(82)
十方微塵
世界の
念仏の衆生を
みそなはし
摂取して
すてざれば
阿弥陀となづけ
たてまつる
(現代語訳)
全宇宙には塵ほどもあるような数限りない多くの世界があり、そこに存在するすべての衆生に如来は目を注がれて、それらの衆生を名号のいわれを信じて念仏する身に育てられ、光の中に摂め取って決して捨てられることはありません。
それゆえに、この仏を阿弥陀と申されるのです。
白川 晴顕師著
「浄土和讃を
読む」 265頁より