介護を受けておられる方にとって、つい体の病気にばかり目が行きがちですが、お口の中の状態が体調に大きく関わっていることをご存知でしょうか。虫歯や歯周病の治療をすることも大切なことなのですが、それと同じくらい大事なのがお口の中のお掃除です。最近では口の中で繁殖した細菌が肺に流れ込んでおきる肺炎(誤嚥性肺炎)が高齢者に起きていることが報告されています。ただ、介護を受けておられる方のお口の掃除はいろんな意味で困難です。正しい方法で行うには、専門家による指導、施術が必要です。また、入れ歯がしっかり調整されていることも、食べる、話すためには重要なことです。

    お口の状態がよくなると・・・
  1. よくかめる
  2. 食事の介助の軽減
  3. 食事がおいしくなる
  4. 口臭の予防
  5. 会話、コミュニケーションの向上
  6. 身体機能の回復
  7. 誤嚥性肺炎の予防
  8. 痴呆の予防

誤嚥性肺炎とは

口の中の細菌が食物や唾液とともに誤って肺に入るためにおきる肺炎です。これが原因で発熱したり、重症化すれば命を落とすこともあります。

介護チェック

介護をされている方、お口の中を見たり触ったりするのはなんとなく気が引けるものです。しかしそれだからこそ口の中は問題を見過ごしやすい場所とも言えるのです。 入れ歯を外してもらい、以下のようなことに気をつけて口の中を観察してみましょう。

  1. 口の中(歯や歯ぐき、粘膜など)に痛みがある。
  2. 入れ歯が合わない、痛い。口の中に傷がある。
  3. 歯がぐらぐらする。
  4. 唾液が少なく、口の中が乾いている。乾いて痛い。
  5. 食べ物の味がしなくなった。
  6. 歯ぐきから血が出ている。
  7. 口臭がする。