第1032回 なんまんだぶつの子守歌 〜五十年後も念仏が聞こえるように〜

 平成24年 11月1日〜

「ないおん」という毎月一回発行の冊子に 新しい仏教讃歌を
作詞された お寺の坊守さん 千田みのりさんを紹介した記事がありました。

親鸞聖人750回大遠忌に向けて誰でも口ずさめるご遠忌の歌を

浄土真宗の大谷派で募集され選ばれたものだということです。

 50年前の七百回忌に作られた曲を まだ小学生だった作詞者の千田さんは

お祖母ちゃんやお母さんが歌う傍らで聞き、親鸞さまのお徳を讃える歌詞を
50年経った今も覚えているということです。

そして、紗の掛かったような当時の情景を、思い出すと何かしら
喜ばしい気持ちになると。

50年前は日常生活の中になんまんだ、なんまんだとのお念仏の声が

あちこちで聞こえていました。
乳母車を押して歩きながら、畑仕事で、鍬を休めながらお念仏を

称えておられる方がおられました。

しかし、その声がいつの間にか聞こえなくなっていたことに、気づかずに
長い時を過ごしてしまっていた、50年後になんまんだぶつが聞こえるようにと

願いながら応募したと記されています。

特に 三番の歌詞、「数えきれない 人たちに
 願われ 生まれた おまえだよ 
 いまも たしかに 聴こえくる・・・・」


幾多の人や物のお陰の中で頂けた 「かけがえのないいのち」だというところに
力を入れましたということです。

 では、その歌詞をご紹介します。

1 なんまんだぶつ なんまんだぶつ
   おじいちゃんの お念仏
   おまえは ひとりじゃ ないんだよ
   しんらんさまも いなさるよ
   いまも しみじみ 思い出す
   おじいちゃんの 子守歌

2 なんまんだぶつ なんまんだぶつ
   おばあちゃんの お念仏
   いただきます ありがとう
   忘れず 大きく なっとくれ
   いまも 心に 浮かびくる
   おばあちゃんの 子守歌

3 なんまんだぶつ なんまんだぶつ
   ちいさな子どもと 手をあわす
   数えきれない 人たちに
   願われ 生まれた おまえだよ
   いまも たしかに 聴こえくる
   しんらんさまの 子守歌


可愛い孫たちが どうか南无阿弥陀仏に出会ってくれるように
南无阿弥陀仏を口にしていた祖父母を思い出してくれるように
毎日の生活を送りたいものです。

南无阿弥陀仏に遇ってくれれば 何の心配もいらない 間違いなく
喜び多い豊かな人生を頂くことができるものだと。

 YouTubeで検索すると、合唱されている姿が、数種類アップされています。

妙念寺 電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、115日に新しい内容に変わります。


         


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