N養護学校に行って来た      2006年7月15日
昨日、うだるような暑さの中、見てきました。
来春から入学、入寮予定のお母さんにくっついて・・・・。

第一印象は、「わー!先生がいっぱい。」
玄関で待ち合わせでしたが、空の車椅子を、横一列に・・・・先生?

何なんだろうって思っていたら 次々に
玄関に横付けの車から車椅子に乗って消えて行きました。
思わず、「今、何時だっけ。」10時
「わー!社長出勤だ!」

その後 主事の先生のお話を聞いて施設内を見学。
その間 中庭のプールでは、子どもたちと子どもと同じくらいの数の先生?が楽しそうに泳いでいました。
玄関にマイクロバスが、その中には中等部の子たちが・・・。          
20km先の隣の市まで泳ぎに行くんだって。

別の中庭では、露店やカラオケ舞台がたくさん、カラオケ歌ってるダウンちゃん。
楽しそう。どんなに下手でもたくさんの先生が手をたたいて絶賛してくれる。

「楽園だわー!」うちの息子がここに来たら「もう うちには帰らん。ここがいい。」ときっと言うだろう。

寄宿舎はきちんと整頓されこれまた たくさんの指導員がいた。
高等部くらいだったらきっとうるさい親元離れてたのしいだろうなあー。
と自分と息子に置き換えてみた。

最後は主事の先生と懇談。
「この学校を出ての就労率、就労後の離職率、等々は?」と一番聞いてみたい事を質問してみた。
返事は「?」だった。

「難しいんですよね、仕事はできるんですが人間関係がね・・・・。」
「それは何故だとおもわれますか。」とお聞きしたところ、明確な答えは返ってきませんでした。

わたしの中では、明確に解ったし、頭の中にあった考えが確信になったって感じでした。

障害者施設に行くと、ほんといつもたくさんの知り合いに会います。
職員も保護者も・・・、そこにいる子どもたちも。
久しぶりにあってなつかしい話しもします。狭い範囲でいきてるんだなー。

子どもの話にもなります。
でもこの頃 先の話しをするとまったく共感しないし、なんか心の中が沈みます。
なぜだろう・・・・。

学校からの車のなかで
「あそこの場にいる子たちの事は、社会のほとんどの人は知らないよな。年に2度ほどの交流・・・。」
楽しい楽しい学生生活の後は厳しい現実。

「まあ、息子は、私の歩んできた道と同じだけど打たれ強い育ちをしてきたもんなー。」
とか色々考えさせられる一日でした。
みなさんも行ってみませんか?