性病のなかで淋疾やクラミディアにかかると女性ではあまり症状が無いままに過ごし、その後気付かない内に次第に進行して、膣から子宮、卵管炎になったり、ついにはそこから骨盤内、腹膜内に広がることがあります。さらにこれが進んで、骨盤内臓炎を生じたり、肝周囲腹炎や胆嚢炎に似た症状を示すフィッツ-ヒュー-カーティス症候群にいたります。 つまり腹膜炎がすすんで、肝臓の周囲に炎症を起こし、まるで肝周囲炎や胆のう炎のようになることです。右の上腹部を中心とした痛みと、発熱があります。右の上腹部(季肋部)に圧痛があり特に、深呼吸時に著しい(マーフィー徴候)。特に若い女性の場合右上腹部痛があればまずこのフィッツ-ヒュー-カーティス症候群を考えて診察をすすめます。 |
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