泌尿器科学
泌尿器科学とは単におしっこだけでなく、さまざまな病気についての学問です。大きく分けて以下に示すように内分泌、尿路、生殖についてのことを取り扱っています。泌尿器科学の進歩はとても早く、学習なくては追いつけません。たとえば、尿路結石の治療についてみても私が学生の時に習った方法は、卒業後数年で全く新しい方法にとってかわられましたが、その方法すらも今では3回以上の新しい方法に変わっています。 |
泌尿器科で取り扱う病気(治療・研究の対象として)
1. 感染症・炎症(化膿した) 急性膀胱炎、間質性膀胱炎、慢性膀胱炎、膀胱炎、腎盂炎、前立腺炎、尿道炎、性病(性行為感染症、クラミジア尿道炎、淋菌性尿道炎) 、フィッツ-ヒュー-カーティス症候群、尿路結核、亀頭包皮炎、傍尿道腺炎、尿膜管炎、睾丸炎、副睾丸炎 、Fournier壊死 2. 腫瘍(癌、良性腫瘍) 癌(腎癌、腎盂癌、尿管癌、膀胱癌、陰茎癌、前立腺癌、精巣腫瘍)、前立腺肥大症、癌の告知について 3. 排尿異常(尿が出にくい・尿が漏れる) 排尿とは、夜尿症、尿失禁、頻尿、神経因性膀胱、不安定膀胱、排尿困難 、 前立腺肥大症 、前立腺癌、尿道狭窄(外傷性)、急性膀胱炎、間質性膀胱炎 神経因性膀胱の原因疾患(脊髄損傷、 脳梗塞、パーキンソン病、シャイドレーガー病、多発性硬化症、HAM、二分脊椎、脊髄繋留症候群、糖尿病、子宮癌や大腸癌) 4. 腎臓の病気 糖尿病性腎症、水腎症、腎不全、腎炎(IgA腎症、慢性・急性腎炎)、ネフローゼ症候群、透析、腎移植、乳麋尿 、痛風腎 、腎性尿崩症 、 嚢胞腎、海綿腎、重複腎盂尿管、腎性貧血、二次性副甲状腺機能亢進症 、腎性高血圧、腎血管性高血圧、 尿細管性アシドーシス 5. 奇形・先天性異常 先天性水腎症、停留精巣(睾丸)、包茎、尿道下裂、二分脊椎症、馬蹄腎 6. 内分泌異常(ホルモンの過剰・枯渇) 副腎皮質機能亢進症、副腎性器症候群、クッシング症候群、副腎皮質機能低下症、アルドステロン症、褐色細胞腫、男子不妊症、勃起不全(インポテンツ)、半陰陽(仮性・真性)、尿崩症 7. その他大切な病気 精巣捻転症、嵌頓包茎、結石(腎臓結石、尿管結石、膀胱結石) 、痛風(高尿酸血症) 、象皮病(陰嚢水腫) 、尿道狭窄(外傷性)、 持続勃起症、ペイロニー病(形成性陰茎硬化症)、精索静脈瘤、 8. 治療上の大事なこと 癌末期の治療について:緩和ケア、終末期医療、ホスピスケア 、 癌の告知について 9. 自費診療について(保険ない場合の経費) 包茎手術、男子不妊手術(パイプカット)、バイアグラ処方 |
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