第1041回 み光をうけて  〜育てられてゆく〜

  
平成25年 1月 3日〜

朗読法話集 第2集 の中に このような文章がありました。
仏さまのはたらき 十二光を解説されたところです。


阿弥陀如来が生きとし生けるものを照らしつづけてくださる

光明のはたらき、それはどんなはたらきでしょうか。

たとえば私たちが経験する太陽の光を考えてみましょう。
朝日が昇ると、いままでまっくらだった夜が明けて、
次第次第に明るくなってきます。

そして、ひえびえとしていた気温もだんだん暖かくなってきます。
じっと冷気に耐えていた道端の草や木も、朝日の光を浴びて

いきいきとしてきます。

天に向って力いっぱい背のびをしているように見えます。
葉っぱから朝日の光をいっぱい吸いこんで、それを枝から

幹へとおくりこんでいます。

どんよりと曇っている日だったら、どうでしょうか。
気温はあがらず、日の光も輝きがなく、草や木も元気が

ないように思えます。

太陽の光をあびて、植物も動物も人間も、生きとし生けるもの

すべてはすくすくと成長してゆくのです。


 このように、光には、ものをはぐくむというはたらきがあります。
阿弥陀如来の光明に照らされて、私たちも育てられてゆきます。

手を合わすことを知らなかった私が、手を合わすようになり、

お念仏を称えたことのなかった私がお念仏を称えるようになる。
みんな阿弥陀如来のお育てなのです。このような光明のはたらきを

「調熟の光明」と言います。

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、1月10日に新しい内容に変わります



         


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