



レースは大したことはないが一同に集まるバルーンの多さはさすがバルーン発祥の地。
まるで私のために用意してくれたような日の丸気球を配したゼッケン。(日本人パイロットは私一人)
今年の夏はポーランドから毎年佐賀大会に参加しているパイロットのGorny Piotr氏からのお誘いでフランスの東部ロネーヌ地方で開かれるヨーロッパ大会に出場してきました。
期間は7月27日から8月5日までの実に10日間に亘り、参加気球1000機を謳うヨーロッパ最大の気球大会です。
当初は私一人でチーフパイロットをという相談でしたが、かのPiotr氏は仕事の関係で出場出来ないための代理パイロットの要請であり、10日間も参加していたら観光も出来ずに帰国しなければならない哀れな日本人サラリーマンパイロットとしては5日間の参加で勘弁してもらい別にWlozimierzと言うポーランドのパイロットをチーフパイロットとして参加してもらいました。
大会自体もNATOの旧空軍基地を使った広大な会場で1000機というのはいささか誇大宣伝でまあ300機位が毎日飛んでいたようです。競技自体も日本で考えるような競技ではなく皆で大空にピクニックに行きましょうというかなりおおらかな大会で日本から持っていったGPSもトランシーバーも殆ど用無しでした。
それで緊迫感には欠ける毎日でしたが、日本ではあり得ない広大な農場と集落、森、教会等、絵に書いたような風景の中を飛べる幸せに思わず「永年バルーンをやっていて良かったな」という思いがこみ上げてきて最近とみに緩くなってきた涙腺が更に緩くなるのを覚えました。
それにしても夕方のフライトが8時から、回収が9時過ぎという白夜の国の大会はいささか疲れました。日本に帰って暫くボーとしていたのは時差ボケとこの昼の長さが影響していたようです。
後の5日間はルクセンブルグ、ドイツの一部、ベルギー、そして花の都パリを存分に観光してきました。当初NHKパリ総局から、唯一の日本人参加者ということで取材の打診があっていましたが、新大統領の外遊スケジュールが変更になったとのことで、残念ながら見送りになりました。
野郎二人の華やかさに欠ける旅行でしたが、ポーランドの美人クルーや美しいパリジェンヌで気を紛らわせ、TGVからタリス(国際特急)はたまた地下鉄まで駆使した楽しい冒険旅行でした。
広い麦畑を過ぎたら小さな集落。必ず教会が村の中心にあります。
大会3日にしてやっと朝から好天です。8月というのに冷たい空気の中を3百機位の気球が離陸します。
朝日に向かって果てしない大地を飛行します。



今回お世話頂いたポーランドの女性パイロット、オリビアさんとそのファミリー。
NATO(北大西洋条約機構)の米軍飛行場跡が大会会場

まるでお伽の国を飛んでいるようです。

幻想的な朝もやの中を飛行します。

フランスロネールの大空に小さな日の丸が翻ります。


今回使わせて頂いたポーランドのMk Cafe..。昨年の佐賀大会でお知り合いとなった気球です。