染付梅に鴬文皿  (岩中窯跡/1620〜40年)

 

 

(内面)

(外面)

 梅に鴬。定番といえば定番の文様である。しかし中皿の場合、同じ製品が複数の窯で作られることは少ない。よって、同じものが出土・伝世している場合には、この窯の製品である確率は高い。縁を小さく折曲げた浅い中皿で、口径は推定22cm前後、底径8.4cmである。高台内周はやや深く削り込まれている。出土層位は、最下の製品集中層の上面で、上下どちらの層に帰属するものかはっきりとはしない。しかし、少なくとも1640年代以前の製品であることは間違いなかろう。

 




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