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  臨終現前の
   願により

 釈迦は諸善を
  ことごとく

 「観経」一部に
   あらはして

 定散諸機を
  すすめけり



     
(現代語訳)


臨終現前の願と呼ばれる第十九願の教えをよりどころにされて、釈尊は自力で励む種々の善行を「観経」に詳しく説き明かされました。

それは具体的には定散二善といわれる行です。

そして、その自力に執われる人びとの往生浄土を勧めておられるのが、「観経」の教えです。


白川 晴顕師著
「浄土和讃を
 読む」 185頁より


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