北山組 円光寺 安田 積心

 日本の夏、日本のお盆の季節が近づいてきました。

猛暑の中、昔からの習慣に従い、お盆を迎える準備が進んでいることと思います。
いわゆる13日の迎え火、15日の送り火。提灯や、灯篭、果物や野菜、盆菓子等のお飾り。

家族の里帰り、親戚の訪問、接待などなど、ご準備も大変ですね。
ところで、精霊が帰ってきたり、戻ったりするのでしょうか。どこから帰り、どこに戻るのでしょうか。

私には理解できませんが、皆様にはお分かりですか。最初に申し上げましたが、昔からの習慣に取り込まれてしまっているのではないでしょうか。


 阿弥陀如来さまの真実の働きによって、お念仏の日暮しをさせていただく人は、必ず阿弥陀如来さまのお浄土に往生させて頂き仏様にならせていただくのです。
そして、私たちのところへ戻って来てくださり、いつも寄り添って、お浄土への道を歩こうと導いていて下さるのです。ですから、ある特定の日に帰ったり、戻ったりされることはありません。
阿弥陀如来さまとご一緒になって、いつでも、どこにいても、誰にでも、あなたを見捨てませんよと

お声がけ下さっておられるのです。
このような働きの阿弥陀如来さま、ご一緒されるご先祖様たちに、おかげさまで、今年もお盆を迎えることができ、ありがとうございますと、お念仏させて頂くことが大切でしょう。


 こうして私たちはお念仏に始まり、お念仏を相続させて頂くことが大事であります。

習慣にとらわれてその時だけの行事だけで手を合わせるのではなく、遠い昔からおかげさまで、おかげさまでとこの身の今あることへの感謝と、阿弥陀如来さまのお慈悲を歓び、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と相続下さった、遠くむかしからのご縁を慶びつつ、お念仏のお盆を迎えられたのです。


 日本の夏、日本のお盆、お陰様で、ありがたいことです、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、

お念仏に始まり、お念仏相続いたしましょう。

 

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