(42)
  一々のはなの
   なかよりは
  
 三十六百千億の

  光明てらして
   ほがらかに

いたらぬところは
   さらになし


(現代語訳)


浄土の池に咲きいずる蓮の華の一つひとつから青・黒・白・黄・朱・紫の六色が、こちらの光があちらに映り、あちらの光がこちらに映るように、お互いに色を引き立たせて三十六色となり、それらが百千億の無数の光を放ちます。

無数の光は朗らかにすがすがしく、その光が至りと届かないところはどこにもありません。



白川 晴顕師著
「浄土和讃を
 読む」 94頁より


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