
今日はなんと消防署の方から、わざわざうちの施設の防火設備の点検に来られた。
防火管理者である私が、その立ち会いをすることになっている。
担当になって初めてのことで、内心よく分かってない。
事前に連絡を受けていたので、消火器・避難経路など、考えられることはいろいろチェック。多分大丈夫だろうとの自信を付け、消防署の方を迎え撃つ態勢をとる。
というのが、当初の予定であった。
消防署の方とあいさつをして私は気づいた。
「(チェック忘れた...!)」
しまった!しかしもう遅い。なんとかなるで私は臨むこととなった。
署の方に最初に聞かれたのが施設の平面図。昨年うちは拡張工事をやったため、消防署に届けていた図面とはいくらか違っていたのだ!
慌てて、探すがどこにもない。あいにく施設長は出張中。事務員さんと宛もなく探したがやはり出てこない。あんまり待たせるもんで消防署の方も、
「もう、よかですよ。あとで」
助かった!!あとで聞くと、一部は図面がないらしい。なんか寄付金以外でやってる工事だからとかなんとか...
次に消火器の点検に入られる。
私が配置場所へ案内したのだが、
「(...無い!!!)」
消火器がいつもの場所にないのだ!焦って、私はこう言った。
「いまちょっと、消火器の入れ替え中なんですよ」
我ながら、うまい切り抜け方だと思った。「ああ、そうですか」と署の方も疑いもせずに次の場所へ向かう。
しかしその嘘は一瞬で破られた。
「あ、ここにありますね」
設置場所と正反対の壁際に、赤い鉄の物体はあった。くそっ!誰かが、掃除かなんかの時に動かしていたに違いない!しかし気づかなかった私の方に責任はある!
気づいてしまえば、その物体の赤は異様なほど自己主張している。同時に、私の顔も消火器並となる。
...(T-T)
結局、異常は見られないようだったが、さんざんな点検だった。
ああ、みっともない。恥ずかしかった。
もう、あんな思いはするまい。
ちゃんと事前のチェックはするものだと、私はつくづく思った。