第440回 親の願い、仏さまの願い  

  平成13年 6月 28日〜

妙念寺電話サービスお電話有り難うございました。


学校教育でもゆとりの教育と言うのでしょうか、総合学習というの
でしょうか、近くの学校から小学生がお寺を訪ねてきました。


勧興小学校の6年生、4人です。

よく見るとその中に、毎月お参りしているお宅のお孫さんもいました。

質問は、お寺の成り立ちと、どうして学校の近くには、お寺が
多いのでしょうというものでした。


 そこで、こんなお話しをしました。仏教は、お釈迦さまが
説かれた教え、それなのに何で、浄土宗とか、日蓮宗、
曹洞宗などと、違いがあるのでしょうか、家族の人とお寺に
行ったときに、南無阿弥陀仏という人も南無妙法蓮華経、
あるいは南無釈迦牟尼仏と言う人もいます。


本堂中央のご本尊も、違いがありますが、このお寺は、
阿弥陀如来が本尊で、南无阿弥陀仏の、浄土真宗のお寺です。


この本堂では、仏さまのお話しを聞いてほしいと、たくさんの人が
座れるように建てられています。


 お釈迦さまは、二五〇〇年前インドで、一生涯、それぞれの
悩みを持つ人、一人一人に最も適した対機説法をされました。


こうして説かれた教えの内容を後になって記録したのがお経。
そこでたくさんのお経が残っています。


今から、七〇〇年程前の鎌倉時代に、そのお経の中で、
浄土三部経の「阿弥陀如来の救い」こそが私のために説かれた
教えであると言われる親鸞聖人の流れをくむのが浄土真宗です。 

ところで、宗教は、誰のために、あるのでしょうか。
お寺は、誰のために、あるのでしょうか。
仏さまの話を聞くとはどんなことでしょうか。仏さまの願いとは、


・人間として人間らしく生きてほしい。
・自分の幸せだけではなく、多くの人の幸せのために、努力してほしい。
・みんなに可愛がられ、みんなに認められる、みんなの役立つ人に
 なってほしい。

・自分と同じように、相手のことも考えられる人に、なってほしい。 

こうしたことではないかと思います。

仏教は、そうした仏さまの願いを知ってもらおうという教えです。
こうした仏さまの願いは、お父さんやお母さんの願い、おじいちゃん
お祖母ちゃんの願い、写真でしか見ない先祖の願いにどこか
共通の部分があるようです。


仏さまの願いを聞くことは、人間が最も人間らしく生きる道を
知らせていただくものではないかと思います。


浄土真宗という教えは、南无阿弥陀仏のお念仏を口にしながら
力強い毎日を送らせて頂く教えです。お寺は、その教えを聞いて
頂くための場所なのです。


妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、七月三日に新しい内容に変わります。