み教えに聞くM (願いに応える
  人生)i モード

そういう意味で、この私は、大きな社会の中にあって一粒の種にすぎない人間でありましても、限りなく広い世界につながった人間として、何事にも常に深い反省と謙虚さが必要でありましょう。
同時に、小さく見えても、大きな世界につながっていくものとして、積極的な人生が送られることになると受けとることもできましょう。
 
 み仏のお心をいただくということは、私の生命、私自身を深く顧みて、一体この世の中でどういう自分であるかということを、謙虚に知らせていただくことであります。
 
また、み仏の広いお心に包まれて、自己中心的になりがちな、また生きている限り刹那的になってしまいがちなこの心を常に開いて、限りないみ仏の生命の世界に向かって人生を送らせていただきたいものと思います。
 
昭和53年5月26日
      

浄土真宗本願寺派大谷 光真門主述

本願寺出版社刊
 「願いに応える
   人生」より

(内容転用の場合は、本願寺出版社の了承をお取りください)


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