第967回 周りのすべてに 〜有り難うは 感謝のことば〜

 
平成23年 8月 4日〜

「日本一住宅を売っている営業マンの営業手帳」という本が 目にとまりました。
自分のことを 口べたで内気で、不器用な人間と表現されており、
購入してしまいました。

その中にこんなところが ありました。
「営業マンはほんとうに孤独だろうか」 との項目に


営業マンは一歩会社の外に出れば、孤独な存在です。
ですから、「自分の手でこの道を切り拓いていくんだ」という気分になりがちです。
 そのため、よい業績が残せたりすると「自分が成し遂げたのだ」と

思ってしまいます。

しかし、これは持ってはいけないプライドです。
営業成績が上がったときは、自分の周りにいるすべての人々の協力の

おかげだと感謝の念を持つようにしましょう。

 事実、売り上げはお客様の支払ってくださるお金ですから、

あなたの営業成績はお客様の力をお借りしていることになります。

 また、あなたが営業マンとして一人立ちできるまで面倒をみてくれた
上司もいるはずですし、あなたが契約した後
 行程を担当するスタッフや
協力会社の方も大勢いらっしゃると思います。

人の力を借りるということは、甘えではありません。
人の力を借りてしか、仕事は出来ないのです。・・・・・・

                   という内容です。


また「感謝の気持ちから出る行動はすべてがベストであり、正しい」には


人は感謝をするとき「ありがとう」と言います。漢字にすると
「有り難う」となり、本来は、読んで字のごとく「なかなか
起こりえないこと」という意味が含まれています。

「有り難う」の反対が「当たり前」という概念です。

上司は部下に協力して「当たり前」、現場の職人には日当を
支払っているから一生懸命仕事をして「当たり前」銀行はお客様に
融資して「当たり前」・・・。

 お気づきのように「当たり前」という考え方の背景には
「感謝」が欠如しています。何でもかんでも「当たり前」と
思う人は、他人からの協力を得にくくなります。

感謝の気持ちで “他人の力”を借り、感謝の気持ちで
“自分で出来る何か”を その人にお返しするようにすれば

万事がうまくいくはずです。

「当たり前」という考え方はやめましょう。
感謝の気持ちから出る行動はすべてがベストであり、正しいのです。・・・・

             (田中敏則著  株式会社あさ出版 発行)


作者の営業マンの方は いつもポケットに念珠を持っており、お仏壇のある
お宅では まずはお参りさせていただく ともあります。
山口県の方のようですが、真宗のご門徒のお家に育った方ではないかと

味わっています。

お念仏の人の考え方 行動によく似た感じがしてなりません。
南无阿弥陀仏は 讃嘆のことばであり、感謝の言葉です。

妙念寺電話サービス 次回は 8月11日に 新しい内容に変わります。


         


           私も一言(伝言板)