2004年11月

とぴっくす

11月3日

21時には寝床に潜り,3時頃一度目がさめたものの4時過ぎには再度眠り, 結局起きたのは13時ごろ,という16時間睡眠コース.久しぶりである.
先週の'朝まで小説'パターンが響いている様子.

苺さんの塗装開始.今回は髪からやってみた.
無駄にタン,ウッドブラウン,レッドブラウンで3色グラデ. タンがほとんど感じられない.
でもなかなかいいかんじ仕上がったんじゃないかな.茶系の髪の基本パターンが つかめたかも.
ただ情報量が多い造形だったから,あの程度のグラデーションでも見られる状態に なったんじゃないか,という疑いも抜けないので,さらに研鑽せねばなるまい.

11月6日

肌色を吹いていたのだが……どうにもうまくいかず,どぼーんorz
やはり面積が広くて,情報量が少ないと,ついついやりすぎちまうな.

11月9日

肌色のリカバリ,やり直す前よりうまくいってるよあっはっは.
いつもは塗料皿でちまちま作ってた色を,クリア半瓶,キャライエロー6滴, レッド3滴と,大量に作ったのがよかったようだ.
クリアが少なくて適切な濃さになってなかったんだろう.

11月14日

久しぶりに佐賀市へ出て,白山にある松永模型にいってみた.
南バイのモデラーズ松永がラジコンメインだったのに対して, こっちはモデルガンのスペースが大きいな.どっちもいまいち使いにくい.
今回の目的はブルーパールだったのだが,結局この2店では用が足りず, Cモジュールで買うことになった.
うーん.
やっぱ,佐世保の方がいいな.

11月20日

苺さん完成〜.ようやくいい感じになってきたかなあ.
まあ今回一番気合い入れてた髪の塗装がうまくいったんで それで満足しちゃったというのもある.
次の短期目標は肌の陰影表現かな. 毎度,弱すぎるか強すぎるかで,どうもバランスがわるい.

さて次のキットだが,ちょっと悩む.
元々やるつもりで注文したキットは想像よりかなりでかかった. 0.2mmのピースだけでやるのはちょっとしんどそうだ.
かといって他のはどうにも製作意欲がわかない.
とりあえずでかい奴のパーティングライン処理を始めてみたが, さてどうしたもんか.

11月22日

目標変更.8体目は武器屋のセイバーさん.
状態がいいんで,パーティングライン処理もほとんど終了.
明日で表面処理を片づけて,明後日には塗装に入れるようにしたいところだ.

11月24日

なんとか前日明け方までかかって表面処理済ませて,一気に塗装を, と考えていたのだが,結局3色ほど塗ったところでダウン.

夕方から,積み状態だったterralunarの『らくえん』開始.
あいかわらず演出がすばらしい.突出してるなあ.

11月25日

車中でぼんやりFMなぞ聞いていると,延々'スラッシュドットコム'と 歌っている曲がかかった.スラドのテーマ曲?
あとで調べてみると'fatboy slim'というグループの'slash dot com dash'という 曲だったようだ.
これは本家と関係あるんだろうか.でも向こうはslash.orgだしなあ.
謎はふかまるばかりでございます.

11月29日

'らくえん'クリア.
だいたい一日一人ぐらいこなしてたのだが,最後は,もう一度ゆっくり楽しもうと スキップを使わなかったら3日ぐらいかかってもうた.
簡単に終わらせてしまうのはもったいねえ.

まずはちくりん.
うおーいてー.最後の最後でそういうことやるか.
エロゲと演劇の関連性を話すシーンが一番興味深かった.
立ち絵システムの確立はいつだったろう,とかふと考えてみたり.

続いてとっとこハム野郎.
イカれた言動・行動でありながら,周りをよくみて調整してるムーナス 真のリーダーだね.
意地を押し通すエンディングは一番好き.

うるさくない方.
うお,爛れた日々だw
はじめはたいしたことのない棘が刺さっただけだったとしても, 余裕がなくなってくると,化膿してくるのであろう.ずだぼろ.
この子専用のイベントがちょっと少なかったが,その分,日常パートが楽しい.

うるさい方.
このシナリオだけ,'僕'ではなく,'声優業'の話だったか.
ゲーム製作の方はそれなりに耳にする機会も多いし,自分の仕事とも近いんで 想像が出来るのだが,これはしらない世界だ.
あっちはあっちで大変だな,と.そしてカコイイ.
CVの金田まひる氏の熱演が光っていた.

みかみみか
がむしゃらに,ではなく,穏やかに自分の道を歩き始める,心地よい話であった.
これが正エンドかな.
他でちらほら出ていた伏線もここでだいたい回収された.
キャラ的には一番好きかも.ほにゃほにゃ.
……ところでモデルはみつみじゃないだろうな.あれも関西系だったような.

いいゲームである.
出てくる人間は片っ端からどこか壊れた重度のヲタどもばかりだが, なんとストレートな青春ものだ.
また,細部まで手を抜かずに作り込んだ,徹底したエンターテイメントでもある.
楽しませることを第一義においているのが正しい.
畳みかけるような演出とリズミカルな文体でやけくそのように上がるテンション, しすエンのときにも思ったが,並のセンスでできるもんじゃない.

曲もいい.全編ギターである.ロックである.特にエンディングの 『くそったれな毎日!うつむくな、僕のちっぽけなプライド。』というフレーズには, くるものがある.
このゲームの一つのテーマでもあろう.

強いてマイナス点を挙げると,絵がキャッチーではないことか.
とはいっても,プレイし始めるとそうわるくないことに気が付く. しかし店頭で,このパッケ絵で買うのはちょっとためらわれるだろう.
私はすでにしすエンで問題ないことがわかっているから 迷わず手を出せるのである.
マンガ的な記号が非常に強く,そのあたりが一枚絵としては くどく感じられるんじゃなかろうか.
もっとも,プレイし始めると,この絵以外ではお断り,になるのだが.
普通のエロゲ絵師ではこのテンションに負けてしまうだろう.

あと男衆に声が入ってないのもちょっと残念.
これだけエキセントリックな連中がそろっているのだから,いい味が出せると 思うんだがなあ.
まして,こういう,声が入っていること自体に意味がある希有なゲームなのだし.

ちなみにお気に入りはマーキー・ザ・パスタソース.
チビハムルート最後付近のアレは最高だ.
プログラマたるもの,かくありたし.でもスパゲティなコードだけはかんべんな.