第555回 遇えてよかった

  平成15年 9月11日〜

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございます。

浄土真宗の法語がカレンダーになって出ていますが、
平成十七年度は、その法語を一般から募集することになっています。


そこでいくつかの味わいを、応募してみました。

@ 我が人生のラストシーンは
     往生後の大活躍
一般には、人間が死ねばそれで終わりであると思われています
しかし、お釈迦さまが説かれた大経、観経、阿弥陀経には、
お念仏の人は阿弥陀如来の浄土へ生まれ、阿弥陀如来と
同じ悟りを得て、還相の菩薩として活躍出来ることが説かれていると、
親鸞聖人は教えていただきました。


そう味わうと、私の人生は、この数十年の人間世界だけではなく、
その命終わった後の方がまだまだ活躍することが出来るのです。


そう考えると、段々と余生が短くなって行くのではなく、
この世で実現できなかった仏の仲間としての仕事に専念できると
思うと、心も新たに元気が出てきます。


A 嫌がる私を呼び寄せて 
     聞かせていただく  弥陀の働き

勝手気ままの生活が大好きなこの私を呼び付けて呼び寄せて、
法座へ付かせていただくのは、私の力ではなく阿弥陀さまの
働きに違いありません。


B 気がつくと あれもこれも 
     みなお浄土への道標

こうしてお念仏をさせていただくようになったのは、楽しい出来事も
辛いことも、何もかもお浄土への道を歩ますための、お手配だったと
味わえる毎日です。


Cプラスだけでなく マイナスもあった
       弥陀の催促

因幡の源左さんのようこそようこそも、同じ味わいでは
なかったかと思います。


D 出遇ってみると 無駄なことは一つも 
       ありませんでした

E 今この時も 南無阿弥陀仏の船の 
          その上 

F 遇えてよかった あなたに
       南無阿弥陀仏に

お念仏に出会うことで、この私の人生は、意義のある
充実したものにさせていただきました。そう味わえる
人生でありたいものです。


妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、9月18日に新しい内容に変わります。