就学(2年生)編
平成16年4月2日 7歳2月
校長先生も4月の異動でいなくなり、新しく教頭になったN先生(これまでの教務主任の先生)から電話があり、引継な どの話し合いを入学式がすんだ後の日に行いたいと電話がありました。

平成16年4月6日 7歳2月


今日は、2年生になって初めての始業式です。
Maiiの新しいクラスは、2年1組になりました。
担任の先生は、1年生の時に隣の2組の担任だったK先生になりました。
今度の金曜日に、父親や前任のO先生なども交えて、引継の話し合いが行われる予定です。

平成16年4月9日 7歳2月


校長先生、新旧の担任の先生と、私達保護者との話し合いの場が持たれました。
新旧の担任の先生の理解のある言葉のおかげで、話し合いもスムーズに行われました。
母親が部分的にでも付き添っていることで、幾らか信頼関係が出来ていると感じます。
O先生には、1月に様式をつくった支援計画もどきの引継書も作成していただいていました。
これに、家庭での状況を家族側でも作成して、両者確認の上で一つにしていきたいと思います。

平成16年4月12日 7歳2月


事件発生! 学校から帰った直後に、母親が目を離した隙(5分程)に、Maiiが三輪車で出かけてしまい、母 親の推測がはずれたこともあって、3時間にわたって行方しれずになってしまいました。
最近、あまり危ない行動をしなくなっていたので、母親も油断したようです。
祖父母も含め、家族一同で探し回り、これは警察に捜索願いを出さないといけないなと思った矢先に、警察から 学校経由で電話があり、Maiiを保護しているとのことでした。
2km以上も離れた駅前の交差点を、三輪車でわたっている娘を見た人が駐在所に届けたとのこと。
3時間経過していたとはいえ、家族の予測を遙かに越えたところに居た娘にびっくり。
娘の体自体には何の変化もないようなので、自分で小さな三輪車を漕いで行ったようです。
このことが学校に知られたのは、少しショックです。
危ない娘として、担任の先生の負担が大きくならないか心配です。
先生も熱心に取り組まれようとしていたので、プレッシャーにならなければよいのですが。
何はともあれ、Maiiが無事に帰ってきたことを喜びたいと思います。

平成16年4月30日 7歳3月


校長先生、担任の先生、それに母親との話し合いの場が持たれたようです。
連休明けに徒歩での遠足が控えていることや、進級後1か月を経過しての意見交換とのことです。
でも、あんまり中身のある話にはならなかったようです。
少なくとも、学校で何かをするというような話ではなくて、何かをしない理由を話されたようです。
でも、どうしたらいいのか、私たちも悩みが深い。校長ほど単純ではないのです。

遠足に付いていくか、付いていかないか、そんなことで悩まされることに腹が立つ、この頃です。
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市町村で最近、「障害を持っていても、地元の学校の普通学級を希望する保護者が増えている。市町村教委でも保護者 の意見を入れて、介助者を付けるなどして対応することもある。
16年度までは、緊急雇用創出基金を使えば市町村の負担もなかったが、17年度以降は基金事業もなくなるので苦慮して いる。何か対応を検討できないか。」というような意見があるようです。
この意見の出発点には、「もともと障害のある子は、養護学校に就学させていれば、市町村で教育する必要はない。」 という発想があります。障害のある子は養護学校に任せればよい。「自分たちは、そんな者の教育をしなくて良いのに、 保護者の我がままで引き受けなければならなくなった」ということです。
なるほど、障害児を受け入れるために養護学校を設ける責務は県にあります。
それを、県に障害児の教育を行う責務があって、自分たちに本来責任はないと勘違いされているようです。
なぜ市町村教委は「地域の子ども達の教育は、自分たちが行う」と誇りを持って言えないのでしょうか。負担のない基 金事業があるからやっている。そこに理念も何もないというのでは淋しい気がします。

平成16年5月19日 7歳4月


連休明けの遠足には、母親と校長との話し合いの結果、付き添いはしませんでした。
相変わらずの甘えっ子状態は気になりますが、Maiiはとても元気に通学しています。

平成16年6月4日 7歳4月


校長先生から父親に電話があり、これからのMaiiのことで話しをしたいとのことです。
母親に、Maiiのことを市教育委員会に報告して、介助等のことをお願いしたいという話があっていたので、その件 についてのことと思います。
話し合いはしても良いが、さてどうしたものでしょうか。
おそらくMaiiのような子に、介助が付くことはないでしょう。
緊急雇用基金事業も16年度までだし、来年度はもっと厳しくなるはずなので、あまり期待できません。
そうした環境下にあるにも関わらず、話を持ち出そうとする学校の真意は一体なんでしょうか?
学校の問題を、教育委員会の問題としてゲタを預けようということなのでしょうか?
でも、実を言えば、担任の先生が母親に言った「授業中の時間の過ごし方がもったいない。」という言葉も、何処か 頭の片隅で非常に気にしています。このままの状態でいいのかと。

平成16年6月23日 7歳5月


校長先生と父親との話し合いが、学校の校長室でありました。
校長の申し出で行ったものですが、内容は、Maiiのことを市教委に報告して、就学指導委員会にかけたいという ことだけでした。理由としては、介助者のことなどを市教委に話すにしても、それが前提になるとのことのよう です。
父としては、就学指導委員会にかけられるのは本意ではない旨を告げて断りました。
介助がつく可能性がほとんどないというのも、その理由のひとつです。
それに1回でも了承すれば、就学指導委員会に毎年かけられ、不愉快な思いをすることになりそうです。
わざわざ休みをとって出かけたのに、話した内容が、校長(学校)の管理上の都合からくるものだけで、Maiiの 教育環境を良くするためとは無縁だったことが、後になってとても腹立たしく感じました。
学校の人は、障害児のことがよく分かっていないので、説得力がないもの。(もっと、よく勉強して欲しい。)
それにしても、障害児の就学について判断する能力の全くない人たちが、いわゆる就学指導委員として、無責任にあ っちの学校に行けなどと言っている姿は、とても・・・・?。

平成16年7月8日 7歳5月


最近は、とても暑い日が続いているせいで、Maiiは体力が続かないようです。
そのため学校から帰ってきて机に向かわせると、とたんに眠気に襲われて昼寝する日が続いてます。
ところが、夜はその反動でなかなか寝ようとしません。
それが少しづつ蓄積していくと、朝起きるのがかなり辛いようです。

それでも、もうすぐ夏休み。母親がとても喜んでいます。

平成16年7月23日 7歳6月


夏休みです。猛暑が続いていて、こんな時だけは地球環境が心配になります。
Maiiは、自宅で過ごしています。
そんなに友達がいる訳でもないので、母親は、家族だけの関係が続くのを心配しています。
でも、Maiiはそんなことはお構いなしで、結構楽しんでいると思います。
ところで、今度のMaiiの通信簿は、少し楽しくなりました。
2週間程前に担任の先生から、「他の子とは違ったものになるけど、Maiiちゃんなりに評価できるものにしたい。」 と言うお話があり、先生にも考えていただいていると思って了解しました。
通常の通信簿の上に、Maiiなりの評価基準の紙が貼られていて、ひとつひとつ評価されていました。
健常児のレベルで評価されていたのでは、何時までも最低ランクから抜け出せないままだし、障害のある子も それぞれレベルでの評価があって良いのかなと思います。

平成16年8月25日 7歳7月


4月30日に書いたものの続編です。
8月にSAGA県の市長会が、県に要望書を提出されたそうで、そこでは、障害のある子の介助のことが重要なテー マになったそうです。
要望書に書かれていた内容は、大まかには次のとおりです。

緊急雇用対策特別交付金事業で、現在、市町村で取り組んでいる障害のある 児童生徒への介助等を行う生活指導員・介助員の配置について、県で対応してほしい。
学校での教育に支障があったり、障害のある児童生徒については、平成15年4月に実施された認定就学者制度 によって、通常の学級で教育を受けさせることが望ましいとする”統合教育”の考え方の広がりがより見られる ようになっている。
特殊学級でも、障害の多様化で、一つの学級の中に様々な障害を併せ持った児童生徒が在籍するようになってい る。そのような場合に、学校生活全般にわたり個別に生活介助等を行う指導員を配置して、学校生活での安全と 適応を図っている。
こうしたことで、肢体不自由児やLD、ADHD、高機能自閉症などの障害のある児童生徒にも対応でき、安全性はも ちろん、自立に向けての援助など、教育の効果も大きい。
対象児童生徒が通常の学級を希望することは、今後ますます高くなることが予想されるが、そのような児童生徒 の学習の保障や楽しい学校生活を送るためにも、生活介助員等の配置は必要不可欠だと考える。
今後とも、これ らの事業が安定的に運営されるよう、県の対応をお願いしたい。

今は市町村で介助員を付けているが、交付金事業が16年度でなくなる。そのまま続けると市町村の負担が大きく なるので、県で何とかしてほしいということのようです。
財政が厳しいのは県も市町村も同じで、県も”はい、どうぞ”とは言わないだろうし、市町村だって”ない袖は 振れない”と言って配置を止めることにならないか心配です。そういう意味では、17年度に介助員を付けるかど うかが、その市町村の障害児教育のあり様につながっていくような気もしています。

とは言え、市長さん達がまとめられた要望書の中に、
対象児童生徒が通常の学級を希望することは、今後ますます高くなることが予想されるが、そのよう な児童生徒の学習の保障や楽しい学校生活を送るためにも、生活介助員等の配置は必要不可欠だと考える。 というフレーズがあることに少し驚いています。
言葉の持つ意味を、市長さん達が理解されていることを期待したいと思います。 (無理かな?)

平成16年9月13日 7歳7月


やっぱり、生活介助はない方がいいよ、と最近になって奥様が言った。
週3日間、午後の時間を学校で付き添っている奥様が言った言葉なので重みがある。
手伝えば手伝うほど、娘は何もしなくなる。それよりも、周りの子ども達にせかされて自分で動く方が良い、という こと。もちろん、いろんな障害があって、介助なしには日常生活が難しい子もいるので、あくまで我が家の娘に限れ ばという前提です。
12月に開くJDSの全国巡回セミナーのテーマは、のびやかな心と暮らし。とても良いタイトルだと思います。
子ども達には、のびのびと学び、暮らしていって欲しいと思います。
大人になっても、のびのびと体を動かし、のびのびと町の中を歩いて欲しいと思います。
周りの人たちに気兼ねせず、自然にとけ込んでいける子であって欲しいと思います。
そのためには、親自身が、子ども達と一緒に社会にとけ込むような努力も必要な気がしています。

平成16年9月15日 7歳7月


SAGA市の教育長に、東京の小学校の校長を招くという記事が載っていました。
東京の品川区では、学校選択制とか、学校外部評価制度とかが進んでいるとのことで、市長さんが、そんな取り 組みを進めたいという意向を具体化しようというもののようです。
障害のある子にとっても、学校の選択ができる制度ならありがたいけど、東京都も障害のある子の教育がそんな に進んでいる訳でもありません。しっかりと監視していきたいと思います。

平成16年9月26日 7歳8月


運動会も無事に終了。雨続きで練習不足だった割には、ダンスもかけっこも良くできました。
今年は6年生の兄がいたので、結構見る競技があったので楽しめましたが、来年からはMaiiの競技だけとなると、かなり 退屈かなと思っています。
何はともあれ、お疲れ様でした。

平成16年10月27日 7歳9月


間もなく、Maiiの秋の遠足です。遠足といっても、昔と違って歩いて行くわけではなく、バス旅行のこと。
今年は、Fukuoka県境にある村の”りんご園”と”どんぐり村”だったので、父親が休みを取って行くつもりでしたが、 少し様子が違ってきているようです。
担任の先生からは、他に先生もいるので付き添いはいらないとのこと。
校長先生当たりからは、”責任のこともあるから保護者同伴で”というような声もあるようですが、担任の K先生が、”自分が責任を持って”というような気持ちから出た言葉のようです。
ありがたいことなので、出来れば、先生の好意(意欲?)に期待したいと思います。

平成16年11月1日〜 7歳9月


11月1日
Maiiの秋の遠足。母親にバイバイして、元気に出かけていきました。
どんぐり村では、どんな過ごし方をするんだろうなどと、家に居ながら気を揉んでいました。
後で聞いた話ですが、先生と一緒にいて、遊んでいたそうです。
11月3日(文化の日)
日新祭の日。冷たい風が吹いて、急に尿意がやって来たのか、お漏らしをしてしまいました。
最近は、自分でよく言えるようになっていたので、少しショックです。
11月4日
学校の授業の一環で、バルーンフェスタ(熱気球)大会の参観授業の日です。
参加を希望する親も同伴して、嘉瀬川の河川敷へのバスの旅です。
昨日の寒さ対策の失敗もあったので、少し厚めの服で出かけていきました。

平成16年11月19日 7歳10月


最近感じていることですが、障害のある子を地元の学校にやりたい、できれば普通学級にやりたいという声が、 様々な場所で日増しに増えていると感じます。
そうした声が、メールやホームページという電子媒体によって、誰もが意見を表明できるようになり、広い地 域に飛び交うようになっているということでしょうか。
そういう中で、私の娘は地元の学校の普通学級に通っているのですが、統合教育という呼び名とは一寸違うか なあと思います。敢えて言えば、娘は普通学級の中にいるだけなのかもしれません。
統合教育というのは、普通学級にいながら、生活支援や学習支援などの配慮があるのが本当の姿と思うし、そ れを、現状で頑張ってもらっている学級担任の先生に求めるのは無理があります。

そこで介助員や指導員の配置を、ということに結びついていく親や学校もあるようですが、介助員などがいる と、クラスの中で特別な存在になるという弊害も出てきます。
障害の内容によっては介助も必要なので、他の子のことを論じる気はありません。
ただ、出来れば、他の健常児と全く同じ状態にいることで、仲間意識も強くなるし、本人も疑問も持たずに居 ることができると思います。今のMaiiにはそれが良いような気がします。

それでも、個別での教育を少しは受けた方が良いと感じたとき、どんな方法が良いのかは悩みます。
・ 同じ教室の中で、個別の支援が出来れば、一番良いと思います。
・ また、1日1時間程度でも、障害児学級で学ぶのは弊害があると思います。
いろいろあるけど、結論はなかなか見えません。実現するとも思えないので、今日はこれくらいで。

平成16年11月26日 7歳10月


近頃は、”地元の学校に通わせたい”という言葉が一番アピールしているようです。
なぜ、障害のある弱い子どもの方が、片道30分から1時間以上もかけて、養護学校に通わなければならないのか。 誰もその問いに答えようとしない、答えられない中では、効果的なのかもしれません。
でも、これだと、養護学校に近い子どもは養護学校でも良いと言うことになります。

平成16年12月12日 7歳10月


校長先生から、母親に話があるとのことです。あ〜、うっと〜しい気分。
どんな話なのか、Maiiにとって実のある話なら行ってもいいけど、何時ものように、学校の都合だけの話なら 電話で話しても良いような気がしています。
そう言えば、昨年も前任の北島校長から、介助員のための申請のことで話があったような気がします。とても 無駄っぽい気がしてきました。

平成16年12月15日 7歳10月


校長先生から母親への話は、やっぱり、介助員の配置などの申請のために、Maiiに関する書類を市の就学指導委 員会に出して良いかということでした。そういうことで、あまり実りのない話になったようです。
来年は、障害児学級の子が2人卒業し、新しくダウン症の子2人と他に2人、計4名の障害の子が入ってくるそ うで、在校生も含めて9名の2学級になりそうとのこと。(ちょっと大変かな?)
それと、来年の3年生は40人学級になりそうなので、担任する先生が大変だということを言いたかったようで、 校長も少し焦り気味のようです。
母親と校長の話は、その後、校長の「担任もほっとする時間がほしい。」の一言に、母親が”カチン”ときて話 にならなくなったとのこと。
・ 娘がいるからほっとできないと言うのか。
・ 付け加えるなら、教育者に、学校でほっとする時間が必要なのか。
・ 無報酬で付き添いをしている母親からみれば、”甘えすぎ”ということになる。
母親は、付き添いをしながら、学校の中のことを日々観察していることを忘れないでほしい。

平成17年1月13日 7歳11月


三学期も、どうにか元気に通学中です。
他のダウン症の子に比べてみても、物覚えが悪いと思われる我が家の娘ですが、公文のひらがな書きのお陰で、 少しはひらがなを読めるようになっているようです。

もちろん教育しているのは母親です。
出来れば、娘と話をしたいと思っている父親ですが、まだまだ時間がかかりそうです。

平成17年1月19日 8歳


最近、統合教育論という言葉が、必ずしも肯定的な話ではないにしても、私の周りでも語られるようになってきました。 世の中が少しづつ変わっているのかなあと感じます。
で、その統合教育論なんですが、一般的には、障害児と健常児を区別することなく、通常の教室の中で共に教育を行う という考え方として捉えられているようです。
ただ、現状は、障害児が通常教室にいて、一緒に授業を受けるという事例は多いものの、その場が同じというだけで、 その児童にとっての環境が整っている訳ではないことから、これを統合教育と言ってしまうのは適当ではないと思われ ます。
で、我が家の娘は、一緒にいるだけなので、少なからず不安もあるわけです。
個別教育を受けられれば、もう少し進歩が早いかもしれない。
でも、近くの公園で、誰彼なく話しかけていく、おおらかさはなくしてほしくはありません。
今日は、8歳の誕生日。
改めて、これからの日々を想像しながら、その道のりに溜息が出てきます。

平成17年2月1日 8歳0月


今日は、学校で2度のお漏らしに、母親は落胆気味です。
今季、初めて雪が舞い散る日となって、寒さで我慢が難しくなっているのかもしれません。

それとも、最近は言葉で言えるようになっていたので、定期的な排尿を忘れているのかも。
周りの子どもたちの目もあるので、少し気になります。

平成17年2月14日 8歳0月


言葉の獲得が一番大切だ!と言われたのは、岩元綾さんの父、岩元昭雄さんのことば。
言葉で物事を整理しているんだから、大切なことは分かっている。

ところが、我が家の娘は、幾らかの行動やものに関する言葉しか理解していない。
このままでいいのだろうかと思う。でも、これが能力かもしれないとも思う。

普通学級にいると、学習に関して学校は何もしてくれない。
何もしてくれないどころか、親に付き添いを求めてくる。
それなのに、特殊学級や養護学校に行けば、学用品や修学旅行代、給食費までがタダになる。
養護学校では子ども1人に1000万円も使いながら、そんなことをやっている。
障害の子ひとりひとりに介助員をつけて、地元の学校に戻した方が安上がりです。
それにしても、普通学級にいるだけで何の教育もしない学校って何だろう。
いらいら感が募り始めているこの頃です。

平成17年2月24日 8歳1月


2学期にはよく迎えに来ていたNちゃんが、3学期になって、最近はとんと御無沙汰です。
子供の気持ちの変化というのも、なかなか推し量れないところがあるので、何とも言えません。

平成17年3月1日 8歳1月


我が家の娘も、最近になって、ようやく平仮名が読めるようになったようです。
Marikoちゃんは、幼稚園に入園するころは既に覚えていました。
Keiseiくんも、小学校に入る頃は、平仮名を読んでいたそうです。
それに比べて、かなり遅い成長を心配していました。
学校の授業は当てにもならず、家で学んでいるだけの状態も心配の種でした。
でも、娘は娘なりに、自分の目や耳を使って成長しているんだなあと感心しました。
相変わらず、意味不明の発声が多いMaiiです。
でも、Maii自身は意味を込めているんだと思います。
その意味が少しづつ分かってきて、たくさんの声になっていくことを期待しています。

平成17年3月24日 8歳2月


2年生の終業式の日。
今日は、季節はずれの大雪になりました。
担任のKoga Hitomi先生には、この1年間、娘に愛情を持って接していただき、ありがとうございました。
そして、それも、母親とのコミュニケーションによるところが大きかったと思います。
3年生の担任が決まってから、引継の話なんかをしていきたいとの話でした。
4月からは、転校する子もいて40人学級になりそうです。
学校が何か言ってくるだろうかと、少し思いやられます。
でも、2年間を普通学級で過ごしたことは、私達自身を強くしてくれたような気もします。
みんなの中で過ごす娘の姿は、生き生きとしています。
今では、障害児学級で過ごす娘の姿を想像することはできません。
少なくとも、現時点で後悔はしていません。