4月の日記

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4月1日: 菅野さんって
4月8日: もうちょい考えれ
4月10日: 胃が重いのを実感
4月11日: 手直し
4月14日: 踊る
4月17日: げほげほ
4月20日: ふうわり
4月21日: uze
4月25日: 質高し
4月30日: どこが面白いのだ?

4月1日

私の好きな音を作る菅野よう子さんだが,マクロスプラス以前は何やってたんだろうと いうのはかなり謎である.
今まで聴いたかぎりではアニメっぽい音ではないし,かといってそれ以外のどこでなら ああいう音を作る素地が培われるのだろうか.

さきほどlylics(歌詞)データの整形をやってたところ,"姫ちゃんのリボン"の 挿入歌?らしきものの中にその名を発見して驚きまくり.
あれは見てないが,それでもあの人の素の音と合わないのはわかる.
どういう曲なのかすっごく興味あるぞ.
ともあれ,あの業界自体にはマクロスプラス以前からいたようだ.
もっともどういう経緯でそこに至ったのかは相変わらずわからないのだが.


4月5日

先日来,某所にて小野不由美さんの"十二国記"シリーズをやたらと薦められていた.
私自身も,どこから出てるのかすら知らなかったのだが,話だけはちょくちょく 耳にしていたので気にはなっていたこともあり,手を出してみようかときっかけが 発生した.

とりあえずまずどこから出てるのかと調べてみれば,講談社X文庫ホワイトハート. バリバリの少女小説である.
私の目に引っかからないはずだ.
ちょっと気後れは感じたものの,ま,面白ければ問題ない.
それぞれの巻は独立してるようだが,一応出版された順に読むことにして, 今回は"月の影 影の海"を買ってみた.

量的には500ページ以上あるものの,さすがに少女小説.あっさりと読み終わった.
話はオーソドックスな異世界召喚もの.
シリーズタイトルからは,"権謀術数渦巻く宮廷劇"なんてのを想像してたので, ちと意外である.
普通の女子高校生のもとに異界からの使者が来てそっちの世界へとつれていこうとする んだけど,途中ではぐれちゃって見知らぬ場所を一人で旅をすることになるって話.
ただ普通じゃないのが,前半の過酷さだ.
なんせ出会う人に片っ端から裏切られまくり. おかげで後半にいくまでにすっかりひねちゃった.
だからこそ短い間に成長し得たのだが.

ところでこのシリーズは世界観がしっかりしてるって評判で,確かに そう思えるんだけど,私にはまだちょっと物足りない感じがする.
主人公の視点からしか見えてないし,メインが心理的な部分であるせいか,あまり よけいな世界描写をしていないせいだろう.
それこそが深み厚みを持たせる大事なところだと思うのだが,読みやすさを重視した 少女小説であることが,(私にとっては)足を引っ張っていると思える.
ただこの辺りのことは別の巻で印象が変わるかもしれない.
中華風で植物的な世界観はなかなか楽しい. 期待するとしよう.
もっとも小説としてのクオリティは高く,十分楽しめたことは記しておく.

それにしても小野不由美さんが読んだファンタジーが,アンバーとナルニアってのは なかなか笑える.
たぶんどっちも求められてたファンタジーじゃないぞ.
もちろんできたものが面白いから問題ないけどさ.


4月8日

ちょいと用事で表に出たついでに,ひっさしぶりにゲーセンへ.
つーても1週間ぐらいか.

もうやるものなんかポリ飢狼ぐらいしかないのがわびしいってのはさて置いて, いつのまにかシャンファが出るようになってたんで, ちろっと使ってみたらば,あっさりクリア.
2回目ぐらいかな.ラスボスがギースだと話にならないほど弱いぞ,やっぱり.

それにしてもあれだね,もすこし細かくポリゴン切れないもんかね.
プレイ中はほとんど気にならないけど,エンディングみたいに近距離の視点だと すっげーガタガタなのが目立つ.
キャラクターだけがSNKの売りなんだから,もっと気合い入れるべきだろうに.
それともあれが限界なのかしらん.


4月10日

天神周辺で食事,というとあんまりいいとこが思いつかない.
高いとこならあるだろうけどそんなとこ行きたくないし,だいたい昼飯程度なら1K以下で すませたい.
そうするとファストフードぐらいしかなくなってしまう.
しかし,毎回それじゃつまらないから,あちこちうろつくことになるのだ.

その中でわりと行くのがショッパーズダイエー上にある某お好み焼き屋.
ここのコストパフォーマンスはなかなか凄いぞ.
具が二種類(野菜+なんか)で450円.これに卵が入って500円てのがほとんどで, 一番高くても1000円である.
それで,出てくるものは一見大した量ではないのだが,食いだすと異様に多いのに気づく.
食べ出す前までは,腹も減ってるしもう一品ぐらい頼めばよかったとか考えてても, 後には食い物のことなど考えたくもない状態になるのだ.
今回に至っては,食う量には定評があるいつもの連れが,頼んだチーズ(が具のやつ)を 多少持て余してしまうという恐るべき光景を見てしまった.
同じものを頼んだ私は胃が重たくなってるのを自覚した.
まぁ,死ぬほど飢えているときはこの店でチーズを頼むといいだろう.
そうでもなければ,他のものを選ぶがよい.他でも十分に満足できるからだ.


もはや惰性でGIGOに寄っている状態だったが,今回は新しいのがあったからよしとする.
見た瞬間,"トップランディングか!?"と思ってしまったセガの である(もちろんミッドナイト〜でもいいが).

違うのは離陸と着陸以外に一定時間フリーで飛べること.
このときは,範囲内にばらまかれたチェックポイントを通過すると時間が加算される という,なかなか遊べる作りになっている.
旅客機で強烈な機動などできるわけではないものの,適当に目標を決めてゆったり 飛ぶのもいいだろう.
操作系もかなり凝っていて,フットペダルだけで2系統のコントロールが できるというのはかなり驚いた.
フライトシミュマニアにはお勧めであろう.

なお,ゲーム中にデータ読み込みがあったとこから見て,GD-ROMを使ったN@omiか と思われる.


4月11日

ふと思い立ち,garbageに置いてあった'url2grx'を強化してみた.
ほんとは別のプログラムをベースに作ったのだが,それはともかく,今回はりげのほうに 対応.
ちゃんとDOSで動くようにしたんで,少しはまともになったんじゃなかろうか.
っても前回のだってDOS用のC++コンパイラ通せばよかったんだけどさ.

そのうちあそこに置きたいプログラムにラベルシートにいろんなものを印刷するっての があるんだけど,あらかたできてるにもかかわらず,ちっとも完成しない.
理由は,MFCに用意されてるプレビューアの仕様が美しくないせい.
でも用事は足りちゃうんで,どうしても作らなきゃって切迫感がないのだ.
それでも,中途半端で放置するのも気持ち悪いし,とっとと片づけちゃわないとね.


4月14日

ひとんちでPS版DDR withマットをやってきたぞ.
オリジナルはやってみようかと思ったときはすでにやってた人との技術格差が 大きくなりすぎため,さっすがにこっぱずかしく,未プレイ.
てことでこれが初回である.

やる前は,beat maniaに見慣れてるせいか,少々遅く感じていたのだが, 実際には足がぜんぜんついてかない.
むずい.

でもね,気持ちいいんだわ.
はまってる連中の気分がようやくわかったぞ.
移植のできも,BMより上って感じ.
あの腐れコンパネより,このマットがちゃんとしてるからだろう.
まあ,どかどか踊ってるとだんだん場所がずれてくのは困ったもんだが.


80分MDが出たらしいね.
テープとかならともかく,最初にしっかりした規格ができてた後の変更というやつは なかなか難しいだろうが,これはなかなかありがたいぞ.
なんせ最近はCDの未使用部分を使った74分オーバーのものをちょくちょく見かけるよう になったせいで,ダビング取るとき困るのだ.
私の好きな洋物なんかは特にぎりぎりまで入れてあったりして,泣く泣く1曲間引く はめになったりする.
ちょっと割高だが,今度そういう事態になっても,あるとわかっていればずいぶん 安心できるというものだ.


4月17日

久々に歌いまくり.
間隔があくせいか,行くたびに喉が痛むほどにうなるというのはどうにもバランスが 悪いな,しかし.

4月20日

ようやく風から寒さが消え,暖かくなった.
表に出てみれば,緑も堅くくすんだ色から若やいだものに変わっている.
春だねえ.

毎年同じようなことを書いてる気もするが,こう思えるのがほんとに嬉しいのだ.


4月21日

依存心の強い連中は度し難いな.
なんで睡眠時間削ってまで得たものを無造作に持ってかれなくちゃいけないんだ?
ったく...


4月25日

十二国記シリーズ2巻目"風の海 迷宮の岸"読了.
印象としては1巻目と同様,もっと広がりのある描写が欲しいが,それを抜きにすれば かなりいい.
国産ファンタジーとしては群を抜いていると言えよう.
ファンタジー的な世界を作ってそれでおしまいのなんとか文庫(の大半)とは 格が違う.

今回は"魔性の子"に出てきた真・主人公が神隠しにあってる間のお話.
蓬莱に戻るまでかと思ったら,蓬山で麒麟として王を選ぶまでであった.
主人公が10歳ゆえ,前作ほどいじめられないとはいえ,徐々に精神的に追いつめられ 最後には罪悪感でへろへろになる展開を見ていると,どうもこの作者は逆境に 落としてメンタルな成長を遂げさせるのが基本なんだろうと思う.
もっとも一般小説でそれは普通だがね.
和製ファンタジーじゃそこまで深く描かれているものはやはり珍しい.


4月30日

珍しくTVアニメなんか見てみた.
某国営放送のコレクターユイだが,ときどきいいよあれって話を耳にしてたんで, 気にはしていたのだ.
んで,ぼーっと眺めてて思ったのが,やけに駄目っぽい気配漂ってないかい?

ネットワークがどうのとかいう設定のようだが,基本は戦う魔法少女もの.
ただあまたあるこの手のコンピュータがらみの話と同じく,設定が激甘で 興ざめする.
現実に存在するものを中途半端に使ってるものだから,よけいに現実との違いを 意識してしまう.
徹底的に現実の延長として描くか,全く現実に存在しない(ということになっている (実際にどうかはしらんが))魔法を持ち出すべきであったと思う.
わかりにくくて子供向けにならないというのなら素直に魔法にすればいいだけの 話ではないか.
なんでこう奇をてらおうとするのだろう.まともに表現できないものを.

ところで原案は麻宮騎亜らしい.
なんかわざわざこの人引っぱり出したからこうなったような気がするな.やれやれ.


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