(37) 自利利他
    円満して

  帰命方便
     巧荘厳
 
こころもことばも
   たえたれば

  不可思議尊を
    帰命せよ


(現代語訳)


みずから仏となり衆生を往生させる功徳をまどかに満たして、衆生を信じさせずにおられないという慈悲のはたらきを巧みに表現されたのが如来の真実報土の浄土です。

しかも、そのまどかに満ちた功徳は、到底私たちの心で思うことも言葉で表現することもできません。

そういう不可思議な功徳を具えられた尊い阿弥陀仏をたよりとせずしてどうしておられましょうか。


白川 晴顕師著
「浄土和讃を
 読む」 83頁より


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