(4) 智慧の光明
   はかりなし

  有量の諸相
   ことごとく

  光暁かぶらぬ
   ものはなし

  真実明に
    帰命せよ


(現代語訳)

真実に目覚めた阿弥陀仏の智慧は、光となってあらゆるものを照らし、そのはたらきは凡夫の心で到底量り知ることができないために無量光と呼ばれています。

そして、ちょうど、光があかつきの闇を破るように、迷いの衆生を一人残さず照らして、限りある智慧しかもたない存在であることを知らせます。

ですから、ありのままの真実の相に気づかせてくださる阿弥陀仏にすべてをまかせずしてどうしておられましょうか。


白川 晴顕師著
「浄土和讃を
 読む」 29頁より


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