2004年10月

とぴっくす

10月4日

瞳の線を引いてクリアコートしたところ,線が薄くぼろぼろになってしまい かなりへこんだ土曜日.
なんとか気を取り直してもう一回やり直してみた.
……まあまあ,かな.
そのまま中を塗って瞳は完了.目の周りは明日.

それはともかくとして,線を引く順番を間違ったのが痛い.
目の輪郭線->ハイライト周りの線->黒目,とやってしまったため,黒目を 楕円にするつもりが,ハイライトの線と干渉してしまって,きれいに ならなかったのだ.
次回は黒目を優先させねば. あともう一つ,虹彩を表現するのを目標としてみよう.

10月16日

ようやく積みガレキが減ってきたのに,ついつい3つばかり在庫を 増加させてしまう.首絞めまくり.

前回のスクルドさんは前髪の処理がうまくいかず,どうにも満足いかない出来と なってしまった.
ぽっきり折れそうで,あんまりヤスれなかったのが敗因である.
いっそのことアルミとかで新造すべきだった.

今は手流しキットの表面処理中だが,埋めても埋めても気泡が出てきて, ちょっと疲れてきたので,気分転換に新しい方を先にやろうかな,と.
つーかこの苺さんの部品精度たっかいわぁ.

10月19日

部品点数が一番少ないキットの表面処理が終わったのだが,颱風接近中のため プライマー+クリアを吹けない.
さすがに雨降ってる中ではやれねえ.
この二つだけは缶を使ってるんで,部屋の中やっちゃうと飛び散りまくって どうにもならないし,お手製の塗装ブースもどき使っても一瞬でフィルタが 目詰まりするし.
こまったもんである.

10月21日

久々にエアブラシ.
ほんとは前回やるつもりだった,キャラフレ1主体の肌色を塗装する.
……まあまあかな.
ちょっと影部のグラデーションが弱すぎたかもしんない.
ただやってる最中は,完全に消えてしまうかなと思うぐらいだったんで それよりは強い.
やはり弱め弱めにやっていかねば.

10月22日

リボン以外の塗装完了.もうちょい.

10月24日

ちょっと予定をオーバーしたが,とりあえず完成.
いままでで一番いいかもー.
もちろんまだ目のがたつきとか気になる部分はあるけど,なんとか許容範囲内.
今の問題は線がどうこうというより,ねらった形の目を出せない点にある.
紙の上での練習も必要になりそうだ.

続けて,離型材処理だけは済ませておいた7体目のパーティングライン処理を開始.
めちゃめちゃ繊細なキットなんで,かなり神経すり減る……

10月25日

2004年摘みのウバ茶を飲んでいるのだが,これがなかなかうまい.
ちょっと前に飲んでいたファーストフラッシュのダージリンよりいい感じ.
いままに飲んだウバはどれもぱっとしなかったんで,そういうもんだと 思いこんでいた.
やはり葉なのだな.

寝際,ナイトキャップがわりにちょっと小川一水の『復活の地』1巻を 読もうとしたところ,やめられないとまらない. おもしれぇぇぇぇ.
興奮状態にはいったため続けて2巻に手を出し,半ばぐらいまできたところで 6時をすぎているのに気が付いて,やばいやばいと無理矢理眠りについた.
思い起こすと『第六大陸』も『導きの星』の時もこのパターンで睡眠不足になった ような.
おそるべし小川一水.

10月27日

どうもSeagateのマイクロドライブもどき5GBも,流用対策が施される 可能性が出てきたとかなんとか.
やはり事前に保護しておいて正解だったようだ.

小川一水『復活の地』読了.
突如起こった地震による首都壊滅を一人の官僚が押さえるという話である.
その強引な手段で市民には嫌われ,目指す理想の政体を作るために動く 冷徹な政治家からはスケープゴートにされ,と,八方を敵に囲まれながらも 『民意にのみ殉じる』を胸に,まっすぐ力強く進んでゆく姿は心を打つ.

恐ろしく精密に描かれる地震による崩壊と,その対処. 上からの指示だけでは限界があり,いかに現場が効果的に活動できるか, 個人の心構えとその教育こそが,こういった災害時には重要だということが この上なくはっきりと描かれている.

さて,氏の小説でよく言われる'なんだかすっきりしない終わり方'が今回全く 感じられない.
いつもなにがひっかかっているかというと,そこまで話で積み上げてきたこととは あまり関係のない要素が最後の問題を解決してしまうあたりにある.
現実は,自分らがいくらがんばっても手に負えない部分がある,というメッセージの ような気もするが,やはり小説としてはカタルシスに乏しい.
今回も外からの介入という要素もあるが,メインの問題はあくまで自分らの力で 解決される.
このあたりが今回の気持ちよさにかかってくるのだろう.

このところ小説を読んでも,早く先が読みたい,という欲求があまり起こらず 気力減衰がこんなとこまで響いてるかと不安になっていたが, おもしろいと思う閾値が変わっただけのようだ.
3巻も,懲りずに寝際から読み始めてしまい,またも睡眠不足なってる有様.
ぬおー.

10月29日

検察官を翻弄しまくったoffice氏の奮闘.
office氏がACCSに対して執った手段こそ粗末だったが,ロジカルでいい闘争では ないか.
そもそもACCSには法以外の'正しさ'というものがない.
治安のわるい土地にある家で,鍵もかけない,扉は開けっぱなしな状態で 泥棒に入られましたといわれても,まあ確かに犯罪だろうが,それを騒ぐというのは 家主が低脳であることを宣伝しているようなもんである.
あげくにそのことについて注意されても無視していたのでは弁解の余地もない.
ただ,そのデモンストレーションで家の中に入ってしまったのがまずかった.

まあoffice氏においてはこの際,論理的思考の出来ない連中を少し 教育してやれ,と.

10月30日

昨日の寝際,コンポの電源を落とそうとスイッチにふれると,あの独特の 引っかかるような手触りが.また漏電してやがる!
ときおりPCからアース線がはずれてることもあったため,今度もそれかと思ったが, 確認するときちんとつながっている.
もしやと家の外へ出て,地面に打ち込んだその先を見てみると,ぶっちり 切られているではないか.
だれだこんなことしたのと思いつつ,その日は就寝.

今朝方,うちの親に聞いてみたところ,どうやら家の周りを徘徊している狸どもに かじられたらしい.
どうりで切り口がぎざぎざだったわけである.
いらんことをしてくれるもんである.いい感じに太ってるし, 鍋にでもしてくれようか.
しかし,なにがうれしくてかじるんだか.

10月31日

急遽福岡行.
存在することすら知らなかった天神ベスト9Fにある模型店にいって 意外なまでの品揃えに驚いてみたり, ジークス改装後初めて行ったトムソーヤで,他の客層が変わりすぎていたため, そのフロアへの移動中,あまりの場違い感にいたたまれなくなってしまったりとか, まあそんなような
詳細な瞳の描き方講座が載っているというレプリカントの14号を 見つけたのが一番の成果だったかな.
だいたいはわかっているものの,やはり実際に各工程を細かく見るのは 参考になることが多い.たしかに必読かも.

昼飯はヨドバシの中にあるインド料理屋.ここ前はタイ料理じゃなかったっけ?
カレー2種,ナン,タンドリーチキン,シークカバブ等のセットで2000円ほど.
昼飯にしちゃちょっと高めだが,味はわるくない.辛いものが駄目な同行者も おいしく食っていたようでなにより.
カレーの辛さがよくわからなかったんでとりあえず10倍で食したところ結構辛目. でも近くに座ってたおねーさんが25倍ぐらいで全然平気,とかのたまわれていたので どうにも対抗意識がふつふつと.次回はそのあたりでリベンジといこう.