第912回 ここは愛敬町 〜お経には 愛敬父母と〜

 平成22年 7月15日〜

妙念寺 電話サービス お電話ありがとうございます。

このところ お寺での行事が続いています。組の仏教婦人会の例会で 住職の挨拶
こんなお話をしようと 思っています。

お寺のあります ここは 愛敬町と 申します。
愛情の愛に 尊敬の敬 周りが 飲食店が多く 愛敬が第一
男は度胸 女は アイキョウ という 愛敬。 
今は 男は 愛敬  女は 度胸・・・ 

逆のようでもありますが、客商売は やっぱり愛敬だろう
そこから来ているように お考えになる方も多いでしょうが
実は 昔は このあたり 田んぼばかり 「愛敬島」といわれたようです。
田んぼと クリークの中に 島があった その愛敬島から 地名になったようです。

で 愛敬とは 実は お経の中にある言葉です。
親鸞聖人が これこそが 私のための教えと 尊ばれた 
仏説無量寿経には

「愛敬父母」ということばが ございます。
阿難尊者が 立ち上がって お釈迦さまに 今日の世尊は喜びにみちあふれ 
お姿も清らかで そして輝しいお顔が
 ひときわ気高くみうけられます ・・・
と質問します。


その直前に 「愛敬父母」と ことばがあります。
お釈迦さまのお説教の場に つらなる菩薩方のことが説かれている
最後の部分ですが、

すすんで人々に尊い教えを説き与えることは、親孝行な子が 
父母を敬愛するようである。・・・ お経では 愛敬父母とあります。

還相の菩薩方が  すすんで人々に尊い教えを説き与えることは、
親孝行な子が父母を敬愛するようである。・・・
上から目線ではなく 親孝行の子供が 父母を敬愛するように
おしえを説いていただいている。

今日の、皆さんの横におられる方は 実は お浄土から帰って 
来られた菩薩さまで あるかもしれません。

愛というと キリスト教の言葉のようです。
仏教では 愛は 愛欲とか 渇愛という 悪い意味でとらえていますが。
いい意味で 愛敬 愛楽とか 使うのですね。

ところで 愛といえば 結婚
ここから ご講師紹介をしょうと思っています。
子供のころから お寺に親しんでもらおう それには 生まれる前から 
結婚式を お寺で 挙げていただこうと
  教区の若い 法中さんたちが 
チームを組んで
 雅楽演奏 司会 会係 全部 結婚式を取り仕切って
いただいていますが


今日の ご講師も その会のお一人です。
 昨年 ここで 仏前結婚式を 挙げていただいたときは
 駐車場から この参道を 花嫁 花婿 を先導していただき
式 一切をお世話いただいたのが 今日のご講師さまでした。

仏前結婚式を 紹介するパネル写真に 参道の行道の様子が 使われておりまして、
それに写っておられます。


どうぞ みなさまも お子さん お孫さんに勧めて いただくだけではなく
現在 独身の方は あるいは これから独身になられる方 
ご自分も 仏前結婚式を お寺で 上げていただき 
尊いご縁を 結んでいただければと 思います。・・・・

 妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、7月22日に 新しい内容に 変わります。


         


           私も一言(伝言板)