平成15年10月 


平成15年10月31日(金)    佐賀市長は1市3町案を。

今日も かくありなん…
『成人学級』に
『エンジン01オープンカレッジ・日本・サガ』に
『ふれあいコンサート』、『婦人会支部長会』と
まぁ!何と多くの行事が入っていました。

昨夜、寝るのが遅かったせいもあって、
少々疲れ気味でしたが、
そうも言っておられません。

朝早くに起きてミルクティを飲みながら
気持ち良い外の大気を吸って…

飛び込んだ新聞記事は
「佐賀市が1市3町案…合併枠組み見直しへ」

今日、佐賀市議会の議員全員協議会が開かれ、
執行部が説明をされたようです。

私のところにも
マスコミを始めあちこちから電話が掛かってきます。

この件については
改めて見解を出します。

川副の未来を考える会が主催した
『ふれあいコンサート』は
普段、娯楽の機会が限られがちの
しょうがい者の方々と一緒に生の演奏を楽しみました。

まごころ授産所の方たちも
楽しそうに終始、笑顔の時間でした。

日本・サガに見えた高野孟さんと ふれあいコンサートの会場は満席で、
秋の夜を生演奏で楽しみました。
子どもたちのボランティア演奏も。

平成15年10月30日(木)          神無月。

神無月も明日でお終い。

明後日からは11月に入り、
昔で言うと、霜月になるというのに、
この暖かさは どうしたことでしょう。

この頃、車の中でよく聴く曲は
陽水の『神無月に囲まれて』

以前はそうも思わなかったけれど、
聴けば聴くほど良い曲。

時々、
感性を擦り減らしてしまいそうな時があります。

そんな時、
移動中の車の中で聴く音楽が
私の安らぎ…
私の時間…

どうしようも無いことだってあるのだから…

必要以上に深く考えないで…
素直な心を取り戻し…
時には馬鹿になってみる…


深呼吸…


平成15年10月29日(水)    ライトファンタジー。& 合併懇話会。

夕方、佐賀市内を通っていると、
えらい渋滞!

明日から始まるバルーンフェスタの前夜祭、
ライトファンタジーの点灯式とパレードがあるため、
佐賀中央大通りは歩行者天国になっていました。

今夜は川副町での『市町村合併懇話会』があるため、
会場に向かいましたが、
前半の説明の進め方は分かっていましたので、
後半の意見交換から傍聴しました。

懇話会の皆さん、住民の方々の意見を
聞くのは付託を受けた議員として
大切なことなので、
合併懇話会の傍聴は欠かせません。
今日のいろんな意見が出されていました。


ところで、参院埼玉選挙区補欠選挙が
26日に行われ、

自民党公認(公明、保守新推薦)の新人で
前県議の関口昌一 氏(50)が、
民主党公認の新人、
歯科医院院長・島田智哉子氏(41)と
共産党公認の前参院議員・阿部幸代氏(55)を破り、
初当選されました。

衆院選の前哨戦に位置づけられた補選でしたが、
投票率はなんと!27・52%と低く、
前回参院選の52・61%を大幅に下回りました。

かつて知らない低投票率の影には
幾つかのメッセージが隠されているのも確かで、

参院の埼玉選挙区は6議席で、
今回の補選は、
8月の埼玉県知事選に出馬した前参議院議員の
浜田卓二郎氏の議席を埋めるものですので、
当選者の任期は来年の6月までとなります。

ルール上は議席を補わなければならないのですが、
あと10ヶ月の在任期間に
有権者の関心も薄かったのでしょう…。


衆院選公示日の今日、
夜のニュースで筑紫哲也がコメントを出していましたが、

投票率の低かった埼玉補選は
「選挙区が、もし、100人の村だったら、
100人中、14人の支持を得て、国会議員に当選…」

日本は独裁国家ではなく、
民主国家なのです。

1票の権利を手に入れるために
どれだけ戦ってきたことでしょう!


「民度に応じた地方議員を選び、
 民度に応じた国会議員を選出する」
という言葉がありますが、
投票権を行使しないのでは話しになりません。

国によっては、
最低得票率を決めている所がありますが、
とにかく、不思議な国、日本です。


平成15年10月28日(火)      衆院選公示。

今日、衆議院選挙が公示されました。

佐賀選挙区では予想通りの顔ぶれでしたが、
STSニュースで、
「佐賀小選挙区2区では民主党不戦敗」とコメントされ、
全く、その通りですね。不戦惨敗です。

政権公約選挙と言われる今回の選挙ですので、
「国政にかける思い」をしっかり聴いて
投票に臨みたいものです。

それにしても、
自民党候補の出陣式の動員は相変わらずで、
桁違いです。なんなんでしょう。

国民(有権者)も「目先の損得」に惑わされず
「何が本当に大事かを見極める」ことが求められる
今回の選挙です。


平成15年10月27日(月)   臨時議会。日本シリーズ最終戦。

今日は臨時議会が開催されました。
議会を召集する暇(いとま)が無いと
認めたれた無い場合、首長の権限で予算をつける

専決処分としての
衆議院選挙と最高裁判官国民審査に関する
補正予算749万7千円と

高祖教育委員の退任に伴い
田中トキ子さんを新教育委員に任命することを
同意しました。
川副町の教育委員4名中、2名が女性の委員です。


さて、今日は日本シリーズの最終戦。

お互いホームグラウンドでしか勝てない
「内弁慶試合」とも言われ、
結果、4対3で ダイエーの優勝!

テレビにかじり付いて観たかったのですが、
川副町女性塾の会合が入っていて
泣く泣く…でした。

ビデオに撮っていたのですが、
結果が分かっているので、
全く面白くありません。(トホホ…)

この日本シリーズ。
やっぱり、ファンを楽しませてくれました。
「ありがとう!」


晴れ渡った秋空を仰いで、
ラムネの一気飲み。(ん?手前は夫かな)

平成15年10月26日(日)    地区の運動会。&…。&…

このところ、よもやま話が少し長めですので、
今日は短くいきます。
(単なる手抜きとちゃうか?…いいや、端的にいきます)

秋晴れの一日、
地区の運動会がありました。

私たちの子どもが幼かった頃から続いている
親睦を兼ねた運動会で、
あの頃、若かった近所のおばさんも
杖が必要になったりで、月日の流れを感じます。

いつまでも、いつまでも
元気バリバリで 戴きたいと心から願います。

運動会の後は皆でお弁当を食べて
ワイワイガヤガヤの時間です。

久し振りに会う近所の子どもは
びっくりするくらい大きくなっていて、
その分、こちらが確実に!年令を重ねているのですね…

♪花の命は結構 長い…
なんて、コマーシャルソングもありますので、
私の花も今が盛りかな?(なんちゃって…)

ま、気持ちだけは青春真っ只中です!
向学心も若いモンにゃ負けましぇん。

運動会の後も
個人的な会が二つ入っていて
出会いに感謝しながら歓談をしました。

という訳で、今日はもう寝ます。
「おやすみなさい」


平成15年10月25日(土)     昨日のサミット。& 4候補の政策を聞く。

今日は公務の入っていない一日でしたが、
プライベートの用が何やかや飛び込んできて、
結構に忙しい一日となりました。

さて、昨日の『介護保険推進全国サミット』の
続きです。

昼食後は全国サミットの締め括り。

高橋紘士 氏(立教大教授)を
コーディネーターに

・池田省三 氏(龍谷大教授)
・斎場三十四 氏(佐賀大教授)
・大熊由紀子 氏(大阪大大学院教授)…興味深いHPをお持ちです。
・中村秀一 氏(厚生労働省老建局長)

各氏による
「介護保険の進化のために」と題した
パネルディスカッションでした。

斎場先生はいつも通りの歯切れの良い口調で、
厚生労働省の方に対しても
現場重視の意見を出されていました。

デスカッションの中で度々出てきた
富山県の惣万佳代子さんの民営ディアケアサービス
『この指とまれ』は「富山モデル」とも言われ
全国に発信されています。

佐賀市議会の所轄の委員会で視察に行かれたようで、
本田議員が、ご自身のHPの10/22(水)の「日刊耕一郎」で
詳しく視察報告をされていますので、
ご参考のためにこちらからどうぞ。

二日間に渡った
『介護保険推進サミット in おおむた』のプログラムは
どれも実りの多いものでした。
実行委員会の皆さん、快い持て成しを有難うございました。

斎場先生はいつも歯切れの良い話を… 北茂安小学校での
「明日の佐賀を考え政策を聞く会」


終了後、
大牟田から北茂安小学校に車を飛ばし、

佐賀1区で衆議院立候補を表明しておられる4人の
「明日の佐賀を考える政策を聞く会」に向かいました。

政策を聞く会は、
北茂安町のまちづくりグループ「地域活性化青年会議」が
政治への関心を高めてもらおうとの初めての試みです。

始めにそれぞれの候補から10分間の制限時間で
政治への思いや政策を述べられ、

一番最初に話された福岡さんは
その後の予定の都合で退場されたようで、
遅れて行った私は聴くことが出来ませんでした。(ザムネム…)

質疑応答の時間では、
これからの農業政策のあり方や
政権公約いわゆる「マニフェスト」の意義などについて
会場から質問が出されていました。

4人の候補予定者を一堂に会しての
政策を聞く会は画期的なことで、
マスコミも大勢見えていました。

28日が公示で、11月9日投票。
いよいよ選挙戦突入です。
各候補のご健闘を思いながら帰って来ました。


地方自治の観点からの座談会

平成15年10月24日(金)  『介護保険推進全国サミット』2日目。

大牟田市で開催されている
『介護保険推進全国サミット in おおむた』
2日目です。

昨日の分科会は
「ケアマネージメントシステムの検証と展開」に
参加しましたが、
ケアマネージャーの役割が介護保険のすべてを決めると言っても
過言ではありません。

しかし、ケアマネジャーは忙しく、
カンファレンスに時間を費やすことが
できない現状があります。
処遇改善も必要だと思っている一人です。

遠方から参加されている方は宿泊されていましたが、
私は日帰りでの参加でしたので、
今日は9時から始まる講演にあわせて、
7時過ぎには家を出ました。


9時からの特別講演は
「市町村合併における福祉行政の課題と展望」

講師の大森 彌 先生(千葉大学法経学部教授)の著書は
幾つか読んでいましたので、
話される内容がスっコラと頭に入ってきました。
月刊誌「ガバナンス」などにもご意見をよく述べられています。

続いての座談会のテーマは
「市町村合併による地方自治の今後」 〜福祉の広域化への対応〜


高橋信幸 氏(長崎国際大学教授)を
コーディネーターに

パネリストは
・坂本昭文 (鳥取県西伯町長)
・後藤國利 (大分県臼杵市長)
・澤井 勝 (奈良女子大教授)
・山崎史郎 (厚生労働省老建局総務課長)

地方分権の試金石ともいわれる
介護保険の取組みと問題点が提起されました。

後藤市長は
公会計システム導入の早期導入や、

就任以来、ウェブ上で
「フロム市長トウ職員」
「フロム市長トウ市民のみなさん」を発信されていますので、
市のHPのこちらからご覧になってみて下さい。

ちなみに、後藤市長は
風邪「ゴトウ散」の元・社長だった方です。

それにしても
西伯町の取組みはスゴイですね!

介護保険は住民サイドの視点で進められ、
知事の権限委譲により、
「全国で初めて事業者の指定権限をもった連合」です。

余談ですが、農地転用の許認可権も
西伯町はもっています。

鳥取県といえば
片山善博知事ですから、
知事の考え次第というところでしょうか…

午後からも有意義な時間を
過ごしましたが、
長くなりますので、続きは明日にします。


「ただいまぁ!」

ん、ん…
夫の機嫌が良くない…

帰りの車の中で
日本シリーズの野球放送を聴いていましたので、
想像はついていましたが、ダイエー応援に
苦虫を噛み潰したような不機嫌は想像以上で、
9回を待たずに(フテ)寝にいってました。


平成15年10月23日(木)      『介護保険推進全国サミット』

今日、明日と
『地域婦人連合会・全国大会』が開かれます。

今年は佐賀が当番県で、全国からのお客さんを
お迎えしての一日目のイベントが行われました。

が、私は前々からの予定の
『介護保険推進全国サミット』が入っていましたので、
午前中だけ『地域婦人連合会・全国大会』に出て、

午後からは大牟田市での
『介護保険推進全国サミット in おおむた』に
出向きました。

このサミットは「福祉自治体ユニット」が母体で
秋田県鷹巣町などでも開かれたことがありますが、
4回目の今年は近場で、幸せでした。

北海道から沖縄まで、
福祉関係者、大学教授、厚生労働省、行政関係など
多くの人が集まっておられました。

1日目終了後の交流会まで参加し、
帰路についていると
日本シリーズは白熱戦の様子、
丁度、9回の表で家にたどり着きました。

ウゥひょひょ・・・いい試合!

阪神が勝利し、試合は振り出しに。
2試合連続「さよなら」は20年振りだそうです。


平成15年10月22日(水)     今度は長袴の裾を。

北朝鮮から二日続けて短距離の2発のミサイルが
日本海に打ち込まれました。

届くわけは無いミサイルですから、
大袈裟にはすべきではないのでしょうが、

「確認しておりません。日本海と言っても
日本に打ち込まれているわけではないでショ?…」という
福田官房長官のコメントを聞いて
「ほんとに危機管理は大丈夫なのかしら…」と
不安になります。

さて、
道路公団の藤井総裁に対して、
石原大臣は「(20日にも)解任します!…」と
言っていたのですが、

小泉総理は
「早くやれば良いというものではない。急ぐべきではない…」と
見解を出されました。

以前に田中眞紀子さんが
「改革をやれやれと言って、
 私のスカートを踏んでいたのは小泉首相」と言いましたが、

今度は吉良の首を取りに行こうとする、
もとい、藤井総裁の解任を急ぐ、
浅野匠頭守の、もとい、石原大臣の
長袴の裾を踏むのでしょうか?

小泉総理は何故そう言ったのか?
選挙前に出るかも知れない何を
恐れているのでしょうか?

事実の究明なくして、
今までの総括がなくして、
決して、改革はあり得ません。

藤井総裁が辞表を提出を拒否したことを聞いて
「意外だったねぇ…」と
相変わらず人ごとのような感想を漏らすのではなく、
総理としての強い姿勢を示してもらいたいものです。

話は変わります。

ニュースであっていましたが、
東京都は
「校長や教頭を降格させる制度」を導入するそうです。

イジメの事実に目をつむり対処を怠った校長や、
懲戒免職処分を2度受けた教頭が
降格の対象だそうですが、
この判断は教育委員会に委ねるそうです。

東京都のみならず、
教育委員会の役割はこれから益々大きくなります。

ところで、
11月に東京で開かれるセミナーで
清水聖義市長(太田市)と西尾理弘市長(出雲市)の
「教育委員会制度改革」の講座を聴きに行く予定です。
(私もセミナーの運営委員のですので…)


群馬県・太田市の清水市長といえば、
全国で初めて黒塗り公用車を廃止したり、
数多くの著書も出され、
改革派市長として有名ですが、

ポツポツ喋られて、
ちょっと見た目は「おじさん風」というのが
又、素晴らしくて、
私が尊敬しているお一人でもあります。

清水市長の講演は
過去2回聞いた事がありますが、
今回のテーマ「教育委員会改革論」清水視点は
非常に興味深いです。

その他にも数多くの講座があり、
2泊3日のセミナーですが、
セミナー参加費2万5千円。

往復の交通費、宿泊費などを考えると、ちょっとイタイのですが、
内容からしてゼッタイものです。
(こういう時、政務調査費の支給があればなぁ…)

例えば、参加費がタダでも時間が勿体無い講演と、
ウン万払っても聴きたい講演があり、
「価格と価値」ですね。


平成15年10月21日(火)     かわそえネット。& 商工共済被害者の会。

午前中は家で冬支度をしていました。
要するにセーターを出したり…
厚手の布団を干したり…
寒がりのロッポのためにも、
犬小屋の敷物を替えたり…です。

お天気が良かったので、
仕事が捗り、張り切っている私に
裏庭で満開の銀木犀が甘〜い香りを放って、
ちよっとアンニュイな気持ちに引き込みます。

午後からは
『かわそえネット』の月例会議が開かれ、
会場の保健センターは満員でした。

今日のテーマは「口腔ケア」で、
県・歯科医師会地域福祉委員会の会長でもあられる
服部先生からスライドを使っての
お話をうかがいました。

『かわそえネット』は13時〜14時までの
ジャスト1時間の会議ですが中身はみっちりで、
他の自治体からの視察も多いです。
詳しいことはこちらからご覧下さい。


「口腔ケアは自立や生活の質を向上させる出発点…」と
言われています。

老人の直接死因が多い肺炎の80%は
口の中のバイ菌が原因とも言われ、
以前にも、医師会学会での研究発表で
「口腔ケアと肺炎抑制」という講演を聞いたことがあります。

しかし、以前にも書きましたが、
自分自身での口腔ケアは習慣のものでもありますので、
介護保険制度を利用する前からの
「口腔ケア指導」も必要だと思います。

また、介護保険制度において、
「オムツを替えてサービス何点…」とかいうように
下の世話にはサービス基準がはっきりしていますが、
「口腔ケア」に関しては
はっきりした基準が設けられていません。

介護保険制度の中に「口腔ケア」を
位置付ける必要があり、
ここは大いなる問題点と私は考えています。

「口腔ケア」に関しては
中部広域連合での「介護予防対策」の中でも
取り組んでいただきたい事業です。

その後、2、3の課を回り、
14時からは佐賀市立図書館で開かれた
「佐賀商工共済被害者の会」に出席しました。

会から各党にも声を掛けておられたようでしたが、
共産党、民主党、公明党からの出席はあり、
自民党と社民党からは出席者がありませんでした。

確かに県が監督を怠った責任はあるのですが、
県にアルゼンチン債などの債権買取を要求するのは
「法の外」の対処ですので、

「法の内」で対処できる
「理事長、理事責任を問うべき」と私も考えます。

それには先ず、事実解明が急務で、
もし、問題をすり替えるようなことがあるなら、
それこそ問題です。


さて話は変わりますが、関西地方は雨の為、
日本シリーズ第3試合は中止になりました。
早目に夕食を済ませるように段取りを
していたのですが…。

昨日、今日は新月でしょうか…
月が見当たりません。

その分、星が綺麗で、
オリオン座がくっきりと見えています。
日中は暖かいですが、
星座は冬の訪れを教えてくれます。


平成15年10月20日(月)       おかしい今回の解散・総選挙。

先日のラジオ出演の際でも言いましたが、
今回の解散、総選挙は
「憲法の解釈からして、おかしい…」
問題提起をしておきたいと思います。

そもそも衆議院の任期は
来年の6月までで、本来は、
任期満了まで務めるものです。

「内閣不信任の可決に対抗する手段」として以外は、
衆議院を勝手に解散できない。
つまり、
首相が時期を選んでできる
「解散権」なるものは無いはずです。


今回の解散は、
与野党に強い反対があるわけでないし
その是非を争うような場面も無い解散で、

ここに、
衆参同時選挙を拒んだ前与党の構想が見え、
解散権の正当性がない乱用?とも言える大前提を
有権者はつかんでおかなければなりません。

何故なら、私たちは
「この人」と思える人に4年の任期で
国政を託したのですもの。
国民を無視した「バンザイ」です。

以前にも書きましたが、
マスコミも国民も
「いつ解散するのか?」「総選挙はいつ?」にばかり目がいき、
肝心の「解散理由は?理由の正当性は?」を
言及しないのが、
「マスコミの不思議」「日本人の不思議」ですね。

自民党総裁選で再選された小泉総理の「目玉改革」は
道路公団、郵政民営化を中心とする「構造改革」で、
「総裁選の公約は自民党公約である…」と
言い切った方です。

しかしながら、
自民党のマニフェストを見ると、
大反発が出た党内の意見調整のためのマニフェストとしか
言いようが無い。

道路公団と郵政事業という「大利権集団」の改革をしようという時に、
派閥に属する誰もが納得する調整は、
ほぼ不可能で、ある程度調整はできても、
あとは、強行突破で行くしかないでしょう。

吉良の首、いや、藤井総裁の解任を
迫る石原大臣ですが、
戦々恐々とされている議員が居るのは確かで、
この先が気になるところです。情報はすべて出すべきです。


ともあれ、
選挙の前哨戦はヒートアップしてきました。

自民党のマニフェスト(政権公約)も出ましたので、
各党のマニフェストに関しては
後日に分析してみたいと思っています。


平成15年10月19日(日)     日本シリーズ観戦。ドキドキワクワク…

今日は福岡ドームでの
ダイエー VS 阪神 第2戦を観に行きました。

プラチナチケットとも言われる
今日のチケットが手に入った事を
2、3の人に言うと、

「○万円でも手に入らんのに…」とか、
「そのチケット、ニセモノと違うか?」とか、
まぁ、いろんな反応をいただきましたが、
ニセモノチケットでもなく、内野の特上席でした。

数日前に夫の友人から電話が掛かり
チケットを2枚、
あるルートで用意してくれたとの事。

丁度、昨日
息子と娘も帰宅してたので、
1枚のチケットを巡って三者会談の結果、

「僕たちはまだまだ人生の先が長いから…」という、
嬉しいような、嬉しくないような理解で
私が一緒に行くことに相成りました。

チケットをまわしてくれた友人は
仕事がダイエー関係なので、
当然、1塁側のダイエー席でした。

私は
ダイエーのファンでもあり…
阪神の大フアンでもあり…

ダイエーの帽子にタイガースのTシャツを着て
出掛けることで、自分を納得させました。
(家族からは「そんなどっち付かず、リンチに遭うで…」と言われましたが…)

しかし、なんぼなんでも
1塁側で縦ジマのユニフォームを着る勇気がなくて、
胸に「虎」のプリントをしたTシャツを着て、
隠れキリシタンの気持ちでした。

夫の同窓生とも久し振りにお会いし、
6人で観ていましたが、

試合は終始ダイエーが押し気味で、
途中からは帽子を脱いで
完全に阪神に大声援を送っていた私です。

ダイエーの帽子にTシャツ胸には
「虎」のプリント(こちらをクリックしてみて…)
3塁側の虎キチは総立ち応援です。
熱狂的で、ちょっとコワイ…
掛布に、江夏に、落合に・・・・
後ろの放送席には豪華な顔ぶれが。


結果、13:0 で
ダイエーのワンサイドゲームでしたが、
放送席の前だったので、後ろを振り返ると、

江夏に、掛布に、元・西武監督の森、
元・阪急監督の上田、落合に・・・・・・と、
豪華な顔ぶれが揃っていました。

それにしても、
3塁側の阪神フアンは応援リーダーのもと
熱狂的な声援でした。
ぐるっと周って、覗いて見ましたが、
チョイ、ガラ悪し…。(ま、そこがイイことかな)

ダイエーは2勝を背負って
明後日、阪神球場に乗り込みです。

投手は多分、私の好きな和田ですから、
頑張って欲しい!

阪神は勿論、負けるわけにはいかない!ので
「何がなんでも頑張れ!」
(21日は和田を登板させないでよぉ…)

今回の日本シリーズは
4:4じゃダメ?


平成15年10月18日(土)      作品展「い・の・ち」 & 寝ながら考えた…。

今日も多忙な一日でした。

そんな中のホッとタイム…
「佐賀新聞社ギャラリー」で開かれている
『多郎浦和子・久保博盟・倉富博美 作品展』
・・・い・の・ち・・・(き方・の・ちがい)
を観に行きました。

多郎浦さんは車椅子で
かなりの重度のしょうがいがありながら
パソコン、絵筆、海外旅行、相談員などなど
アクティブな女性です。(HPはこちらから)

久保さんは聾唖のしょうがいがありますが、
研ぎ澄まされた感性で、
絵画、能面、彫刻、太鼓演奏、などなど
マルチ的な創作活動をされています。

そのお二人の師でもあられるのが、
人形作家の倉冨先生です。

  つらい
   ときには
     空を見て

  うれしい
   ときには
     足もとを
         見よ

多郎浦さんの作品 久保さんの作品 (倉富先生の作品の中の言葉です)
 わたしには わたしの花を
  あなたには あなたの花を

 
  いっぱい 咲かせよう
   一度きりの人生だもの
倉冨先生の作品 「孔子像2003」 久保さんと倉冨先生


多郎浦さん、久保さんは良く存じ上げているのですが、
倉富先生とは初対面でしたので、
お会いできるのをとても楽しみにしていました。
想像通り、物静かな素敵な方で、
今度、多久市の工房にお尋ねします。

「白倉さんのHPを見て…」という方も
会場に見えたそうで、嬉しかったです。
作品展は明日の17時迄です。


さて、話は変わりますが、
日本シリーズ第1戦はダイエーが9回裏で
さよなら勝ち、5:4で先勝しました。

それにしても、ファンの期待を裏切らない
「いい試合」でしたね!

阪神の広沢が何と、41才にして、
今日は5番バッター!

一方、ダイエーの村松は
鎖骨骨折から見事復帰!
星野監督が一番イヤとする選手だそうです。

ベテラン伊良部も好調だし、
私たちミドルには嬉しい活躍です。


熱狂ファン対策として、
大阪トン堀では欄干を板で覆うなど
飛び込み防止策が図られていますが、
「飛び込む人は どないしても飛び込むだろう…」と言う
民衆のコメントが出ていました。

しかし、
「誰も注目しなかったら?」
「誰も あおり立てなかったら?」
「観衆が誰ぁ〜れも 居なかったら?」

という訳で、
当日は一般通行を規制して、
トン堀を仕切って、戎橋の下は
バキュームカーのウンチを放ち…

などなど、トン堀ダイブの防止策を
寝ながら考えてました。(ニヤニヤしながら、真面目に)

内心は滅多と無いフィバーなんだから、
「いいジャン…」と、思っているのですが。
ケガ人がでなければ…
カニの目玉さえ無くならなければ…


予告…
明日はドキドキワクワクの日になりそうです。


平成15年10月17日(金)   Nヤンキース優勝。& 明日から日本シリーズ。

今日は公務も会議も入っていない
フリーな一日でした。

晴天に布団を干し、
押し入れに半年入っていた毛布もさっと洗って、
いつ出番がきても良いように準備万端です。

家事をしながら、
全米リーグ優勝の最終決戦を観戦。
ワールドシリーズ進出の大一番に
すべてをかけた一戦でした。

同点のベースを踏んだ松井は歓喜して、
まるで火を噴いてゴジラが飛び込んで来るようでした。

延長に入った11回で、アーロンブーンの一振りが
Nヤンキースの優勝を決め、
松井の活躍を喜んで、
私も家で一人ビール掛けを。(しなかったけど…)

さて、日本シリーズも
ダイエーVS 阪神 戦が明日から始まります。

星野監督が日本シリーズ終了後、
ユニフォームを脱ぐことを表明して、
寂しい限りですが、
健康上の理由なので致し方ありません。

何事も健康でいてこそですから、
私もあまり忙しくしないで、
たまには息抜きをしながら、頑張ります。
(畏れ多くも、星野監督と私がどう結び付くのじゃ!って?…ファンの一人でーす)


平成15年10月16日(木)  ラジオ出演。& 明日は藤井総裁の聴聞とブッシュ大統領来日。

午前中は各誌に目を通し、
最近のニュースを多角的に整理しました。

私は主に政治、経済面のニュースコメントを
出していますが、いつもながら
生番組は緊張します。


ところで、明日10時から
日本道路公団の藤井総裁の「聴聞」が開かれます。

辞職要請を拒否した総裁を解任する
手続きの一つとして行われる「聴聞」で、
原則非公開ですが、

藤井氏側が「非公開では十分な審理が行われないままに
手続きが打ち切られる恐れがある」と
異例の公開要求を行ったため、
公開で実施されます。

今回は報道陣の取材が許可されました。
しかし、撮影、録音は開始前だけに制限されています。


夕方にはブッシュ大統領が来日し、
小泉首相と固い握手を交わすことになります。

日本はイラクの復興支援に対する当面の支援として、
ここ1年間で総額15憶ドル(約1650億円)の
無償資金を供与することを決めました。

世界銀行などの試算によると
イラクの復興支援は4年間で550億ドルほど
見込まれるそうです。

ブッシュ大統領は
「小泉首相は良い法案の作成に全力を尽くすと
約束してくれた。その約束は守られているようで、感謝している」と
コメントしていました。

二つのニュース…
新聞やテレビでは「聴聞」のニュースの方が
トップで大きく取り扱われています。

ブッシュ大統領と小泉総理の会談内容の方に
国民は注目しなければならないのですが、
日にちをぶつけた「目そらし」情報操作を感じてなりません。

そういえば、
石原大臣が藤井総裁に辞任を言い渡した日も
民主党と自由党が合併した党大会の日という
タイミングでした。


平成15年10月15日(水)     町村議員研修会。& 明日はラジオ出演。

今日は佐賀市文化会館で
午前、午後と『町村議員研修会』がありました。

年1回、顔を合わせる議員もいて、
挨拶などをしたり、話が弾みます。

午前中は
小川和久 氏(国際政治・軍事アナリスト)で、
「国際情勢と日本の危機管理」と題した
講演がありました。

イラン復興支援についてや、
自衛隊派遣に伴う話、
イラク問題から北朝鮮問題へと話は展開していきました。

日本自衛隊の機動操車には防弾装置が無い事実。
「木を見て森を見ず」の北朝鮮外交批判。

外交に弱と言われる日本の政治にあって、
多くの提言をされている方なので、
政治の裏までの話が面白く、大変興味深く、
テレビでの物静かさとは違って、熱弁の90分でした。

実は、私は小川和久 氏の大ファンで、
とてもとても!楽しみにしていました。(ミーハーじゃ…)

軍事アナリストの小川和久 氏は
私の好きなタイプ!(どうでもいい事か…)
テレビでお馴染み森田実 氏 テレビ出演の
時の着物姿はお似合いですよね。


昼食後は
こちらもご存知、森田 実 氏(政治評論家)の講演
「政局展望」と題した話で、

総選挙の展望、与野党の駆け引き、
こちらも90分の話でした。

研修会終了後は
予定していた川副町の議員での懇親会に
場所を移しました。

このところ寝不足が続いていた性もあって、
アルコールの廻りが早く、頭もズッキン、ズッキンし始め、
「もうアカン状態」を自覚し、

仕事帰りの夫が迎えに来てくれたので、
途中で失礼しました。

2次会、3次会、はたまた
オールナイト?を約束していた先輩議員、
ゴメンナサイ…。

という訳で今日は議員研修の一日でした。

それにしてもですねぇ…
お行儀が良くない(はっきり言うと、悪過ぎる)
「議員さん」が多くおられます。

女性用のトイレにズボンのチャックを下ろしながら
入って見えて、「ここはオナゴか?オナゴか?」と。
「女性用ですよ(コッホン)」と言うと、
「失礼しました」とも言わないで、出て行かれる議員さん。

空いている前の席に
足をお乗せになっているお行儀の悪さ…

それからさ、(私は存知あげない)ある方から
「白倉さん、名刺くれんね…」だって。

ご自分の名刺を先に出すのが
礼儀でしょうに…。

こういった方々が教育問題を話せるのでしょうかねぇ。
恥ずかしくなります。

さて、話は変わりますが、
明日の15:30からNBCラジオ『情報ファイル・さが』に
コメンテーターで出ます。

テーマは
・総選挙と各党のマニフェストの比較
・17日、ブッシュ来日
・市町村合併の最新状況
・税問題
などを私の視点で考えています。

後は番組の流れ…かな。


平成15年10月14日(火)      清水寺と佐野常民の兄。

横綱の朝青龍関が
京都の清水寺で奉納土俵入りを
している様子がテレビであっていました。

春も良いけど、秋の清水寺は良いですよ!

清水寺と言えば、
この間、郷土史家の福岡博先生から
お聞きした話ですが、

佐野常民のお兄さんの下村○○氏は
(常民は養子に入り佐野家に。元は下村家)
父親の病気平癒祈願のため、
滝に打たれて凍え死にしたそうで、

その佐野常民の兄の記念碑が
清水寺の横の滝にあるそうです。
(音羽の滝でしょうか…、昔は大きな流れの滝だったと聞きますので、)

今まで、何度となく清水寺に行き、
音羽の滝にある記念碑も見ていましたが、
佐野常民の兄の名前が記されているとは
知りませんでした。

今度行ったら、しっかりと見て
手を合わせてきます。


明確な言葉で政権交代を訴えらた
原口一博候補。
澄んだ目の奥には熱い思いが…。

平成15年10月13日(祝)    信じるものを!

衆議院が解散され、
10月28日公示、11月9日投票で、
その前哨戦が始まりました。

それにしても、解散国会で
何故、バンザイするのでしょうね?

さて、今日は佐賀1区原口一博候補予定者の
事務所開きがあり、原口党でもある私は
勿論、駆け付けました。

今回はマニフェストによる
「政権公約」選挙でもあります。
マニフェストとは
「明示する」「明らかにする」という意味です。

民主党のマニフェスト(政権公約)は
分かり易い、明瞭なものになりました。

選挙応援をする方は
その政党が出す「政権公約」を良く理解して
応援支持していただきたいもので、
特に、議員であれば、
応援する以上、当然のことだと思います。

でなければ、政治を担う一人として無責任だし、
地方議員は単なる「集票マシーン」では
ないのですから…。

大衆に迎合する政治(ポピュリズム)は
いつか破たんします。

政治家は問題を先送りすることを止めて、
国民に現実を説明することが何よりも重要ですし、

国民(有権者)も「目先の損得」に惑わされず
「何が本当に大事かを見極める」ことが求められる
今回の選挙です。


午後一番には年長組のマーチング
「今 なぜ佐野常民か」のシンポジウム
(福岡氏) (樋口氏) (島内氏) (香月氏)

平成15年10月12日(日)  幼稚園の運動会。& 『佐野常民シンポジウム』

今日は中川副幼稚園の運動会。

朝方も少し雨がパラつきましたので、
心配しましたが、どうやらお天気は
子ども達の味方をしてくれたようです。

親御さんもお弁当を作るので
お天気を心配されたことでしょう。
良かったですね。

保護者の地区対抗競技で、
勢い余ったお父さんはコーナーを
回り切れずに、スッテンころりん。
幼稚園の小さな運動場を走り回って、
一日、お疲れさまでした。

楽しい運動会でしたね。

幼稚園となると、
我が子の撮るため、ビデオやカメラを構えた
お父さん、お母さんもお若いですね。

午後からのプログラム最初は
年長組のマーチングがあり、
練習の成果をみせてくれました。

ずーと何年も前のことですが
私の子どもがマーチングに出た時に
「家では未だ未だ甘えたなのに…」と、
なんと言うか…、
感動して涙が溢れた記憶があります。

運動会場を後にして、
14:00からは佐賀市立図書館での
『佐野常民シンポジウム』に行きました。

現在、市立図書館で開催されている(23日まで)
『佐野常民 展』の一環です。

『 今 なぜ 佐野常民 か 』と題した
シンポジウムは

・「佐野常民の思想と人間像 ー前半生のあゆみを中心にー」
  福岡 博氏(川副町教育委員会・佐野記念公園準備室 専門員)

・「佐野常民と赤十字 ー博愛の具体化ー」
  樋口浩康氏(日赤佐賀支部・赤十字センター事務部長)

・「佐賀藩海軍所跡 発掘調査について」
  島内浩輔氏(川副町教育委員会・社会教育課 文化財調査員)

・「佐野記念館の現状」
  香月達朗氏(佐野記念館・館長)

四氏それぞれのリレー講演と、
その後は竹熊図書館長を交えた
ディスカッションがあり、
会場から活発な意見が出ていました。

丁度、大隈記念館に関わっておられる方々から
声を掛けて戴き、びっくりしました。
何時ぞや私が佐野常民の顕彰をしていた時に
印象に残られたようです。

参加者は異口同音に
佐野常民のマルチ性、先見性を改めて感じておられました。


さて、今日のよもやま話は
高橋克彦氏の時代小説 「火城」の後書きで締め括ります。

私はこの文章が好きなので、
講演などを頼まれた時に
最後の言葉としてよく使わせていただいてます。


「たとえ文明は進んでも、
人間の心は昔も今も たいして違わない。

・・・・(略)・・・・・・

だから過去の歴史を詳しく調べることによって
未来を予測することだって可能となる。

・・・・・・・・・・日本は、地球はこの先どうなっていくのか。
歴史のどの時代に解答が潜んでいるのか。

考えているうちに
幕末期の佐賀の あり方が頭に浮かんできた。

特に佐野常民の生き方は私にとって理想に思えてきた」


今、県立『歴史資料館(仮称)』の建設や
川副町では『佐野記念公園整備事業』が進んでいます。

また、市町村合併が議論されていますが、
これらは地域の文化や歴史、
伝統を考える きっかけでもあります。

何を守り、何を遺していくべきか?
そして、何をつくり出していくべきか?

行政任せにせずに、
皆が当事者意識をもって関わっていかなければ
『 いいまち 』はできないでしょう。


平成15年10月11日(土)        素敵な仲間。

9月21日に佐賀空港公園で開かれた写生会は
親子や、祖父母連れ連れで
400人ほどの参加者があったそうです。

会の呼びかけ人は『現代童画会』所属の
真島健児郎先生(川副町・久町)で、今年で2回目の開催でした。

当日に私も行ってみましたが、
絵を描き終えて公園で遊ぶ子ども、
空港に入ってくる飛行機に歓喜の声をあげる子ども、
初めて会った子どもたち同士、すぐ仲良しになり
楽しい時間が流れていました。

真島先生は最近の荒れがちな子ども達の心を憂い、
無料で絵画教室を開かれるなど、
絵と親しむことに熱心な方で、

私も真島先生の天真爛漫で、且つ、
強烈な個性に惹かれてしまっている一人です。

地元の川副町でも絵画教室をと、
先生は前々から思っておられ、
行政にも再三再四、足を運ばれていますが、
先生の思いは伝わり難く…

で、今、川副のPTAの私の友人などに呼び掛けを
しているところです。

現在は佐賀市内の公民館2ヶ所で
絵画教室(無料)を開かれています。
(問い合わせは私までメールを下されば連絡いたします)

今日は21日の佐賀空港での写生会の表彰式が
佐賀新聞社のギャラリーでありました。

会場いっぱいに展示された絵は
みんな素敵!で、伸び伸びと描かれていました。

多くの協賛を得て、数々の賞品が手渡され
ある子どもは
「学校では絵を誉められたことはないから嬉しい!」と
喜んで賞状を抱いていました。

急きょ、閉会の言葉を頼まれましたので、
「また来年、みんなと佐賀空港公園で会おうね…」と言ったら
可愛い手を挙げてくれました。

これらの絵は
10月21日〜11月5日まで
西日本銀行佐賀支店(玉屋の信号を東に100m)に
飾られます。

表彰式会場は絵と子ども達でいっぱい! 佐賀空港のマスコットキャラ「むっぴー」が
絵の中に飛んでいます


表彰式の後、
『佐賀市歴史民俗館』で開催中の
「第2回・手・心・美 展」に。

この展示会は
川副町の村上ふみ子さんの呼び掛けで、

旧古賀銀行では鹿島錦保存会の皆さんの「鹿島錦」、
旧古賀家では「太良染色」
旧三省銀行では村上さんと松藤さんの
「木綿段通」「草木染着物」

根気良くつくられた
自然素材のホンモノに出会えます。

村上さんは時々マスコミなどに出ていらっしゃるので
ご存知の方も多いかと思いますが、
自ら棉を育て、紡ぎ、染色して、織り、
作品を作られる素敵な女性です。

川副町のご自宅で、機(ハタ)の教室を開いておられますが、
今度、佐賀市での社会教育の教室を頼まれたと
言われていました。

丹念に織られた「鍋島段通」
村上さんの作品です。笑顔も素敵!
教室の生徒さんたちの作品も。
手織りの段通は宝物ですね…
「紅花染め」の素敵な作品の前で。
お召し物も ご自身の染色、織りの作品です


ご本人の了解を得ていますので、
素敵な作品、素敵な笑顔を写真でご紹介します。

人との触れ合いを何より大切にされ、
ご自分のエネルギーを惜しみなくそそがれる女性です。

「手・心・美 展」は13日(月)の17時までありますので、
是非、ご覧になってみて下さい。
ホッとした時間に遭遇できる空間です。


夜はこれまた、
素敵な仲間との食事の約束が入っていて、
夫婦一緒の4人での食事会でした。

お互い忙しいので、
しばらく会わない事もあるのですが
価値観が共有できる仲間は
いつ会っても話が弾み、且つ、新鮮です。

私も少しお酒がまわって…
日頃の煩雑さも疲れも癒されます。

という風に、
今日は素敵な仲間と多くの時間を共有できた
掛け替えの無い一日を過ごすことができました。

さて、明日は幼稚園の運動会があります。
お天気は大丈夫かしら?

衆議院も昨日 解散され、
一挙に選挙モードに入ってきましたね。

私たちはこの日本の将来をどのように考え、
どのように導こうとしている人を選ぶのか…
「子ども達の未来のためにも」


ご覧のように傍聴席は補助椅子も出され
超満員! 且つ、ブーイングの連続でした。

平成15年10月10日(金)  合併協議会。(空中分解的?休止)

『佐賀市郡1市6町・合併協議会』が
13:30から県・農協会館で開催され、

会の冒頭に
欠席の藤田委員(佐賀市議長)から
「議員の取り扱いについての今日の採決を延期して欲しい」との
文章での申し入れがあり、

それに対して、
「佐賀市議会としては出来ればもう少し結論を延ばして欲しい…」と
議長の申し入れに至った旨の発言が
佐賀市議会の委員からありましたが、
その理由は認められませんでした。

傍聴席で聞いていても佐賀市議会の言い分は
この場に至って全くもった「論理矛盾」で、
会の混乱をも きたすものでした。


さて、
継続協議されていた重要な項目

@ 合併基本構想
   新市都市計画における市街化区域と市街化調整区域の線引き
A 協議第21号…議会議員の定数及び任期の取り扱い(6)
B   〃 53号…上水道事業の取り扱い(46)
C   〃 58号…農林水産事業の取り扱い(48)



結論から言いますと、
肝心な4項目が両論併記、先送りで、
これから各市町での住民説明に入っていくことになり、
当分の間、合併協議会は開かれません。(多分、来年まで)

最重要な市街化調整区域の線引きまでの期日などの
結論も出ないまま、
協議会は一旦休止することになりました。


生意気ですが…
先ず、今日の協議会において
「なんていう締め括り!!」と申し上げたいです。

協議会での議論は
新聞やテレビでのニュースでご存知でしょうが、
これでは議員としても住民説明が不十分ですし、
仕事の為に傍聴に来れない大方の皆さんに
その経緯をできる限り詳しく述べておく必要がありそうです。


長くなりますが、
この時期の議員の役目として重要なことだと思います。


今日は先ず、 『地域審議会の取り扱いについて』
稲田会長から総務小委員会での
協議内容の報告がありました。

続いて、
『議会議員の定数及び取り扱いについて』の協議があり、
採決の前に

・吉田委員(大和)…待って欲しい
・岩尾委員(佐賀)…住民の意見を聞いた上で結論を出したい
との意見が出されましたが、(岩尾委員も苦しい立場だったのでは?と思います)

今の市議会の中で議論が尽くされていないのか?との
(前回の強い主張は?)批判の意見が強く出され、採決。

  (富士町委員が協議のため5分間の中断)

起立採決の結果、

1案 15票 即選挙  選挙区なし  38人(法定定数)
2案  5票  〃     あり
初回のみ
 38人(  〃  ) 佐賀市26、諸富2、川副3、
             東与賀1、久保田1、大和4、富士1
5案  1票  〃     あり
初回のみ
 特例45人(上限76人) 人口配分の2案+1人
7-1案  8票  〃   −  123人(全員)期間1年 各市町の現行報酬による
8案 10票  〃   −  123人(全員)期間1年 1市6町の最低報酬に統一
(棄権)  1票


可決条件の「出席議員の2/3」に満たなかったので、
木下会長から
「1案と8案の2つで再採決したい」との提案があり、

この段階で7−1案も入れた3つの選択肢を主張する声は
上がりませんでした。
(私見…票の割れ方から見ても、7−1案を主張していた所はおかしい)



で、2つの案の再採決の結果、
1案…26票
8案…10票(富士町の全委員、東与賀町の委員など)
棄権… 4票

又もや、2/3 に1票満たないので、
1案と8案に絞った段階で、協議は中止されました。

採決に至ったまでに出された
各委員の意見はこちらでお伝えします。


続いて、
議員の定数と関連の見解が小委員会から出されていた
『地域審議会の設置について』の協議があり、

佐賀市の議会枠の委員から
「地域審議会の役割は?何をする所か?」という意見がでて
(何を今更?)と言う感じの意見が会長から出され、
協議継続。

・江口委員(川副)…小委員会内で佐賀市が審議会が不要との意見が強かった。
             6町では審議会設置を強く要望する。

・岩尾委員(佐賀)…8案でも特例が切れた後、地域審議会を設置して欲しい。


結果、議員の定数、身分が

・1案の場合…地域審議会を望むところは5年間設置。富士町については10年間。
・8案…地域審議会を設置しない。
(付記)…特例が切れた1年後には地域審議会を設置して欲しい。

で、まとめられました。(富士町だけ何故、10年間なのでしょうね)

地域審議会設置は新市設置の前の議決事項ですので、
各市町の判断で、『地域審議会設置』を議案に
織り込むことになります。


続いて、
『農業委員会の特例について』

木下会長から
「前々回、在任特例1年の80名で決定したが、
 2/3に2票足りなかった。が、採決通り在任特例の1年間は80名に」との
意見が示され、特段の協議はありませんでした。


続いて、『上水道事業の取り扱いについて』

木下会長から
「厚生省の水道課に正式に問い合わせるなら、
 正式に合併が成立してから…との国の回答が出された」

「統合の認可の際に、地下水水源が利用できるよう国に働きかけるという
文言を新たに入れ、見通しは厳しいが強く働きかける」

との報告があり、
大和町の吉田委員から再度意見が出されました。


続いて、『農林水産事業について』

協議点は主に
土地改良事業「クリーク防災保全事業」における
受益者(土地改良区もしくは、農家)の負担です。

1案  受益者(土地改良区、もしくは農家)の負担を求めない
2案           〃            負担を求める
3案 各市町の現行通り

こちらも起立採決の結果、(途中から会議参加の委員がおられて、41名)

・1案12票 (川副の6名+久保田の5名+大和1名)
・2案21票 合併時に統一した新たな負担率を設けて農家負担を取る
・現在認可を受けて進行中の事業については現行のままで、合併後の認可事業については新市で協議する…0票

棄権…8票


(棄権が8票もあったということは、
  内容の理解が十分ではなかったのではないでしょうか?)

出された意見は次の通りです。


続いて、『合併基本構想』の協議。

「土地利用における線引きの時期」について、
協議会立ち上げ時から現在までに結論が出ずに、
両論併記で進めていました。

新市においての市街化区域と、市街化調整区域の線引きを
合併後3年を主張する自治体と、
5年は掛かると主張する
現在都市計画を持たない自治体での協議で、

・A案ー3年
…合併3年後の見直し案(佐賀市、諸富町)
・A案ー5年…合併5年後の平成22年案(川副町、東与賀町、久保田町)
(大和町、富士町は時期にこだわらない)

という見解が今まで出されていました。
A案(内容はこちら)という点ではすでに合意が出来ています。


これは合併を左右する大変重要な協議です。

・岩尾委員(佐賀)からA案5年は許容範囲かと思う
 という意見が出され、


採決の結果、

・A案ー3年10票…木下会長・原口委員・斎場委員(佐賀)、黒木委員(共通)
              川崎委員・武藤委員・江頭委員・北村委員・江下委員・小寺委員(諸富)

A案ー5年25票

棄権…6票

これも可決要綱の 2/3 に満たない結果でした。


どの項目も結論が得られなかったので、
木下会長から
「このまま両論併記で行くのか?」
「2/3 の票が取れなかった場合、過半数でもって決めるという要綱を追加するのか?」
との提案がなされました。

ところが、

「2/3 の票が取れなかった場合、過半数でもって決める」との改正案が
13票の賛成しか得られず、否決。



以上の理由で、今日の協議はすべて、
先送り、両論併記となりました。

今日で主要49項目の全ての協議が
終了しました。(終了したとは木下会長の弁です)


日常お忙しい協議会委員の皆さんの
ご労苦に感謝しますと同時に、残念に思います。


さて、首長の皆さんに申し上げたいのですが、
今後、どのような資料で住民説明会に
入っていかれるのでしょうか?

肝心な項目が両論併記、先送り。
十分な判断材料(条件)のないままに
住民説明会が出来るのなら、
今までだって説明会は出来ている筈なのです。

票の多かった案で説明していくという意見もありましたが、
そんな無責任なことはありません。
決まらなかった項目が
住民の判断条件になるからです。

互譲の精神からいくと、
なんパターンでもの判断が必要になります。


なぜ!次回に予定されていた
24日の協議会の開催まで休止する必要があったのでしょう?
協議委員の中から、会長に対して
次回の開催を望む声が上がらなかったのでしょう?

しかし、
協議委員の 1/3 以上の開催請求があれば
協議会は開かれる規定ですので、良識を求め、
私はそれを望んでいます。


満席の傍聴席から
今日ほど声が発せられたことはありませんでした。

週明けに動きます。
でないと、議員の一人としても住民に無責任です。

合併の結論がどのように決まるにしろ、
住民の付託を受けた者として、
最後まで真剣に考えたいです。


平成15年10月9日(木)         ノリ養殖が始まる。

ノリ養殖が午前0時に解禁
有明海沿岸の18の漁協が一斉に
ノリの胞子が付着した牡蠣ガラを
網に張っていく作業が始まりました。

平成12年は大凶作に見舞われ、
一昨年は大豊作で過去最高の出来高で、
昨年は色落ちなどが出て再び不作…と
年毎に出来、不出来を繰り返しています。

今年は夏に雨量も多かったし、栄養分のあるので、
豊作が望まれるところで、
発収穫は来月10日頃になる予定だそうです。

今の時期は「海苔ひび」が立っていて
飛行機に乗って眼下にする有明海は
一見の価値アリです。

いつぞやは大阪発の佐賀着が
丁度、夕陽の沈む頃で最高!でした。

さて、今日は朝早くに
『静岡県・日赤有効会』の皆さんが
佐野記念館にお見えになり、
8時過ぎにはお持て成しに出掛けました。

お煎餅や焼き海苔を摘みながら
お茶を飲んでいただいて、一期一会の交流を
とても喜んで下さいます。

会議が一つ入っていて、午後からは
四地区合同の婦人学級があり、
「知って助かる暮らしの法律」を聴きに行きました。

それにしても今日は暑かったですね。
最高気温が30度3分まで上がったらしくて、
上着を脱いでノースリーブで過ごしました。
10月半ばでこの服装です。

寒かった一昨日の最高気温とは
8度もの差だったそうですから、
風邪を引かないようにご注意下さいね。


平成15年10月8日(水)    『都市計画説明会』& シュワちゃん圧勝。& 眞紀子さん出馬。

19:00から町・中央公民館で、
『川副町・都市計画』の住民説明会が開かれ、
役場担当課の職員ほか、議員数名と
何人かの町民の方が参加し、
50名ぐらいだったでしょうか…。

参加者は他の都市計画区域で開かれた
今までの説明会の中で一番多かったそうです。


しかし、なぜ今の時期に?

市町村合併論議が各地で進み、
離脱、枠組み再編での協議…などなど
平成17年3月の合併特例期限を意識すれば、
数ヶ月後には合併に対する何らかの方向性が見えてきます。

県内各地でも合併議論の最中です。

今進めている都市計画の策定が
無駄になってしまうことも多々あり、

都市計画策定をもう少し待ってくれるように
県でも国に申し入れたそうですが、(他県でもそうです)
国土交通省は策定を急ぎます。

国土交通省(都市計画策定)と
総務省(市町村合併)
国の縦割り行政は相変わらずで、
ゆゆしき問題です。


さて、話は変わりますが、
シュワルツネッガーがカリフォルニアの州知事に
決まりましたね。
開票後間もなく当確が出て、圧勝しました。

選挙戦終盤で過去のセクハラ疑惑や
ヒトラー礼賛発言などが表面化し、
一時、支持率が落ち込んだものの、

ハリウッド俳優としての知名度と
豊富な資金力を背景に優位な選挙戦を進め、
投票率も過去最高の60%だったとか…。

州知事と言えば、
かなりの権限をもつわけですが、
候補者にポルノ嬢あり、プロレスラーあり、・・・・ありで、

65人の署名と42万円があればOKというので、
134人が立候補したというのですから、
面白い国ですね。

でもォ…
これで「ターミネーター」シリーズもお終いかな?と
映画ファンの私はシュワルツネッガーの当選を
心から喜べませんのです。はい。

一方、日本の新潟県の5区の話題は
田中眞紀子さんの衆議院立候補です。

今回は無所属からの立候補が表明され、
今のところ4人の候補の注目激戦区です。

田中眞紀子さんは自民党の党籍が残っているので、
党の公認候補である星野行男さんを
応援しなければならない規則を破っての
無所属立候補です。

党の決まりを力で押し切った形での
立候補ですが、
自民党除名処分になるのかどうか…。


平成15年10月7日(火)       『佐野常民 展』& 『市町村議員講演会』

今日から24日(金)まで
佐賀市立図書館の2階ギャラリーで
『佐野常民 展』が始まり、
11時からのオープニングに参加してきました。

竹熊 図書館長のオープニング挨拶、
福岡博先生の挨拶に続き、
展示コーナーに行きました。

来館者に展示品についての説明を
福岡先生が詳しくして下さいました。

黒船来航以来、
品川の台場に砲台を造ったのも佐野常民で、
佐賀藩は日本の国防のトップを務めたわけです。

大砲に続いて、佐野常民は
周囲が海で囲まれた自国の海軍の必要性を思い、
蒸気船を造っていきますが、

その地が川副町早津江と諸富町にまたがる三重津で、
ここは、まさに日本の科学の発祥の地です。

佐野常民は佐賀の七賢人の中でも別格だと
よく福岡先生は言われます。

私も何人かの方に展示品の説明や、
来年の秋頃にはオープン予定の
新佐野記念館の案内をしました。

今回の展示は佐野常民の功績の中でも
日本赤十字の創設までの
幕末の科学史の方にスポットを大きく当てています。

オープニングで話される福岡先生
写真は若き日の佐野常民です。
日赤の佐賀事務局長にも参加して戴き、
川副町教育長も参加のオープニング。
展示をご覧になって、佐賀藩の科学技術を
改めて誇りに感じると言った方も。


12日(日)の14:00からは
同図書館多目的ホールで
シンポジウムもありますので、どうぞお越し下さい。


市立図書館での展示は通常1日1000人、
多い時には3000人の方が観られると聞きます。

福岡先生と昼食をご一緒し、
何やかやお話して、楽しい時間でした。

テレビでのお馴染みの岩見隆夫氏


13:30からは佐賀市文化会館で、
『市町村行政講演会』があり、
岩見隆夫 氏の「激動する政局のゆくえ」と題した
講演がありました。

前から2番目の席に座っていましたので、
決して眠ることは許されず、
とは言うものの、少々仮眠をしてしまいましたが…。

前に座って発見したのは、
岩見隆夫 氏のお肌はピンク系で
ピカピカでした。

今回の総選挙は首相公選制に近いニュアンスであること。
二大政党の交代劇には
もう1、2回離合集散があるだろう…。
などと述べられていました。

講演会が終了して私用を済ませていると
夫から電話が入り、
丁度、佐賀市内に居るとのこと。
待ち合わせて食事をし、ラッキーでした。


平成15年10月6日(月)       藤井総裁解任へ。& ちょっと一服。

日本道路公団の総裁、
藤井治芳(はるほ)氏の処遇が問題となって、
3ヶ月ほど経った今、
石原大臣が藤井氏に辞任を迫りました。

辞任では2600万円の退職金。
解任では退職金は無しです。

「自ら辞表を書くことを差し控えたい…」と
開き直った藤井総裁には
プライドをとったというよりは、
時間稼ぎをしなければならない理由が裏にあるのだろうと
(私は)思っています。

しかし、一部の国会議員や官僚は
戦々恐々としている事でしょう。

「こと」の発端は
改革派として7年も前から民営化の道を探っていた
道路公団職員の片桐幸雄(さちお)氏の、
月刊誌・文芸春秋での告発文によって、

日本道路公団は
5兆7580億円の「資産超過」の財務諸表を出しましたが、
実際は、6175億円の「債務超過」であり、
二重帳簿の存在が発覚したことです。

高速道路は財政投融資からお金を借りて建設していますので、
現在、日本道路公団だけで27兆円の債務があり、
道路4公団全体で40兆円もの債務を抱えています。

しかし、高速道路の資産価値があり、
全体として黒字であれば、
今後も道路建設が続けられる…という理由で
いろんな手法を使い「資産超過」という結果を出したのです。

具体的にその手法の一つをいうと
通常、債務の金利は費用となるものを、
「資産」に繰り入れているのですから、
借金をすればするほど資産が増えるというのが、
6月に公表された道路公団の財務です。

道路建設は「資産超過」であることが前提課題ですから、
「債務超過」の財務諸表を
何としてでも隠さなければならなかったようで、
公団に群がる人たちの「権利確保」のためでもあったようです。

文芸春秋は定期的にとっていますので、
私も世間で問題になる前に
片桐さんが告発に至った経緯を読んでいましたが、
命を掛けた、且つ、詳細な告発文です。

重要法案が目白押しの会期末に近い国会で、
藤井総裁や道路公団幹部の誠意のない答弁が繰り返され、
総裁任命権者である当時の扇大臣と、
大臣任命権者の小泉総理の見識を疑うと同時に、

例え公団であろうと、
「これは犯罪…」と思ったものです。


昨日のニュースでは
辞任の意思の無い藤井総裁を
石原大臣は解任する意向ですが、
解任して終わりではなく、
これまでの経緯を明らかにする事が重要です。

そして、公団への「天下り確保」の体質が無くならない限り
こうした問題は払拭されないと思います。

また、この状態を放置してきた、
任命権者の扇大臣の責任も問われるべきなのに
扇さんはすでに大臣職を離れているし、
石原・現大臣がヒーロー化されるのだから、
堪ったもんじゃありません!

しかも、
石原大臣が藤井総裁に辞任を言い渡した日が
民主党と自由党が合併した党大会の日という
タイミングでもあります。


さて、話はコロっと変わりますが、
いつも私の事を気掛けて下さる方が
「たまにはリフレッシュ、笑っておいで…」と、
チケットを下さったので、

夕方、佐賀文化会館で、
松竹特別講演・人情喜劇「おもろい町」を観に行き、
お笑いの時間を楽しみました。

「じゃりん子・チエ」のテツの役に赤井秀和、
ヨシ江はんに音無美紀子、
お好み焼きやのおっちゃんに逢坂じゅんが出ていて、

浮世を離れたバカ笑い…。
たまにはこんな時間も良いですね…。


平成15年10月5日(日)  『佐賀市郡1市6町・合併協議会』の今後の重要な論点。

合併の調整事務は270項目ほどあるのですが、
その内、主要な項目は49項目で、
3つの小委員会別に(総務、民生、文教・経済)
集中協議され、

10月2日の第15回までに、
そのほとんどの協議が終了しました。

事務局を始め、協議委員の皆さんは
大変な調整作業だろうと思います。

新市の名称も「佐賀市」
庁舎の位置も現佐賀市庁とすんなり決まり
49項目の多くは調整できたものの、

合併の成立が危ぶまれるうる「重要な協議」が
協議が先送りや、協議継続などで
残っていますので、
ここで整理してお知らせします。


今後の重要な論点

@ 合併基本構想
   新市都市計画における市街化区域と市街化調整区域の線引き
A 協議第21号…議会議員の定数及び任期の取り扱い(6)
B   〃 53号…上水道事業の取り扱い(46)
C   〃 58号…農林水産事業の取り扱い(48)



@の土地利用における線引きについては
  現在までに結論が出ずに、
  両論併記で進めています。

  新市においての市街化区域と、市街化調整区域の線引きを
  合併後3年を主張する自治体と、
  5年は掛かると主張する
  現在都市計画を持たない自治体での協議です。

 ・A案ー3年…合併3年後の見直し案(佐賀市、諸富町)
 ・A案ー5年…合併5年後の平成22年案(川副町、東与賀町、久保田町)
(大和町、富士町は時期にこだわらない)
A案(内容はこちら)という点ではすでに合意が出来ています。


A の議員の定数及び任期については
  2日付けで詳しくお知らせしましたが、

  ・123人の現議員在任での1年間の特例を望む案と
  ・38名(法定定数)での合併時即、選挙案
   が大半を占めています。

Bの上水道事業については
   東部水道企業団(佐賀市、諸富町、川副町、東与賀町)と
   西佐賀水道企業団(久保田町)との基本合意と
   水道料金の調整。

   独自の地下水源を使っている(大和町)が
   合併後は国法的にも使えなくなるとの事務局説明で
   大和町は今まで通りの水源を使う事を強く希望。


Cは
  『農林水産事業』(土地改良事業)
の各自治体における
  「自治体と農家の負担金割合」

  受益者(土地改良区)負担を求めている所と、無い所を
  今後どうするか?の調整です。
  『クリーク防災保全対策事業』などは争点になりそうです。


以上挙げた点において
今後、活発な議論が展開されていき、
合併が成立するか否かの分かれ目とも言われ、

これらの調整如何が気になることろですので、
是非、皆さんも注目して戴きたいと思います。


平成15年10月4日(土)         都市計画。

2日に議員全員協議会が開かれ、
『川副・都市計画』について、
県の土木部 まちづくり推進課の方々に
お越しいただき説明を受けた後、質疑をしました。

言うまでもなく、
都市計画とは「まちづくり」を推進する
プラン、ツールであり、
都市計画を持たない都市は大都市では考えられません。

今後の有りようを左右する計画ですので、
特に今私たち議員は真剣に議論していく必要があります。

合併協議の最中に何故、川副都市計画が?と
お考えの方も多いかと思いますが、
省庁の縦割り行政の為です。

1市6町の合併が成立すれば、
新市の「佐賀市都市計画」になり、
「川副都市計画」は消滅することになるわけです。

とは言っても、いろんな場合を想定して、
「川副都市計画」はしっかり作る必要があります。

計画作成は県の事業で、「都市計画マスタープラン」は
いわゆるマスタープランですので、
総花的なものでもあります。

8日(水)に開催される住民説明会の「お知らせ」
各家庭にチラシ配布されていると思います。

「川副都市計画」住民説明会]
  ・ 10月8日(水) 19:00〜21:00 
  ・ 川副町中央公民館
 

他のチラシと同時に各家庭に配られたので、
紛れているかも知れません。

受け取る側の責任と言えばそれまでですが、
講演会の案内などは行政の都合によっては
各団体に動員要請する時もしばしばなのに、

「どうせ参加が少ないだろう…」とか、

都市計画説明会という、
こんな大事な「お知らせ」なのに、
この辺りの感覚が
「行政感覚」「ご都合主義」に思えてなりません。

且つ、町のHPでも情報発信がなく
残念です。


平成15年10月3日(金)     『佐野常民 展』のご案内。& 金木犀。

先ずはお知らせ…

〜 幕末・明治維新 佐賀の科学技術を支えた功労者 〜
『佐野常民 展』が開催されます。(入場無料)


佐賀市立図書館の2階ギャラリーで、
10月7日(火)〜24日(金)までの開催です。

開会式は7日(火)の11時〜

シンポジウムは
10月12日(日)14:00〜
(市立図書館多目的ホール)
 (福岡博 氏、樋口浩康 氏、香月達朗 氏、島内浩輔 氏)

今回の展示は
激動の幕末から明治に活躍し、
波乱万丈の人生を送った佐野常民にスポットをあて、
その功績や人間性を紹介するものです。

どうぞ、皆さんお越し下さい。


さて、先日のアバンセでの講演会
『しょうがい者のための教養講座』には
県内の高校から『青少年赤十字』の若者が
ボランティアで動いてくれていました。

肩に赤十字のワッペンが付いていたので、
話しかけると、気持ち良く応えてくれました。

彼らとの話の中で、
日本赤十字の創始者・佐野常民が
川副町の生まれである事を知らないのは
ま、仕方ないとしても
佐賀の七賢人であることも知らない人が
ほとんどで、正直、びっくらこきました。

青少年赤十字の若者は
とてもキビキビと、且つ、しょうがい者の方々に
優しく気配りをされていて、

たとえ、佐野常民については詳しく知らなくても、
青少年赤十字のワッペンを肩に、
その精神が受け継がれていくことを
とても嬉しく思いました。

ボランティアの代償は「笑顔」だと言われます。
こちらが、教えていただく事もいっぱいです。

このあいだ行った長浜市の「黒壁スクエア」でも
ゼミの学生さんが数人、車椅子を使う方たちの
外出支援をしているのを見かけました。

そんな時、
「どういった外出支援なの?」などと、
つい、議員モードで?話し掛けてしまいます。

ずり落ちそうなズボンをはいた
ツッパった感じの青年が電車の中で、
お年寄りに席を譲っているのを見ると、
(優しいじゃん…)と、微笑みを投げかけてしまいます。

優しい若者によく出会います。


さて、今日のタイトル…金木犀。

どこからともなく漂って、
秋の訪れを教えてくれる金木犀の香り……
『シャネルNo5』の香りと似ていますよね。

ニナリッチも好きだけど、
シャネルの香りが大好きです。

控え目の香水は
私の気分転換を助けてくれます。

やっぱり、No19よりもCOCOよりも
No5の香りが好き!

金木犀の香りに
胸がキュンとなる秋です。


平成15年10月2日(木)      議員全員協議会。& 合併協議会のこと。

今日は議員全員協議会が開かれ、
『都市計画』について、
県の土木部 まちづくり推進課の方々に
お越しいただき説明を受けた後、
質問をしました。

さて、昨日、 『はがくれ荘』のメモリーホールで
開催された 第15回・1市6町合併協議会での
協議内容をまとめてみました。

先ず、前回出された『新市建設計画』で、
各市町から意見、要望があるものは具体的文章で
提出されていましたので、
その部分についての幹事会での協議報告と
全体協議がありました。

私にとって不満なのは、
現在建設中の『佐野記念館』の位置づけが
とても曖昧なもので、
この原因は「しっかりしたコンセプト」を
川副町が出さなかったからだろうと、思っています。

看護師の基盤を作ったのも佐野常民で
全国の看護学校の研修にも使っていく施設で、
且つ、佐野常民は
日本赤十字の創始者として全国に誇れる人物ですので、

「赤十字に関しては佐野記念館に来れば何でも分かる」
くらいの資料を揃えていくなどの、
気込みが伝わらない。

前回の議員全員協議会でも述べましたが、
昇開橋、干潟公園などとの
単なる公園連携で良いのでしょうか?
佐賀県でも誇れる歴史的資産としての
位置づけができないのでしょうか?

しっかりした「コンセプト」が示せないのが
私には残念で、且つ、
担当課の精力に報いる首長姿勢が私には見えない…。


佐賀空港の今後の展開については
川副町からの提案どおり、
文言の追加訂正がなされました。

その後、
今日の大きなテーマの一つである
『議会議員の定数及び任期の取り扱い』
について話し合われ、
結論は次回の合併協議会(10月10日)で
決定されることになりました。

今日、出された意見は
先ず最初に佐賀市の委員から
佐賀市議会の見解として
現123人の議員での在任特例1年。
報酬は各自治体の現行通り。

その見解に対して、
議員以外の委員から異論が噴出しました。

佐賀市議会内でも
議員定数38人での即、選挙案があり、
統一見解を出すのが難しかったと
個人的には聞いていますが、

住民の声を繋ぐ為にも
1年間くらいは123人の在任特例という主張されたのなら、
佐賀市議会議員の報酬を少々下げてでも…などの
意見を出さなければ、大義名分は立ちません。

どの議会も意見統一が難しかったと見えて
個人的見解も出されました。

他の委員からの意見は
こちらにまとめていますので、

傍聴に来れない多数の皆さんにお知らせします。

発言終了後、共通委員の稲田委員からの
メモを読み上げた会長に対し、
佐賀市の議会委員から意義が出され、
再度、7ー1案の123人の在任特例を
主張する意見が出されました。

意見が多種多様にわたり、
今日、裁決を取って決めるかどうかの裁決の結果、
12 対 26 で、
次回の10月10日の協議会で、
結論を出すことになりました。

他にも
『農林水産事業』(土地改良事業)の各自治体における
「自治体と農家の負担金割合」の現行の
調整が議論をよびます。

また、川副町の都市計画線引き案も示され、
新市においては、
南の犬井道地区のみが市街化区域になるというものでした。

これらの懸案に関しては、
今日の全員協議会で執行部から
合併協議会と同じ資料が配られましたが、
町長が不在のため、その見解が聞けない私には
すこぶる不満なものでした。

10日には次の協議会があり、
見解を急ぎたいと思います。

と言うよりも、新市においては妥当な線引きですので、
A案に同意された以上、
すでに見解をもっておられるのが
当然といえば、当然ですが…。


平成15年10月1日(水)       1市6町・合併協議会。

第15回・1市6町合併協議会が
『はがくれ荘』のメモリーホールで13:30から開催されました。

今日の協議会は
重要な協議事項が多くあり、
13:30〜19時まで、実に5時間半に及ぶ協議でした。

帰りが遅くなり、且つ、帰宅後は
このところ視察が続いた為に、
溜まりに溜まった家事もありで、
私のエネルギーも切れましたので、
今日の協議会は明日に詳しくご報告します。


さて、今日から10月ですね。
今年のカレンダーも、あと3枚になりました。

1日にカレンダーをめくる時は
新鮮な気持ちと、何かしら、期待感があります。

皆さんにとって、素敵な10月になりますように…。
お元気でお過ごし下さい。