ご  挨  拶



   日頃から、佐賀県県土づくりコンサルタンツ協会並びに会員に対し、格
別の御高配を賜り厚くお礼を申し上げます。

   当協会の会員は、すべて県内に本社を置く会社であり、地域経済の良好
な循環のための潤滑油として活動いたしております。

   今日まで、私ども協会員は、国、県、市町等の公共機関から受託した業
務の遂行に当っては、品質の確保に努め、受託成果を通し社会基盤の整備
・保全に関与し、地域社会の安全・安心の確保と発展に貢献してきたもの
と自負いたしているところでございます。

   さて、今般の大震災は、社会基盤の強化・保全について我々関係者に対
し、改めて警
鐘を鳴らしたものと受け止めております。こうした視点を十
分に踏まえ、また、地方の時代・県民協動の流れをも考えたとき、地域の
産学官連携は益々重要になってくるものと存じます。

  当協会におきましては、行政機関や佐賀大学、NPO法人技術交流フォーラ
ム等の関係機関と力を合わせ
様々な課題の研究・検討を進め、その成果を
冊子等により広報し関係者のお役に立つ活動を行うとともに、質の高い技
術者の確保と育成、技術者の継続教育等を積極的に実施し、関係機関のよ
り良いパートナーを目指し、研鑚を積んでいるところでございます。

   また、唐津市、佐賀市とは、大規模災害時の応援協力の協定を結ぶなど
災害時の社会貢献にも取り組んでおります。

   しかしながら、現下の厳しい社会経済情勢の中、地域の技術者集団であ
る当協会員の受注業務量は大幅に減少し、こうした社会活動もままならぬ
状況を呈してきております。

   どうか、関係機関におかれましては、佐賀県県土づくりコンサルタンツ
協会を取り巻くこうした実情を御賢察のうえ、協会員が雇用の場を確保
(維持)し、地域を守り地域に貢献できる人材と技術力を確保(維持)す
るため、当協会員の地域貢献に対する評価を賜り、ローカル発注のさらな
る推進をなされますようお願い申し上げます。


  令和3年9月吉日

一般社団法人 佐賀県県土づくりコンサルタンツ協会

 長  福 島  裕 充