オーケストラ/アルモニア管弦楽団

2002年2月に、佐賀県内外の演奏家が結集し誕生したオーケストラ。プロと優秀なアマチュアで構成されており、演奏、運営には全員が無報酬で参加している。 「アルモニア」とはイタリア語で「調和」「統一」を意味する。これまでの活動は、 ・2002年10月 佐賀市文化会館で第1回定期演奏会 シベリウス交響曲第2番他。 ・2003年9月 佐賀市文化会館で第2回定期演奏会 ベートーベン交響曲第3番他。 ・2003年9月 武雄市文化会館でイベントネットワーク佐賀主催の演奏会に出演。 ・2004年3月 NHKのおーい、ニッポン「佐賀県」で池辺晋一郎氏のさがんラプソディーを演奏。 ・2004年5月 唐津市民会館にて、親子でオーケストラを楽しむ企画として、ふれあいコンサートin唐津を開催。ドボルザーク交響曲第9番「新世界より」他。 ・2004年11月21日 佐賀市文化会館で大友直人氏の指揮により第3回定期演奏会を開催予定。

久原 興民(指揮)

佐賀市生まれ。成章中、佐賀高校を経て、武蔵野音楽大学、及び同大学院を修了する。創立時の東京都交響楽団に入団以後ヴァイオリン奏者として三十五年間在籍する。第二ヴァイオリン首席奏者、副首席奏者として長くその職を努めた。又オーケストラ活動の他に室内楽、室内オーケストラのメンバーとしても盛んに活動をした。数多くの国内外指揮者と共に演奏した経験を生かし、アルモニア管弦楽団を創立後は指揮者として活動する。また、他オーケストラへの出演、室内楽演奏、独奏と活動中。

木月 京子(アルト)

1966年NHKオーディション合格。東宝ミュージカル、劇団四季などのミュージカルに数多く出演している。ヨーロッパ、ロシアなどを訪れて自ら埋もれた曲を発掘して歌う日本で唯一人の彼女のライフワーク「カバレット・コンサート」をはじめ、ディナー・ショー、チャリティー・コンサートにも幅広く活躍。(財)日本オペレッタ協会公演の初期から欠かさず参加、婉然と舞台に華を咲かせる。オペレッタのみならず、シャンソン、カンツォーネなど、ジャンルを問わないその単抜した歌唱力と演技力と存在感は多くの人の認めるところ。

吉原 圭子(ソプラノ)

洗足学園大学音楽学部声楽専攻卒業。同大学附属オペラ研究所7期生修了。ニ期会会員。第19回飯塚新人音楽コンクールにて大賞受賞。第30回イタリア声楽コンコルソにてミラノ大賞(松下賞)を受賞し、現在イタリアにて研鑽中。第1回ミネルビオ国際音楽コンクール声楽部門第1位受賞。リャーノ・サッビアドーロ国際青少年声楽コンクールにて特別賞受賞。2000年福岡シンフォニーホールにて、ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルと共演。2001年5月イタリア・ピアチェンツァ近郊の町フィオレンツオーラ・ダルダのヴェルディ劇場にて「リゴレット」のシルダに出演し、好評を博した。2002年サントリーホールでのロイヤル・スペシャル・ガラ・コンサート(敬宮愛子様ご誕生記念コンサート)にて、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団と共演。その他NHK名曲リサイタルに出演。平成11年度文化庁芸術家インターシップ研修員。


原田 真以子(ソプラノ)

佐賀に生まれる。3歳よりピアノをはじめ15歳より声楽を始める。佐賀大教育学部付属中学校卒業後、福岡女学院高等学校音楽科に進学し福嶋敬晃氏に師事。卒業後、桐朋学園大学音楽学部演奏学科声楽専攻に進学し伊藤叔、牧川修一の各氏に師事。97年卒業後佐賀県音楽新人賞受賞。翌年同大学研究科1年修了。99年に渡英、英国王立音楽院に進学し、ジュリー・ケナード、アントニー・サンダースの各氏に師事。在籍中アカデミーマスタークラスにてオペラ歌手ロバート・ティアー、ウド・ライネマンの各氏に師事。その他ブリテン・ピアーススクールに合格し、アントニー・ロルフ・ジョンソン氏に師事。在籍中より英国内や日本においてもさまざまなコンサート活動を行い、01年には佐賀国際音楽祭にソリストとして参加した。翌年英国にて日本大使館、英国大使館の主催によるフェスティバルJapan2001に参加、藤沢男声合唱団とともにウェールズ、ブリストルにてコンサートに出演し好評を博す。02年6月同音楽院の卒業演奏会にて最優秀賞クラフトン賞受賞。03年にはOpera School in Wales主催によるオペラ”ラクメ”の主役ラクメに抜擢、イギリス各地にてラクメを好演した。その他”魔笛”の夜の女王役は最も得意とする役の一つである。帰国後、3月に九州音楽コンクールにて金賞ならびに審査員奨励賞、受賞者演奏会にてカワイ賞を受賞。また12月の佐賀第九を歌う会十周年のソリストをはじめとして幅広く活動を始めている。



草場 紀久子(フルート)

佐賀西高を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科フルート専攻卒業。武田又彦、金昌国、小泉剛、細川順三各氏に師事。室内合奏団「アンサンブル・ミューズ東京」での活動や九州交響楽団との共演等の後、1997年より99年まで渡英。BBC交響楽団のマイケル・コックス氏に師事、ロンドンを中心にコンサート活動を続ける。帰国後は、九州を活動の拠点にし、佐賀で2000年4月から月一回、一年間にわたるシリーズコンサート「フルート十二夜の出逢い」を開催し脚光を浴びる。2003年には、NHK長崎放送局70周年記念コンサートに招かれ、N響コンサートマスター・山口裕之氏をはじめ各首席奏者とモーツアルト・フルート四重奏曲を共演。全国にテレビ放送され、各方面から華麗な演奏に高い評価を得る。その後も、積極的にコンサート活動を続け人気を博している。透明感に溢れ、優しく柔らかな音色、そして人の心を包み込むような演奏で聴衆を魅了する。活水女子大学音楽部講師、長崎大学非常勤講師。



渡邊 博 (ピアノ)

1993年福岡県立東筑高等学校卒業。1997年武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。森田照子、楠本隆一、鈴木洋、栗田和雄各氏に師事。1998年ハンガリー国立リスト音楽院に入学。ゼンプレーニ、コルニール、ソコライ・ボラージュに師事。2001年7月、バルトークセミナーにおいて、ローマン・イムレ、2001年と2002年の8月、ケストヘイのセミナーにおいてグヤーシュ・マルタに師事。また、1998年7月ハンガリー、クーセグにおいて、Lajta Laszio国際音楽フェスティバル中、室内楽、ソロ、合わせ6回コンサートに出演。2000年6月、2001年6月、リスト音楽院小ホールにてソロコンサートに、2001年12月、2002年1・2月リスト記念館大ホールにて室内楽に出演。6月ブダペストにてリサイタル開催。6月・8月の二回北九州にてリサイタル開催。2003年11月銀座王子ホールにてジョイントコンサートに出演。現在ブダペスト在住、ハンガリー国立リスト音楽院に在籍中。



寺崎 裕則(芸術監督)

 学習院大学経済学部卒業後、文学座演出部に入座。三島由紀夫と共にNLT、浪漫劇場創設。その後、劇作家宇野信夫に師事、新歌舞伎の演出に携わり、今年で歌舞伎座40年。その間、在外研修員としてベルリン・コーミッシェオーバー、W.フェルゼンシュタインに師事。77年日本オペレッタ協会を創設。オペレッタ本来の姿の創造と普及につとめ、93年ウィーン州・市より「金の栄誉勲章」、98年「音楽之友社賞」「トヨタ音楽賞」を受賞。著書に「フェルゼンシュタインの芸術」「魅惑のウィンナ・オペレッタ」「人間の音楽劇」「音楽劇の演出」など、評論多数。



イムレ・ハラシ  Imre Halasi (Artistic Director)

芸術一家に生まれる。母親は人気の高いソプラノ歌手(ス ーブレット)であり、父親は有名な俳優であった。ブダペストの舞台映画芸術アカデミー卒業。演出家としての学位を取得後、ザレゲルツェグの市立劇場と契約し、1986年からは総裁を務めた。同劇場における15年に渡る功績により、国内外から途切れることなく演出の依頼が舞い込み、その数は現在で100を超えている。1997年から2001年までブダペスト・オペレッタ劇場の総裁であった。古典オペレッタの伝統的なスタイルを守り続け、次のように述べている。『もしその音楽が70年、80年、あるいは100年前に書かれたとしたら、その台本を現代風に変えたり、筋書きを現在に置き換えることは不可能である。なぜならそれにより、音楽とストーリーの間に強制的に、ぽっかりと時間の空白ができてしまうからである。対話を簡潔にし、ジョークを現代風に変えることは出来るが、音楽とストーリー展開の根本的な融合が失われてしまうのである。



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