第564回  今は末法なので

 平成15年 11月 13日〜

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
御文章を拝読していて感じました。
何で 南无阿弥陀仏なのかということを
蓮如上人は このようにお書きいただいています。
ご文章の五帖第四通の「男子も女人も章」です。
それを要約されたもので ご紹介します。
    
  男も女も、罪の深いものたちは、諸仏の
お慈悲をたよりにしても、今は末法の世なので、
諸仏の力ではとても救われません。


 ところが、阿弥陀如来は、十悪五逆の悪人をも
救うという すぐれた願をおこし、み仏となられた
方です。
「私を深くたのんで 二心なく信じる衆生を たすける
ことができなければ、私はさとりをひらかない」 と
誓われた阿弥陀如来ですから、私たち衆生が
浄土に往生することは疑いありません。

ですから、いかに自分の罪が深くとも、一心に
阿弥陀如来におまかせして、おたすけくださいと
疑いなく信じたものは、十人は十人、百人は百人、
みな浄土に往生することはまちがいありません。


 このように信心が決定した後に、尊いことだと
思う心がおこったときは、時や所に関わらず、
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と念仏すべきです。

これを仏恩報謝の念仏と申すのです。  (五帖第四通)
                    (毎月 22日に拝読の大意)


このようにご文章で、教えていただいています。
お釈迦さまが 生存中や、その直後であれば、
自分の力や諸佛の力で 救われた人も多いことでしょうが、
今は、末法の時代だから 阿弥陀如来の教え
南无阿弥陀仏でなければすくわれませんよと
教えていただいているのです。
どうも、そのことを忘れていたようです。
妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、11月20日に新しい内容に変わります。