(98)
一切の功徳に
すぐれたる
南無阿弥陀仏を
となふれば
三世の重障
みなながら
かならず転じて
軽微なり
(現代語訳)
いかなる功徳をもってしてもおよばない、あらゆる功徳中の王でもある南無阿弥陀仏の名号の心をいただいて念仏を称える身になれば、無始以来の過去世から積もりに積もり未来世にまで続いていく現在のさわりのすべてが必ず転じ変えられて、それに惑わされない心ができあがっていきます。
白川 晴顕師著
「浄土和讃を
読む」 319頁より