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釈尊に関する行事

1.灌仏会

 花祭りともいう。西紀前463年4月8日、インドのヒマラヤの麓、ルンビニー(現在のネパール領)の花園で誕生された、アジアの光・人類の光、と仰がれるブッタの誕生をお祝いする法会である。この日は、釈尊の降誕のとき天より竜が降りてきて香湯をそそいだという物語によって、誕生仏の像に香湯か甘茶をそそいでお祝いする。日本では承和7年(840)宮中で行われてから一般化したといわれる。

2.成道会

 釈尊は6年間にわたる苦行のうち、ブッダガヤの菩提樹のもとに端座して、49日の間瞑想にふけられ、すべての心の悪魔を退治して、35歳の12月8日の早朝、仏陀(目覚めた人・真理を悟った人)となられたことを記念する法会である。

3.涅槃会

 釈尊は45年にわたって伝道の旅を続け、80歳の老齢を迎えて、クシナーラのサーラ樹のもとで、最後の時まで諸行無常の理を説き、自らを灯として、他にたよってはならぬ、と諭して2月15日の夜半、頭北面西右脇にふして静かに入滅されたのである。仏教徒は釈尊の生前をしのび、その教えを奉持することを誓う法会である。

親鸞聖人に関する行事

1.宗祖降誕会

 浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、承安3年(1173)5月21日(陰暦4月1日)京都醍醐日野の里で、藤原氏の一門として誕生された。その誕生をお祝いする法会である。

2.御正忌報恩講

 親鸞聖人は90年にわたって、従来の教えのように、私が仏を求めて行くのではなく、反対に仏に求められていた私であることに目覚め、ともに手を取り合って仏道を歩もうと説いて、山岳仏教を庶民の仏教にして下さった。だが聖人は弘長2年(1262)1月16日(陰暦11月28日)京都山ノ内の善法院で、末娘の覚信尼や門弟たちに見守られながら、仏の恩を喜びつつ、90年の生涯を終えられたのである。この御命日に当たって、聖人のご苦労をしのび報恩感謝の気持ちを表す法会である。