(116)
染香人の
その身には
香気あるが
ごとくなり
これをすなはち
なづけてぞ
香光荘厳と
まうすなる
(現代語訳)
香りに染まった人の身から、おのずとかぐわしい香りが漂ってくるように、阿弥陀仏の本願を信じて念仏する身になった人は、如来の智慧のうるおいが香り、その輝きによって身が飾られるために香光荘厳といわれます。
白川 晴顕師著
「浄土和讃を
読む」 342頁より