2003年6月

とぴっくす

6月3日

ようやくデモンベインクリアだよ.全エンドみた後もう一回じっくり アルルートやり直したから時間かかりまくり.

いやはや,すごいわこのゲーム.一言でいえば絢爛豪華.
魅力的で,無駄のない登場人物たち.これでもかとばかりに書き込まれたテキストと それを支えるきっちりとした設定.笑えて,ぐっときて,そして血がたぎる展開.
小細工のないフルパワーのエンターテイメントがここにあった.

クトゥルフでロボットものなんてトンデモなイロモノかと思いきや, 冗談じゃない,堂々と正面から描ききっている.
きっちり知識を持った上でアレンジしているため,きちんとクトゥルフもの なのだ.
特にアルのノーマルエンドにいたっては,ダーレス系として 一つの究極ではあるまいか.

テキストの装飾がくどすぎるとみる向きもあるようだが,これはあまり気にならず. 普段,京極堂だの西尾のいーたんだの読んでるせいだろうか.
ただし台詞があまり声を当てられることを意識していないようで, そこが気になった.特に日常会話.
ちょっと1文が長すぎて違和感が激しい.
声が入っているのは主役級のみで,それも1章と8章と最終章に限定されていたことは むしろよかったと思われる.
また話自体がめちゃくちゃ長いため,フルボイスなんぞにされた日には, いつまで立っても終わらないなんてことになりかねない.
大方コスト的な理由でそうなったのだろうが,結果としてはよかったのでは なかろうか.
ただウィンフィールドには声が欲しかったな……

誰にでも勧められるというわけではないが,ロボットものが好きで, HPL狂信者でなければ,やらないのは損失以外のなにものでもない.
だまってプレイせよ.そして,心震わせろ.

6月24日

嘘屋 佐々木酒人さんがシナリオとのことでキャンディトイズなるゲームをプレイ. いやもうのたうち回るほどに笑ったわ.
なんだよ,『ということにしたいのですね♥』ってw

ゲームの方は,実にあの人らしく,笑えて暖かくエロっちぃ. 正しいエロゲで満足.
たださすがにかなたは性格設定に無理がないかい.