第874回 明るくて たしかなくらし  〜如来の智慧をいただく〜

 平成 21年 10月 22日〜

妙念寺電話サービス お電話ありがとう ございます。

こんな文章に出あいました。
「いつでも どこでも 一分間法話 200」という 飛鳥居 昌乗という先生の
書かれた ご本です。(法蔵館出版)

明るくてたしかなくらし という項目の中に こんなことが 書かれてありました。


忍 辱 

 妙好人足利源左は 「ひとさんに、堪忍してもらってばかりおりますだがや」 といった。
かんにんするというのは 我慢する。辛抱するということです。

妙好人といわれる人でも、堪忍してもらっているというのに、私たちは
どれほど多く、毎日、他人に忍辱を強いているのかと思うと、
今更ながらこの言葉が身にしみます。

我慢する、瞋恚心を起こさないことは、仏教徒の大事なことでしょう。


精 進

 精進とは 世にいう努力という言葉とは 少し違います。
世にいう努力というのは、自分の目的や利益を果たすためにつとめ励む
ことですが 仏教の精進とは、仏法を求め、仏法に随って
生活を正すことです。

他力真宗にも 精進は必要です。
煩悩具足の凡夫なるが故に、広大の慈悲を頂きながら、
日常のなりわい(業)に身心をつくし、報恩行にもつとめねばならない。

 報恩行が 即精進です。


智 慧

 仏教でいう智慧とは、かしこいとか物知りをいうのではない。

仏教での智慧とは般若ともいい、もっと高次元のものなのです。
通仏教的に言えば、存在の本質全体を把握することです。

真宗的に言えば、真の智慧は 人間凡夫にあるのでなく、
阿弥陀如来の慈悲心が智慧で、私たちはそれを頂けるのです。
如来の智慧をそのまま。


お金のもうけ方

 お金は もうけねばなりません。
もうけるとは 漢字で「儲」と書きます。分解すると 「信」プラス「者」です。
すなわち「信者」です。
人を信ずること、仕事を信じること。そして真実なるものを信ずること。

最近のいい経営者は信心深い人だと聞きます。
目先のことばかり考えていると、お金はふところに入って来ないようです。
まことの信者になると儲けられます。

妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。 次回は
10月29日に新しい内容に変わります。


         


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