書かれてありました。
Yさんは戦後生まれなので、その伯父さんとは面識がありませんが、
お母さんの話では 「 とてもきれい好きで、やさしい人だった…」 そうです。

長く書いていただいたメールの最後に、Yさんは
「 …自分の意思でなく若くして死んでいった人の事を考えると、
今の世の中は間違っている。……」 と。
ほんとに、人の命も自分の命も軽視し過ぎますよね。

Yさんには未了解ですので、ご本人の文章は載せられませんが、
つたないよもやま話に このようなメールを返していただいて、
とっても嬉しいです。 ありがとう。

しかし、今日は暑かったですね。
11月が来るというのに、
半袖のTシャツを着ていても汗ばむのですから、
この気候は、どうなっているんでしょう。


平成12年10月24日(火)       『 無言館 』 をご存知ですか?

『 無言館 』 の作品が、福岡市の福岡県立美術館で
「 祈りの絵展 」 として、来月の12日まで開かれています。

『 無言館 』 は、長野県・上田市南郊の塩田平を見渡せる
小高い丘にあり、野見山暁治画伯の戦没の友への鎮魂の志に共感した、
窪島誠一郎氏 ( 無言館々長 ) が、遺族の協力と多くの賛助金により、
1997年5月に開館されました。

真上から見ると十字架の形をしている建物は、
コンクリート造りの質素なもので、その中には、戦争で亡くなった
美術学校生徒の遺作が、300余点展示されていています。

当時は学生を召集するために、繰り上げて卒業させる事が多く
ある青年の家は農業を営んでいたが、美術学校の費用を捻出するために
兄弟全員が進学を諦めて家業を手伝っていた。青年は一家の代表として
今の東京芸大に通ったが、たった2年で繰り上げ卒業にされて、召集。
ニューギニアで26才で戦死した。 戦地で描かれた家族団欒の絵 。

ある青年は戦地に発つ時がきたが、絵は完成していない。
家の外では日の丸をもった近所の人が、青年を見送る用意をしていた。
「 あと10分、あと5分、描かせて欲しい 」 とキャンパスに向かう。
そして 「 きっとこの絵を完成させるために生きて戻る…」 と言い残して
出征したが、彼もルソン島で27才で戦死した。

また、ある青年は恋人の裸体を描いて遺した…… など、
明日が約束されない生命が描いた、感動を与える数々の絵。

私の一番上の兄も戦争から帰った後、
胸を患って29才で亡くなりました。

神戸工専をオール優の総代で卒業した、
頭脳明晰な優しい人だったそうで、
おんぶされて一度だけ、私は病院に居る兄に会ったそうです。

ちなみに、母は10人の子どもを育てて、3人亡くしています。
父も母も一人っ子だったので、多くの子どもの居る家庭をもったと
言っていましたが…時代だったのでしょう。

その兄に想いを寄せてくれていた女性は、
兄が亡くなって生涯独身を通し、故郷の熊本で元気に過ごされています。
兄とは結ばれなかったのですが、私にはお義姉さんと呼びたい人です。

お義姉さんが 「 清い交際が悔やまれる。兄の子どもを産んでおきたかった。」 と
ずっと以前に、私の姉に話していたのを聞いた事があります。
未だ子どもの私には、込められた深い意味が解らなかったのですが……。

絵心のあった兄の遺したアルバムには、
写真と共に得意のスケッチが多く描かれています。
悲惨な戦地で描いたのに、明るいスケッチはまるで北斎漫画のようです。

以前に 『 無言館 』 の事を知って、是非訪ねてみたいと思いながら
その機会に恵まれないままになっていました。

300点の中から今回160点の作品が福岡にやってきて
今も争い事の絶えない世界に、平和憲法を持つ我々に、生命を語りかけてきます。

戦争がなくても、明日は何が起こるか分からないものです。
かと言って、刹那主義になる訳には行かないけれども、
精いっぱいの人生を、賭けてみたくなりますね。


平成12年10月23日(月)       県・町村議員研修会。

佐賀県・町村議員研修会が文化会館で行われました。

県下の議員で、会場はいっぱいになり、
知り合いの議員と 久し振りに顔を合わせて
会話も弾み、お互いの健闘?を確認。

午前中は成蹊大学名誉教授の 佐藤あつし氏による
【 分権社会における議会の役割 】 の講演。

『 議会は民主主義社会において基本である。
それをはっきり立証していかないと、定数削減や議会不信任につながる……』 事や、
『 今度の ( 地方分権一括法施行 ) 条例改正が勉強の良い機会だったが、
全国の7割以上が、委託で済ませた……』 と言っておられました。

そして、自治体の監査システムの事も
『 自治体OBと議員による監査の批判が多い中、
外部監査や連合監査を取り入れて行くべきだ。重箱の隅とつつくだけではなく、
方向性を正す責務の大切さ…・・』 と言われていました。

くしくもこの事は、今回の私の町議レポートのテーマでもあり、
内心、ニヤニヤと聞いている私でした。

町議レポートでは、「 自治体OBによる身内監査と、議員による素人監査への批判が
全国的に高まっている中…」 と、お叱りを承知で、ストレートな表現をしていますが……。

中味の濃いお話でしたが、大学の先生らしく、講義といった感じで、
ちょっと退屈だったのが、正直な感想です。
『 日本の地域開発 』 や 『 転換期の地方自治 』 など著書も多く、
各種委員会にも多数参加されています。

その体験に基づいた話の締めくくりに、議員をウンと持ち上げた
発言をされたのには「 本音かな?」 と思ってしまいました。

昼食後はNHK解説委員の藤田太寅氏による 【 転機にたつ日本経済 】 で
藤田氏は、ニュース11を担当されている、わりとハンサムな方。

ジンム景気…イワト景気…イザナギ景気…などの話に続き、
公共投資で経済回復をしてきた社会からの脱却…
『 経済社会の土台がこんなに変わってきているのに
上部構造を変えないで良いわけはない。……』 と力説されていました。

上部構造とは、市町村合併や省庁再編を指し、
税制改革も含まれるのだと思います。

講演会終了後は川副の議員で懇親会をもちました。
勿論、自費です。( 念の為 )

アルコールが潤滑油になって、
本音で話す ( ぶちまける ) 事も時には、いいものです。

議員をしているからこそ、講演会や視察の機会に恵まれます。
そんな時に情報発信していく事も、大切な活動の一つだと思っています。
つたない報告ではありますが……

「 あっ、いかん! もうこんな時間。 おやすみなさい。」


平成12年10月22日(日)       久し振りに、公務オフの日曜日。

娘の加奈子は、日曜の今日もテニスの部活に出掛け、
「 私たちも、出掛けようか?」 などと言いながら、
何となく時間は過ぎて行き…テレビを見ている静かな休日。

午後からは部屋の片付け。
かなり気合を入れて取りかかったものの、
分類に時間がかかってしまい、整理・ファイルまでいかなくて
却って、部屋いっぱいに広がってしまった書類。

我々には議会棟に部屋がなく、書類はすべて自宅に
持ちかえりますので、いつでも手に取れる事は良い事なのですが
議員活動1年半で、その量は半端じゃありません。

何かの時に役立つだろうと、一応取って置いた資料を
見直し、廃棄し…時間のかかるものです。( あぁ、普段の怠慢のツケが… )

明日は佐賀県町村議員の研修会が入っていて、
久し振りに顔を合わす議員仲間。 楽しみです。

秋たけなわ、皆さんはどのような休日をお過ごしでしたか?


平成12年10月21日(土)       許容範囲。

何かと用の多い中で、どれを選択していくか?と
悩む事がよくあります。

公務でない限り、原則、先に入っている予定を
優先するのですが、重なる時には重なるものです。
そんな訳で、月例会をいつも欠席してしまう会合もあります。

事務的な事でも、本来、「 うん。任せときな!」 と言って、
ポンと胸の一つでも叩きたい性格ですので、
時間が取れなくて、心苦しく思う事もしばしば……。

一つ一つは大した事では無いように思えても、
それが重なっていくと、パニックを起こすほど、
雑務に追われていく事があります。

急に公務が入ってきたり、重要な会合が入ってきたりで、
動きが取れなくなる事もあり、「 ワ、ワ、ワ…あちゃ!」 と、
断りの電話を入れる時は、心底辛いです。

以前はコンサートなどのチケットもよく買っていたのですが、
数ケ月後の予定が立ち難くなった今は、さっぱりで、
もう少し整理をしていかなければ…と思うこの頃です。

張り過ぎても駄目。弛んでも駄目。
その当たりのバランスが必要な今日この頃です。


平成12年10月20日(金)       いっぷく。

今日は清掃センターにダイオキシン検査の立会いに。
本年度から検査種目も増え、業者の方からの説明を受けました。
この件に付いては、少々長くなりますので、別途報告します。

その業者の方の、コテコテの大阪弁を聞いて、
懐かしさのあまり、抱擁しそうになった私です。

午後からは、ひたすら町議レポート配り。
ある会合の扉を開いたら、お茶のお点前の最中でした。

「 丁度いい所に来たね。 一服いかが? 」 と言われて、
頂いたお薄の美味しかった!事。

そう言えば、以前はよくお茶を点てて飲んでいました。
外から帰ってきた家族に点てたり、娘に作法を教えたり、
その ”ゆとり ” をこの所、忘れ気味かも知れないなぁ。
お抹茶を買って帰ろう、と思っている私でした。

今日、頂戴したお点前は、
朝からパタパタしていた私の心にまで、染み込む一服でした。


平成12年10月19日(木)       スカたん?

午後から、娘の高校の保護者会に出掛けました。

2年生でのコース選択の説明に先だって、
佐賀大の荒巻軍治先生の講演があり、
地震工学が専門の先生らしいお話を、興味深く聞きました

「 ふ〜ん。なんでや? という、知的好奇心を持つか、
持たないか、その差は大きい。」 と、話されていましたが、
私の周りでも、知的好奇心を失わない人は、いつまでも若いです。

『 大学が高校生に期待するもの 』 の講演を聞いていて、
私はメモる事しきり。 先ずは 『 相手の話を聞く能力……そして、
自分で調べて、動く……、自分の言葉でプレゼンテーションをやる。』
「 成るほど! 我々議員にも言える言葉だ! 」

その後の説明会では、相変わらずの偏差値評価。
少子化により、大学の生き残りが言われる中、入試形態が
変わりつつあると言われながら、能力輪切りの評価重視ですね。

余談ですが、スカートを短かくする事を、スカ短と言うそうです。
私の娘も、許容範囲とスカ短の接点を見付けている 年頃です。

さて、朝夕は少し冷え込むようになりましたね。
風邪を引かれませんように。


平成12年10月18日(水)       出会い。

『 川副ふるさと学教室 』 と受講しました。
今日は第1回目で、” 川副町出身の偉人たち ”

神戸から嫁いだ私は川副町の歴史をあまり知らなかったので、
前に一度受講した事がありますが、
議員になって川副の自然、歴史、産業、文化について、
改めて学びたいと思ったからで、全5回の日程です。

川副町で生誕した 佐野常民伯は先見の明と
近代的感覚をもった明治の巨人。 日本赤十字の創始者として、
博愛の里・川副町の原点です。

日本最初の蒸気船 「 凌風丸(りょうふうまる)」 が造られた
佐賀海軍所跡地も早津江に残っています。

" じょうご谷民家 ” の 「 山口家住宅 」 は旧状をよく留めていて、
国の重要文化財の指定を受けています。

龍造寺隆信が、水が江城奪回への兵を整えた史跡もあり、
その場に立つと、時を越えて私たちに語りかけてきます。

また、干拓の歴史を刻むわが町には、あちこちの水路に
堤防の名残である ”笹垣 ” が残っていて、先人の汗の匂いを感じます。

川副町は干拓と、戦さと、博愛。 博るほどに、ふるさとの魅力を再発見。

私と川副町との出会いは、まだまだ続きます。

また、人生で掛け替えのない財産は、人との出会い。
女性、男性を問わず、多くの友人に恵まれています。

SOSを出したら、すぐに飛んで来てくれる人。
会って取りとめも無い話をしているだけで、心が慰められる人。

「 議員をしていると、ある意味、人が悪くなるよ。」 と
忠告してくれた先輩もいましたが、性格はそうそう変わらず、
いつも、本音の発言を通して来た私です。

「 そんな事、言ってないよ!」 という事を耳にする事もありますが、
いつかは、真実が分かるもので、そんなつまらない事に
係わっている時間が惜しいし、同レベルにはなりたくありません。

また、正直言って、人脈づくりの集りには ” うんざり ” を
感じてしまう事が度々あります。

もともと、友人は多い方だったのですが、
議員活動をさせて戴いている今は、交友関係がより広くなりました。

情報も惜しみなく提供し会って、打算抜きの仲間です。
しあわせな議員だと、つくづく思うこの頃です。

勿論、よもやま読者の皆さんとの出会いにも感謝です。
「 いつも、ありがとう! 」


平成12年10月17日(火)       朝からハイ?…はい。

今日は朝からレポート配り。
人に会う約束も入っていて、まさしく東奔西走の一日。

13:00からは ” 川副ネットワーク ” に出席。
今日は佐賀新聞のレポーターの方も見えていて、
いつも良い記事を書いている彼女と、久し振りに会いました。

確か、私と同い年だったと思いますが、
相変わらずハツラツ・イキイキの彼女でした。

今日の川副ネットワークのテーマは
『 介護老人の口腔ケアの重要性について。』
意義深い話し合いが行われましたので、後日詳しく紹介したいと思います。

で、ジプシーキングス ( 殿さまキングスじゃないよ )の
CDを聞きながらの打ち込みです。

今、ボラーレがテレビのCMで流れていますが、
朝から、( 早朝のUPになってしまい…) ラテンの
ハイなリズムが流れるわが家です。

何で聞いたか…? 何かのテープだったかな?
『 元気とは気の元。 周りの人をも元気にする……。』 と。
さあ、元気に家族を起こしましょう!

読者の皆さん、今日も素敵な一日を!
じゃ、ね!


平成12年10月16日(月)       こりゃ、いかん。

ちょっとサボると、すぐに溜まる書類。
週に一度は整理しなくては…といつも思っているのに、 
又もや雑然となった書斎に入る度に、こりゃ、いかん!

今読みかけの本が、5冊。
最近特に文学書などは、とん〜とご無沙汰。
人から借りっぱなしの本が…、こりゃ、いかん!

そう言えば、庭の手入れも怠りがち。
以前は手入れが行き届いた自慢の庭を
遠方から見に来る人もいたのに…、こりゃ、いかん!

さっきまで、うたた寝をしてしまった。
ソファーで寝てしまったので、なんか首が変。
寝不足が続いて、お化粧のノリも悪い…、こりゃ、いかん!

今日のよもやま話は、何を書こうかな? と
安易に、タイトルを先に決めたら、これ以上書き(け)ませんが…、
なんだか次々に、「 こりゃ、いかん!」 が浮かんで……う〜ん!

本当に、「 こりゃ、いかんな。」 ( しきりに反省している私です。)


平成12年10月15日(日)       忙しい一日でしたが、ハリキッテます!

昨日遅くまで、集まってくれたサポーターが
今日は早朝より、手分けしてのレポート配り。

当の私は、昼過ぎまで、児童館開催の飛行機大会や、
中川副幼稚園の運動会などの行事が 入っていました。

飛行機大会は、佐賀空港開港の前の年から始まって、
今回、第4回目です。

秋祭りや、中幼稚園の運動会、佐賀元気まつりなどの
行事と重なってしまったので、参加者は昨年より少な目でしたが、
それでも、75名の参加のもと、行われました。

前もって貰った飛行機材料を、各家庭で組み立てて
滞空時間を競うもので、幼児のゴム動力飛行機部門、
小学校1・2年生のAオリンピック、3・4年生のAユニオン、
5.6年生のBフェニックスと、全国競技飛行機を飛ばします。

最初、幼児の部を見ていましたが、お父さん、お母さんが
飛行機のゴムを目いっぱい巻いて指導の 熱意をよそに、
滞空時間1秒の直下型飛行をする子どもがいて、お父さんはガックリ。

開会の挨拶と、表彰後の総評を頼まれたのですが、
ライト兄弟が1903年に人類史上初めて、200mを50秒間飛んだ話を例に、
あれから、ほぼ100年後の今では、宇宙にも行ける時代になった…。

ライト兄弟の記録50秒を目指して、翼に乗せた君たちの夢が未来に
羽ばたいて行く事を……と挨拶したら、みんな頷きながら聞いてくれました。

お陰で私も、童心に帰った時間を過ごす事ができ、楽しかったです。

記録係や審判をお手伝い下さった 老人クラブの皆さんや
ボランティアの皆さん、お疲れさまでした。
子どもたちが、老人クラブの皆さんのアドバイスを真剣に
受けている光景を見ていて、嬉しくなりました。

夕方は私もレポート配り。夕日が落ちるのと競争です。
あちこちで暖かい声を掛けて頂き、疲れも吹っ飛びます。

家に帰ると、レポートを読んだ方から早速の電話が入り、
励ましと ねぎらいの言葉を頂戴しました。

走りまわるので、「 過酷労働だ!」 とお互いに言いながら、
よくやってくれる仲間に恵まれた事を、有難く思います。

天気の良い日曜日を返上して、集まってくれる仲間。
恩を着せるでもなく、ごく自然体に私の活動を支えてくれ、
且つ、リードしてくれている……。 なんて幸せな事でしょう。
   ( えっ? そんな事を書かれると、もう抜けられないって? )

改めて、「 ありがとう!」


平成12年10月14日(土)        町議レポート完成。

今日、 『 新しい佐賀を考える住民会議 』 主催の
『 広域まちづくり討論会IN佐賀 』 がメートプラザでありました。

〜生活圏をひとつのまちに〜 と市町村合併を考える催しですが、
私は所用を済ませて、後半の討論会から参加しました。

佐賀大学の田中教授を始め、佐賀住民会議の方々が
パネラーを務められて、美人の高木さんもパネラーの一人。

とっぱしから、会場の意見を求められた討論会は初めてで、
市町村合併に賛成、あるいは、反対の意見が、活発に述べられていました。

アドバイザーで参加されていた自治省の方には、
もの申したい事も多々あったのですが、ちょっと遠慮してしまいました。

というのは、H17年期限の市町村合併特例法の後、
税配分も見直しが必要で、国はそこまで考えているのか?

また、これから地方交付税が減少されるのは 分かっていますが、
まず、バラマキ補助金も根本的に見直す必要性があるのでは。

合併の最大メリットに、人件費や事務費削減などがあげられますが、
中央行政がもっと、もっと合併行革をして、
人的経費を削減する姿勢が必要とも思われます。

合併により、地方分権の受け皿ができても、
自主財源の見直しがなければ、赤字世帯の集りでは限りがあります。

私には、中央省庁が地方に対しての手綱を弛める論議が
欠けているように思えてなりません。

先ずは、主人公であるところの住民が、
市町村合併を論議する土俵をつくる事が必要です。

と同時に、合併はしなければならない事ですので、
我々議員は、メリット・デメリット論議以上の観点から
多くの勉強して行きながら、合併推進を唱えて行きたいと思います。

話は変わって、今日、友人に印刷を手伝ってもらって、
『 町議レポートNo6 』 が完成しました。

今回はいつもより早い仕上がりなのも、
「 来週、再来週は農作業で忙しいので、今度の日曜日に
配っちゃおうか! 」 と言った友人の一言です。

内心、 「 こりゃ、エライこっちゃ! 原稿を急がねば。」 と思ったのですが、
『 窮鼠ネコを噛む 』 と言うか、『 火事場のくそ力 』 と言おうか、
何とかなるものです。 ( 何とかしてくれたのは、サポートのお陰ですが……。)

先ほどまで、みんなが集まってワイワイ、ガヤガヤ賑やかに話しながら、
レポートを2枚にセットする作業を手伝ってくれました。

いつも私を支えてくれる、有難い仲間の手を借りて、
明朝6時から配り始めます。


平成12年10月13日(金)        1市2町 グランドゴルフ大会。

大川市・諸富町・川副町の議員親善グランドゴルフ大会が、
筑後川総合運動場でありました。

午前10:00から始った全員協議会が、急いで食べた昼食後も続き、
14:00から始る大会々場に急いで向かいました。

費用は議員積立てによる 互助会費で賄われますが、
議会事務局職員の手を借りての大会は批判もあるところで、
今後検討して行かなければならないのかも知れません。

我々のチームには、川副町議員が二人、
江口澤巳議員と私です。 二人とも病み上がりで、体調もイマイチ。
「 二人で一人前。」 と冷やかされ、本当は途中棄権を考えてのスタートでした。

ところがどっこい、二人ともナイスプレーの連続で、私なんぞ、
50mのホールインワンまで出しまして……、
グランドゴルフの先輩を差し置いて、私がチーム優勝。
総合結果は川副町が優勝、2位が諸富町、大川市が堂々の3位でした。

その後開かれた懇親会には行政の四役も加わり、
久し振りにお会いする首長、議員と話が弾みました。

大川市は福岡県、諸富・川副町は佐賀県。 筑後川で隔たっていますが、
お隣同士の市町村議員の交流も意味のあるものです。

懇親会場に向かう途中の空、とっても綺麗な夕焼けでした。
重なった小さな雲が茜色に輝いて、まるで、西の空いっぱいに
火の鳥が羽ばたいているような手塚ワールド。

さてさて、町議レポートの原稿を今日中に仕上げねばならないのに、
少々頂いたアルコールが邪魔をして、只今深夜。
一眠りして、脳を休めてから、また続きをする事にします。

ところで、懇親会で他町の議員から勉強会に誘われたのは嬉しいのですが、
多くの方から、「 お噂は覗っております。」 とか、
「 ご活躍振りは聞いております。」 とか……( どう言う意味やろか? )


平成12年10月12日(木)      町議レポート作成中。

今回でNo6になりますが、毎回、思考錯誤で、
友人たちから参考意見を出してもらい、また
多くの支持者に応援されて、本当に幸せな議員だと感謝しています。

今日は家に帰るなり先ず、あのクレオパトラが好んだ
ミルク風呂に入り、リラックス。

夕食も終わり、只今、町議レポートの原稿の最終見直し中。
ちょっと休憩してのよもやま話UPです。

今回の1ページ目のスタッフの声は是非、読んで下さいね。
最近インターネットを始めた友人の原稿ですが、
今まで、「 パソコンは自分には無縁?だ。」
と言っていた彼だけに大拍手です。

で、ネットを始めたきっかけに、
よもやま話 見たさも手伝ったとか。
よもやまファンクラブにご入会、有り難うございます。
             ( ウル、ウル、ジ〜ンです )


平成12年10月11日(水)      なんて暑い日。

10月も半ばが来ようとしているのに、
日中の暑いこと、暑いこと。
毎年、こんな気候だったかしら?と
地球温暖化を真剣に心配している私です。

朝、いつもより早目に始った広報委員会に向かう途中、
早くも薄っすらと汗ばんで…秋の日が一番紫外線が強いんだよなあ。

今夜は友人が集まってくれて、町議レポートの編集会議。
つい先ほどまで、例によって原稿のチェックを受けました。

適切なアドバイスをもらって、今回はあまり赤ペン修正も入らず、
少しホッとしながら、パソコンに向かっている私です。

このよもやま話でもそうですが、文章というのは、
放たれた時点で、一人歩きをして行くものです。

読み手によって様々な解釈があり、
また、書き手の人格もあらわしてしまいます。

私の町議レポートは少々?難しいかも知れませんが、
読み辛い部分はお許し願います。

予算なども、1年間の流れに沿いながら、
全体が見えるように工夫しています。 ( そこが、大切だと思うのです。)

町政に係わった議員が、一般の方々に情報発信をして行く事を
何より大切に思い、作成しています。

明日も仕事だというのに、
遅くまで集まってくれて、ありがとう!

「 よもやま話はここいらで、早く町議レポートの原稿を!」 と
スタッフの声が聞こえて来そうなので、ここいらで……。


平成12年10月10日(火)       ちょっと疲れた日。

連休に英気を養ったばかりなのに、疲れている。
何故だろう?

今日は朝から広報委員会。
夕食の買い物をして、家に帰る頃には、
とっぷりと暗くなって…。 陽が短くなったものです。

先ずは洗濯物を取り入れて、留守電を聞く。
朝セットして出る留守電には、いつも数件の電話が入っています。
しかし、メッセージまで入っている事は珍しく
聞いてみると 「 相談があるから電話下さい。 」 との事。

夕食の準備が気になりながら、連絡を取ってみたところ、
なかなか込み入った話のようで、後日会う事に。

先方にとっては朝から電話して、やっとついた連絡なのに、
あわただしい話し方をしなかっただろうか? とふと思いながら、
夕食の準備に取りかかる。

「 議員の仕事ではないと思うので、そういう話は○○にして下さい。」 と言う、
勇気?も持たねば。とつくづく思う。

しかし、困っておられる相談事の内容によっては、
そうもいかない時もあるし……その当たりが難しい。
というのは、システムの欠陥が見えてくる事が多々あるからです。

ご飯も炊けて、その内、夫と娘が帰り、今日あった事を話しながら、
すでに始っている、女性塾の会合が気になっている私。

やっとパソコンに向かう時間を見付けて、
少しイライラ気味だった今日を、反省しながらの打ち込みです。
「 私らしくないぞ! 」 と言い聞かせながら……。
ゆとりの無い自分は、相手も疲れさせるものです。 ごめんなさい。

さあ、早いとこ家事を済ませて、お風呂に入ろう。
今週は公務と私用に予定満杯の週です。


平成12年10月9日(祝)        充電OK。

公務オフで迎えた連休2日目。 今日は早起き。

「 温泉にでも出掛けようか! 」 という事になり、
娘を誘ったけど、友人と勉強の約束があるとか。
ついこの間までは、何が何でもついて来てたのになあ。

この所、考え事の多かった私には、
頭の中を空っぽにする時間も必要です。
ゆっくりとお湯に浸かって、マッサージをしてもらい、極楽、極楽。

明日からは又、忙しい毎日が詰っていますが、
バッテリーはフル充電。

ありゃ、りゃ。 若干、過充電?
と、いう訳で、今日は取りとめも無い よもやま話。
頭の中が、少しボーっとしています。


平成12年10月8日(日)      思いつくままに。

朝から少し頭が重い。 ( 夜更かしするからじゃ!…ハイ )
それでも、テニス練習試合の加奈子を送り、
お堀端で 早朝の空気をしばし満喫し、気分をリフレッシュ。

と、までは良かったのですが、
家に帰るなり再び布団の中に…
結局、午前中はグウタラ、グウタラ……

で、今日のよもやま話は、
思いつくままに……。

『 たゆとうとも、沈まず。』
たゆとう事は必要だ。 柔軟性。
揺らいでいるからこそ、中心点がシッカとある。

しかし、ポピュニズム…ゲイゴウするなかれ!
あなたの為の政治はしても、一人の為の政治はするな!

正論を吐く……。
吐き切る事が出来るかどうか? が問題だ。

この時代、斬新なアイデアが必要。 しかも、他に先駆けて。
斬新な事をするには、勇気がいる!


平成12年10月7日(土)      1市4町行政懇談会。

佐賀市・諸富町・東与賀町・久保田町・川副町が集まって
モンクールコトブキで、行政懇談会があり、参加してきました。

それぞれの首長、助役、収入役と
参加議員62名が集まっての会合です。

今回、それぞれが提出した議題は、

川副町……佐賀空港の充実について。
東与賀町…有明沿岸道路の早期整備を。 広域観光ルートの設定を。
久保田町…県道江北芦刈線の久保田町、佐賀市への延長について。
佐賀市……地域高規格道路・有明沿岸道路の早期整備促進について。
        佐賀空港の振興と九州国際空港誘致について。
諸富町……有明沿岸道路の早期整備促進と国道444号線の整備。
        国営幹線水路 ( 徳永線 ) の整備について。

その後は会場を移動して、懇親会に。

2次会は皆さんをお見送りして、
家に早く帰ろうと、夫に迎えに来てもらったのですが、
久し振りに寄り道をしようかと、行き付けの店へ。

「 アメリカ大統領選、ブッシュ、ゴアのどちらを支持するか?
日本経済に及ぼす影響は? 」 など、
お店のマスターとかなり高度な会話を楽しみ……
帰宅したのが随分遅くなり、その後はバクスイしてしまいました。

UPが遅く、すみません。

この1市4町の懇談会は、以前に開催していたものが、中断。
再び、昨年から始めたそうです。

広域行政が進む中、それぞれの市町村から
問題も提起され、意義のある会合だと思います。

しかし、折角一堂に会するのですから、
もっと有意義な会合にしないと、勿体無い感がします。

当番は持ちまわりで、来年は川副町が担当します。
是非、多くの議員のご参加を!


平成12年10月6日(金)      文字化け。& ダイオキシン検査の事。

今日は地震があったにもかかわらず、
その時間、車で移動中だった私は全然気付いていない。
全く、暢気坊主です。

阪神・淡路大震災以来、日本は火山列島の上に在るという、
当たり前の事実を再認識させられる昨今です。

さて、「 よもやま話のバックナンバーを懐かしさのあまり(?)
開くけど、アラビア文字が出てくるよ。」 というメールを頂きました。

「 バックナンバーを? 光栄だなぁ。」  but
発言責任も同時に感じている私です。

で、そのアラビア文字らしきものは、
暗語でもなんでもなく、単なる文字化けです。

原因はよく分からないのですが、
時々起こるのです。 私も時々怒りますが……。

そんな時は、応援して下さい! いや、違った、
表示(V)のソース(C)を開いて、エンコードで自動選択をして下さい。
アラビア文字が解読?できます。

話は変わって、今日、川副町・東与賀町清掃組合から
ダイオキシン検査立会いの通知が届いていました。

清掃議会で 「 住民代表として、立ち合わせて欲しい。」 と
要望したところ、江口管理者 ( 川副町長 ) が快諾されて、
昨年から、議員が立ち合っています。

排ガスは厚生省から、どこの施設も測定を義務付けられていますが、
土壌検査などは任意です。 当施設では測定しています。

正確な測定方法 ( 時間帯や採取場所など )に沿って、されているかどうか?が
大きな問題ですので、立会いも議員の重要な役目だと思います。

それと、検査料は結構高くかかります。
「 県に測定施設があるのに何故、大阪の民間に測定依頼しているか? 」
という意見も前回出しました。

執行部は 「 県に出した方が高く付き…結果までに時間もかかる」 との事ですが、
それなら、何の為の県施設か? という事になります。
当然の事ながら、県費も我々の税金投入です。

有効でないなら、善処すべきで、
活用されない測定施設になってしまいます。
そのあたりの要望を、それぞれの施設管理者から
出してもらうよう、意見を述べています。

折角、何年か前に ( 一昨年だったかな?) につくった設備ですから、
県議、事情調査を宜しくお願いします。
市町村の清掃議会から要望していく方法もあります。

他市町村のダイオキシン検査は、どこに発注しているのでしょうね。
やはり同じ理由で、民間委託だと思います。

今回の検査は、10月13日(金) に1回目、1号炉の排ガスと
焼却灰、飛灰、放流水、作業環境の測定をし、
10月20日(金)に2回目の検査。2号炉排ガスと、地下水、土壌を測定します。

希望があれば、一般町民の方も立ち会っていいと、私的に思います。
施設内ですので、許可はいると思いますが。

明日は1市4町 ( 佐賀市・諸富・東与賀・久保田・川副 ) の
行政懇談会が入っています。

8日、9日は連休で、私も公務オフ。
どうのように過ごそうかしら! ( ワク、ワク )

現実は家事と、町議レポート作成になると思いますが……。
サポーターの方から 「 いつ集まるの? 日程を空けるよ。 」 と催促?があり、
うれしい事です。 ( いつもながら、感謝しています。 早目に? ハーイ。)


平成12年10月5日(木)      閑話休題。

雲ひとつ無い ( 本当はあるけど ) 秋晴れの良い天気。
今日はこれと言って決まった予定が入っていない 久々のオフデー。

かと言って、この晴天を見れば、じっとしてはおられない。
「 フローリングにカーペットを敷こう。 」 と
ソファーを動かしたら、あらら、大掃除に発展。
掛け布団も丸洗い。 ほかほか布団に主婦としての満足感。

窓を開けたら、爽やかな風が入ってくる
今朝の我家での会話。

私 : いい季節だね。
   私の人生も一番いい季節。
夫 : 9月だね。
私 : 5月という訳にはいかない?
夫 : 気分はね。
私 : じゃぁ、あなたは何月?
夫 : 君が議員になってから、
   サポーターの僕は、毎日が大晦日。

座布団、一枚! ( 引っ剥がそう )


平成12年10月4日(水)      福祉でまちづくり委員会。

今日は広報委員会が、朝から夕刻までビッチリあり、
少々疲れ気味の頭です。

質問した議員自らが書いた原稿に、誤字脱字が無いか?
言い回しがどうか?一般町民が読んで理解し易いか?
などを見ていき、結構時間がかかりますが、
執行部の答弁を改めて読む事で、勉強にもなります。

委員会終了後は執行部を回り、意見交換をし、
『 福祉でまちづくり委員会 』 に出席のため、
急いで佐賀医大へ向かう。

今日の勉強会は、佐賀医大の斎場教授のお話を聞きながら、
神戸市にある 『 プロップステーション 』 のビデオを見ました。
『 プロップ…』 とは、竹中ナミさんを中心としたNPO団体です。

しょうがい者の方がパソコンを通じて、意思の伝達をされている様子や、
社会参画をしておられる様子が映し出されていました。

パソコンへのデーター打ち込みの仕事で、大企業と契約し、
データー転送で、生活の基盤をつくって行っておられます。
パソコンはしょうがい者の方にとって、強力且つ有効な媒体ですね。

生活…教育・研修…労働を、個人の意思を尊重しながら、
単なる保護の対象ではなく、主体的に社会活動ができるよう、
選択肢を広げていく社会づくりの必要性を感じながら、
ビデオを見ていました。

斎場先生いわく、
「 施設入所は保護し過ぎて、在る能力まで削っている。……」 と。

人はいつも何かに挑戦している。
人はいつもチャレンジドなのだ。

委員会も終わって、駐車場の車まで歩く途中、
「 この間まで、私も入院いてたんだよなぁ 」 と、
ご一緒だった方々に思いを馳せながら、
消灯された病室の窓を見上げていました。

そよぐ風も一気に秋めいて、
虫の声もずいぶん大きくなりましたね。


平成12年10月3日(火)      西の空はカンバス。

残照に染められた秋の雲が、
どこまでも、どこまでも広がった空。

夕刻の西の空をカンバスにして、
自然界が織り成す色彩のハーモニー。

今日は(も) 結構バタバタと過ごしていた私は
しばし車を止めて、何とも言いようの無いくらい
色彩が美しく溶け合った、大自然のカンバスに見入っていました。
カーステレオからはお気に入りの歌が流れています。

心あたたかい隣人に囲まれている。また、何の気構えも無く、
自分をさらけ出せる友人にも恵まれている。

公務に充実した時間が過ごせる幸せ。
議員活動は私に向いているようだ。
所詮、自分は自分以外の何者でもない。などと、しばし哲学?の時間。

しかし、いつまでも ポケーっとしてはいられない。
洗濯物も干されたまま。 娘もお腹を空かして帰ってくるだろう。

心は焦りながら、もう少し残照に見とれていたい。
日常につい埋没されそうな、自分らしさ。 心のふれあい。

今夜は、娘が編みかけているマフラーを手伝ってあげよう。
明日も朝から広報委員会。 おやすみなさい。


平成12年10月2日(月)      広報委員会。& 本音と建前??

今日は朝から 『 議会だより 』 編集広報委員会。
先ずは、質問者自らが720字以内に書いてきた原稿の
読み合わせから始めます。 ( これが、一番時間のかかる作業です )

朝からの曇天の割には、
頭もすっきりしていて、気分も爽快です。

ところで、森総理が又もや問題発言をしてしまったとか。
「 無知 」 「 無理解 」 と非難が相次いでいるそうです。

その発言とは、28日の衆院予算委員会で、
総裁に選ばれた経緯が密室会議だった事を批判されたことから
「 私生児のように生まれたと言われるのは、大変不愉快だ。」 と言ったとか。

この発言は社民党の福島瑞穂さんを始め、自民党内でも批判は強く、
非難が沸き起こる中、森総理は発言を取り消したものの、
「 神の国 」 発言や不適切な発言の連発に対して、
女性議員の間に講義を申し入れる動きも出ているようだ。

婚外子をめぐっては1996年に法制審議会が、
差別撤廃を盛り込んだ民法改正案を答申。
国連の人権委員会も日本に差別撤回の勧告をしていますよ。
「 私生児のように…」 と会議上で、一国の総理がねぇ。

男女共同参画基本法が制定されましたが、
男性の表向きの発言と、素顔とのギャップを感じる事が、時々あります。
それが議員ともなれば……考えてしまいます。
勿論!一部の方である事は言っておきますが。

先日の某議会での事。
一般質問に立ったM議員が 「 県立高校で実施されている伝統行事の
ファイヤーストームは伝統的に男子だけだが、
男女共同参画社会と言われる今日では 時代遅れ…」 と発言した時に、
何かとヤジと飛ばした男性議員が数人おられました。

私には、質問に対するヤジの内容も然る事ながら、
質問者が女性である事を軽視している態度に思えて不愉快でした。

ところが、その後のご自分の一般質問で、
「 男女共同参画基本法の推進を! 」 と強く言っておられたのには、
全く驚きました。 ( あいた口が塞がるのに数時間かかりました )

「 登壇して言ってる事と、自席での発言が違うじゃんか! 」
議事録や新聞活字だけで、エセ姿勢を判断するのは難しい。 要注意ですね。


平成12年10月1日(日)      雨上がりのコットンフィールド。

と、なる筈でしたが、棉の実がはじけるのが遅く、
枝の多くが、硬いままの実でした。

ちなみに、なぜ開花が遅いか、と言うと、
土地が肥沃で、枝葉が大きく成長し、蕾を付けるのが遅かったからです。

朝から正午までに、約500人の方が佐賀空港の東側の集まって、
近隣市町村からも家族連れで参加されて棉摘みをされていました。

今日は、摘んだ綿の実を 『 さねくり 』 ( 種繰りを方言で、こう言います )
糸を紡ぐ事も体験できました。 ( 昔経験したご年配の方が張り切って指導下さいました。 )

タマネギや栗などの自然素材で染められた より糸の見本を置き、
はた織の体験コーナーもあり、子ども達が器用に、根気強く織っていました。

同時に鍋島段通も展示され、高級品なのですが手触りを楽しむ事が出来ました。
皆の手は汚れていたと思いますが、オウヨウにかまえていただき
ありがとうございました。 世界に誇る鍋島段通を大切に守っていきたいですね。

鍋島段通は、しなやかな綿織物ですが、
干拓で栽培された綿が最高だと言われています。

綿の種は綿の実にしっかり巻き付いていますので、
来年用の種を取る為に、さねくり機をつかいます。
昔の洗濯機の絞りローラのような物で、種だけ手前に残します。
        ( えっ、そんな洗濯機は知らないって?…ホントかな?)

先日私たちがお手伝いして作った棉の木のドライフラワーが
実がはじけて、綺麗に出来上がっていました。

今日の朝市のまごころ授産所コーナーで、一束500円で売られてましたが、
不思議な宇宙空間を思わせるドライフラワーですので、よく売れていたようです。

まごころ授産所とは、知的障害者の皆さんの活動拠点ですが、
皆さん活き活きと通所されています。
私たちの備わらない能力をお持ちの方も、きっといらっしゃる筈。
潜在能力がもっと開くチャンスを、一緒に考えていきましょう。

今日はコットンフィールドには早かったようですが、
関係者の皆さんご苦労さまでした。

町長、助役も企画商工観光課はじめ、職員の皆さんお疲れさまでした。
特に森課長のハマッた姿、かっこ良かったですよ!
役場職員の皆さんの自主的参加というのが嬉しいですよね。

で、コットンフィールドになるのは……11月初旬です。
その時期にご案内しますので、ご家族連れで見に来て下さい。 綺麗ですよ!

夜道での事。 闇中に咲いている大きなひまわりの花が、
何か不思議な光景をかもし出していました。
一方、羽を震わせて虫たちも秋を伝える事をはじめました。

日中はまだまだ暑く、半袖服ですが、毎年こんな気候だったかしら?
秘密の栗拾いの場所に出掛けてみるかな。
今年の栗拾いはタイミングが難しいなぁ。 ( う〜む )