(83)
恒沙塵数の
如来は
万行の少善
きらひつつ
名号不思議の
信心を
ひとしく
ひとへに
すすめしむ
(現代語訳)
ガンジス河の砂のように微塵の数ほどおられる諸仏方は、諸善を励む自力の行は少善であって、それをいくら積み重ねても往生できないと嫌われ、名号の不思議なはたらきによる信心のみがただ往生の道であると、皆がひとえに勧めてくださいます。
白川 晴顕師著
「浄土和讃を
読む」 275頁より