(17)
  安楽無量の
   大菩薩

  一生補処に
   いたるなり

  普賢の徳に
   帰してこそ

 穢国にかならず
   化するなれ


(現代語訳)


安楽の浄土におられる量り知れない数多くの菩薩方は、浄土へ往生すると同時に阿弥陀仏と同じさとりに達し、必ず仏になることが約束された菩薩の最高の位に至っている方々です。

しかも菩薩方は仏のこの上もない慈悲の功徳を具えられているために、再び迷いの世界に還って仮りにさまざまな人の相となって衆生を導くはたらきをされるのです。


白川 晴顕師著
「浄土和讃を
 読む」 65頁より


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