友だち何人できるかな?   白石組 西光寺 西 昭文

 

 

 4月9日は地域の小学校の入学式でした。

二十五名の新入生を前に校長先生が、

「一年生になったら、一年生になったら、友達百人できるかな」と問いかけると

「むりー。二十五人しかおらんもん」

「そうだねー。でもこの小学校には、六年生のお兄さん、お姉さんまで会わせると百四十八名もいるんだよー。上級生ともお友達になってください」

そうですね。友達は同級生だけじゃないですね。

 

 入学式が終わったら、まっすぐお寺で保護者も一緒に入学のお祝いです。

仏教婦人会でご馳走を用意してくれました。

 

 総代さんのご挨拶

「みんな小学校入学おめでとう。このおじいさんもみんなのお友達にしてください。近所で会ったりしたら、『こんにちはー、学校でこんなことがあったよー』とお話してください。」

 そうですね。学校だけじゃなく、近所にも年齢にかかわりなくお友達になってくれる人がいるんですね。

 

 住職は言いました。

「たくさん友達ができるといいね。このお御堂には他にもみんなの友だちだよーと呼びかけてくださっているお方がいらっしゃいます。それは、ほとけさまです。みんなが見ていない時も、気づかない時もいつも一緒にいてくださいますよ。みんなで一緒に、お友達になってくださるほとけさまの名前を称えましょう。ナモアミダブツ、ナモアミダブツ」

 

 『仏説無量寿経』には「もろもろの庶類(しょるい)のために不請(ふしょう)の友(とも)となる。」(註釈版聖典七頁)と、ほとけさまは請(こ)われない、頼まれもしないのに友となり、他人事(ひとごと)ではない自分自身の事として、私たちを彼岸に度す、覚りへ向かわせようといつも包んでくださっていると説かれています。

 

 さらに「法を聞きてよく忘れず、見(み)て敬(うやま)ひ得(え)て大きに慶ばば、すなわちわが善き親友(しんぬ)なり。」(註釈版聖典七頁)と、お念仏を慶ぶ者は親友まで言ってくださっています。

 ここを親鸞聖人は御消息で、「釈尊のみことばに、『見敬得大慶(けんきょうとくだいきょう) 則我善親友』とよろこばせたまひ候へば、信心をえたるひとは 諸仏とひとしと説かれて候ふめり。」(註釈版聖典803頁)と味わっていらっしゃいます。

 

 お念仏に遇わせていただいた私たちは、ほとけさまと友だちです。

そして、アミダさまの本願力によって必ず悟りを開くことができるいのちを今生かされているのです。同じお念仏の道を歩む御同行、御同朋、友にたくさん出遇えていることを喜ばせていただきましょう。

 

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