み教えに聞くL (願いに応える
人生)i モード
そういう弱い人間が、迷信に頼らなくてすむような力を与えて下さるところに、お念仏の教え、浄土真宗の信心の大切な意味があるのです。
心のよりどころとしての南無阿弥陀仏を、しっかりと受けとめるところに、迷信に頼る必要のない、お念仏に生かされた人生が開けてくるのです。
私たちの人生は、世の中の目に見える、あるいは目に見えないつながりの中に成り立っております。
それは、私をいろいろな面からしばりつけているように理解することもできますが、同時に、私をすべての面で支えて下さっているというふうにも理解することができるわけであります。
また、私がすべての人に対して尽くすことができるつながりでもある、と受けとれるものでありましょう。
つづく
浄土真宗本願寺派大谷 光真 門述
本願寺出版社刊
「願いに応える
人生」より