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10/16〜 18 憧れの秋田を訪問しました

 秋田戊辰の役 130周年記念事業の数々と佐賀藩士慰霊碑建立 10周年記念の
佐賀県武雄市との交流事業に併せて、憧れの秋田を訪問しました。
駆け足ながら思い出尽きない、もはや晩秋の秋田旅情をお分けします。  
秋田の市民市場
 宿舎「消防会館」の傍に市民市場があり、農産物、海産物、肉類が、それぞれドームの中で 早朝から賑わっています。 艶やかなリンゴを囓りながら回っていると、おばさんが声をかけてくれました。 秋田弁を 三度聞き返して判りました。「りんごは、そうやって食べた方がおいしいよね」と…。
大干拓の大潟村に

 念願の大型農業をぜひこの目で確かめたくて、八郎潟干拓の地に 立つことができました。 刈り取りはすんでいましたが、早くも冬を迎える準備を整えた、 ポプラ並木の向こうには寒風山が見えました。

日本一 低い山
 文字どおり水を干して造成した農地は、海抜−3〜5m。大干拓の 中央に造成されたこの山は、海抜0mの日本一に低い山となります。
 利水を気にする私に三村さんが笑うはずです…水は周囲の八郎潟から自然に 流れ込んで、むしろ排水が大変なのです。
三村さんちの農業工場
 Mail friendの大潟村の三村さんは、約20haの水田をご夫婦で耕作して、仲間と ともに自主流通米をベースに経営されています。農作業の小舎も工場そのもの、 巨大な3基の籾乾燥機、格納庫、籾摺機がオートマチックに並んでいます。 
三村さんご夫妻
 「きのう、刈り取りが終わりました」と、ホッと一息のご夫妻に収穫の喜びと 安堵の表情がうかがえます。消費者と直結して創る人とその恩恵にあずかる人、 お互いの顔が見えて自然とともに生きる喜びを共有できる農業の時代が早く 来ればいいなと思いました。
武雄市の荒踊り奉納
 城内の千秋公園で武雄市の荒踊りが奉納された。明治元年、戊辰の役… 当時の久保田藩は官軍側。応援の新政府軍として佐賀から約千人が参戦し、 佐幕軍と激戦を展開した。厳粛な舞にこの地で果てた佐賀藩士も最後の藩主も 心なごまれたことだろう。  
秋田と言えば竿燈祭り
 市街地の中心の「ねぶり流し館」には、竿燈祭りの賑わいを体感できる竿燈 をはじめ、各地のお祭り、民俗芸能を一覧できる文化財が展示されている。 厳しい冬の暮らしを中心に据えて、逞しく自然を楽しんできた人々の多様さに  触れることができる。
秋田竿燈祭りの妙技
 竿燈は「大若」「小若」に区別され、大若は46個の提灯で約50sにもなり、  これを15mの高さにまで竹竿を継ぎ足して、お囃子と観衆の掛け声に応えて、 掌・額・肩・腰に乗せて技を競う。この日は、鉄砲鍛冶組の皆さんが伝承の 妙技を披露された。
民謡日本一の唄と踊り
 歓迎レセプションには、武雄勢39人、我々15人更に戊辰の役ゆかりの鳥取県 など友好団体の者が招かれ、秋田県知事をはじめ秋田の皆さんに心から歓待を 受けた。民謡のふるさとならではの秋田弁・佐賀弁が交錯する愉快な宴であった。 
狸踊りで交流
 秋田の歓待に応え、我が佐賀ATACチームはダム建設に伴う地域づくりの核となった 狸踊りを披露した。秋田訪問を前に全国競演会で選抜した名手二人を含んだ珍妙な踊りに、 会場は一気に和らいだ。先導は準優勝の内山君(富士町)、仙台からの杵島さんも ふるさとの匂いにつられて踊りの輪へ… 
shizukoさんを囲んで
 武雄市のお隣り杵島郡出身の杵島さん夫妻(仙台市)、あきたNEWSで有名な shizukoさん との Off meetingも叶い、二次会での話題も絶えず、秋田の事、 佐賀の事、ふるさとの事…。いつもの Mailや掲示板ではできない杯や友情の交換に 秋田二日目の夜は更けてゆきました。  
赤れんが郷土館
 旧秋田銀行の本店として明治末期に建てられたルネッサンス様式の西洋館。 建物全館と関係資料が保存公開されており、郷土の版画家勝平得之のほのぼの とした秋田の風物詩を描いた常設美術館も併設されている。 
東海林太郎 記念碑
 千秋公園の一角に、昭和の歌謡史に残る東海林太郎を記念するやすらぎの コーナーがある。センサー付きで碑の前に立つと、あの「国境の町」など 代表的な曲が流れる。静かな城内公園に流れる往年の美声はまさに「ふるさと讃歌」である。 
桜田淳子さんの実家も
 佐賀藩士のお墓 3基と慰霊碑がある秋田市新屋日吉町は、「葉隠墓苑」をキイワードに、 郷土の歴史、佐賀との絆で住民の連帯を深められ 「葉隠協力会」を組織していただいている。散策の途中、この地区の一隅にあの桜田淳子さんの実家があった。 
☆ 「葉隠墓苑」 …「ふるさと呑風便(秋田)」で紹介されています
 
風力発電のプロペラ
 以前の秋田空港跡地にそびえ立つ風力発電機。1基の最大出力は 400kw、 高さは36m。 …駆け足ながら感動の 3日間は瞬く間に過ぎて、秋田に「さよなら」を言う この地では、冬の日本海の荒波と秋田っ子のスキーのシーズンを思わせられました。 春夏秋冬…美心あふれる秋田の魅力は、語り尽くせません! 
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