昭和52年、この地にりんごを植栽以来、日々研究の結果、同時期、 同品種のりんごであ れば「北国のりんごよりおいしい。」と言っていただけるようになりました。 北緯33度22分、標高450M、海からの直線距離約20km。 実はこの数字に美味しいりんごの秘密があります。世界のりんごの主要産 地は北緯、南緯と も、40度乃至45度付近に在り、日本では青森、長野などが有名です。 当園と青森では緯度にして10度の差があり、その太陽のエネルギーは 数倍といわれています。 一説では九州の森林の成長量は、北海道の数倍だとも聞いています。し たがって糖度は2〜3%以上高く、平成13年には、糖度がつがるで19.4%を 記録しました。ちなみにつがるの平均糖度は11で普通くらいです。 もちろん、低地でもりんごはできるのですが、低地の場合収穫期が極端に 短く、おいしい時期が限られる難点があります。また当園は海洋の影響を 受けず昼夜の温度格差があり、りんごの着色などに有利に働いています。 もちろん、良いことばかりではありません。 その中でも、降水量の多さは特筆すべきで、りんご栽培には年間降水量 1000mmと言われ ているのに対し、当地では、2500mm〜3000mmもの雨が降ります。その 上病害虫が多く、消毒回数を数回多くしなければならないので大変です。 当園では果実の農薬被爆を防ぐため全園で袋掛けを行っています。除袋 後は、農薬をかけませんので、もぎたてを皮ごとまるかじりできます。 したがってお店で扱っているサンつがる、サンふじ(無袋栽培)等よりも、 安心して食べられます。
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