(112)
教主世尊に
まうさしむ
往昔恒河沙劫に
仏世にいで
たまへりき
無量光と
まうしけり
(現代語訳)
娑婆世界での教えの王である釈尊に対して、勢至菩薩はみずからの領解を申しあげられました。
ガンジス河の砂の数ほどに限りないはるかな昔に、仏がこの世に出られましたが、その仏の名を無量光という阿弥陀如来であると申されました。
白川 晴顕師著
「浄土和讃を
読む」 332頁より