み教えに聞くF (願いに応える
人生)iモード
特に今日、科学技術が進歩しまして、人間一人の力ではできそうになかったことが、科学の力によってたくさん達成されました。
今まで治らなかった病気も、治るものが多くなりましたし、また夏暑く、冬寒く困っていた生活も、多くの家庭で、夏はクーラーによって涼しく、冬はストーブなどによって暖かくすごせるようになってまいりました。
大変ありがたいことであり、私たちは、そういった便利さを受けとっているわけでありますが、ともすれば、その便利さの方に気を取られ、心を奪われてしまい、人間自身の内実にかかわる問題を忘れつつある、といえるのではないかと思います。
なにも便利な生活がいけないというのではなくて、そういうものにだけ心を奪われて、大事なことを忘れているということであります。
つづく