2003年11月

とぴっくす

11月1日

10月からこっち,気力体力体調いずれも最悪の部類.
何にもやる気がしない.
いわゆる鬱病なのだろうかとちと不安になり,治療法を調べたのだが, 見てると無性に腹がったので,違うということにする.
なんであそこまで配慮されにゃならんのだ.

11月2日

ここ数日やっていたFlyingShineの'CROSS†CHANNEL'終了.
これは……いいな.
詳しく書こうとするとことごとくネタバレになるのでやめておくが, 構成が恐ろしく,うまい.
淡い色彩も,前に出すぎないBGMも,ストーリーを際だたせるべく,非常にバランス よくまとめてある.
キャラクターも立っているし,およそ隙なし.

ただこのゲーム,自分を主人公に重ねるタイプの人には,合わないだろう.
プレイヤーそっちのけで話が進む.

このシナリオは,DOの山田一氏との同一人物説が流れている田中ロミオ氏.
書きたいテーマがしっかりしている点や,キャラクターの作り方等々, そうだったとしても全く不思議はないなという印象であった.
まぁ中の人が誰であれ,無条件で追いかけても問題なさそうなライターが増えるのは うれしいことだ.

気力が,なんとか妖々夢を再開できるぐらいまで回復したり.
てことは,このところつまんないゲームしかやってなかったから, ぐだぐだになってたのだろうか.
ま,積ん読,罪げでもぼちぼち崩していくとしよう.

11月3日

C†C終了の余勢を借り,HERMITの'FOLKLORE JAM'をクリア.
これまた当たり.ノリの軽い伝記ものといったところか.
序盤の演出のテンポが多少悪いことをのぞけば,欠点がほとんど無い.
話の流れが予想の範囲内に収まってしまうのも,あまりマイナスに働かない.
普通におすすめできるゲームといえる.

都市伝説をあつかっているため,Project-μの呪詛を思い出したが あり方がずいぶん違うな.
向こうは幾分の欠点はあるものの,それを上回るほどの魅力があるという 力強い作品だったが,これは八方きれいにまとめた優等生タイプといったところ.

さて次はりろりろでもやるか.

11月28日

共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人という本の紹介が なかなかおもしろい.
五感のどれかが他の感覚に結びついてしまう人のことを共感覚者と 呼ぶらしいのだが,この共感覚というのは本来人間が誰でも持っているというのだ.
普通の人がそういった感覚にならないのは,意識にのぼる前に脳が フィルタリングしているかららしい.

これはは妄想だが,こういった感覚の混線があるから,まるで無関係のものに 美しさを見いだしたりするのではなかろうか.
PGがソースコードの中に美を見いだすように.