第607回 献灯献花献香

 
平成16年 9月9日〜

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
今度の巡番報恩講では、献灯、献華を行い皆さんに
参加いただきたいと思っています。


その時に、こんなナレーションを考えてみました。
(ナレーションは、ゆっくりと、歌うように)

N@ 佐賀組、巡番報恩講、法要を開始する前に、
献灯・献華・献香を行います。


 (音楽スタート) (行道を始める)

NA  遠い昔から お仏壇には・明かり・お花・お香。
この三つを 主に お供えしてきました。                        


明かりは 仏さまの働きを 表し。
お花は 美しく すばらしい お浄土を。
お香は人びとに安らぎを与える働きがあります。 

( 音 楽 )  (最初の人が お内陣に近づき)


NB  仏さまに お花や お香を 差し上げている、
供養していると思っている人がほとんどです。

しかし、親鸞聖人は 逆に、仏さまの方が この私のために
いつもいつも 休みなく働いて いただいているのだと
教えていただきました。


 その仏さまの働きに、気がつかない私たちに、明かりと、
お花と、お香で、気づかせ味わわせていただく、ことが
できるのです。


 (音 楽 )(灯明が  親鸞聖人の前に)

NC 阿弥陀さまは 「光りの仏さま」。 

 暗闇を照らし、真実を知らせ、生き物すべてを、
平等に育む「光の仏さま」。 


 今日は 親鸞聖人のご苦労をしのびつつ 御恩を
感謝する報恩講です。

親鸞さまのご影の前に お灯明をかかげます。  

(
音 楽 ) (花の人が近づく)


ND  「阿弥陀如来の国には 常にすぐれた音楽が奏でられ
大地は黄金で出来、昼夜六時のそれぞれにきれいな曼陀羅の
花が降りそそぐ、その国の人びとは いつも、すがすがしい朝に 
それぞれの器に 美しい花を盛り、他の国々の数限りない
仏がたを 供養する」と、『阿弥陀経』にあります。


小さな花、大きな花、赤い花、白い花 どの花も、それぞれに
精一杯咲きほこり、やがて散っていきます。


限りある生命、生命有る限り、輝いています。

(音 楽 )(最後の お香の人が内陣に近づく)


NE  お香、「よい香り」は、その場にいる人 すべてに平等に 
安らぎを与えてくれます。


 阿弥陀さまは どんな人でも差別なく、すみずみまで行き渡る
慈悲を  私たちにかけてくださっているのです。


 阿弥陀さまの慈悲を 素直に受け入れる気持ちがあれば、
自然に感謝の心が 生まれてくるものです。


 阿弥陀さまの慈悲に、働きに気づいてほしい、阿弥陀如来の
願いを、聞いてほしいと
明かりと、お花と、お香とを通して 
私たちに教えていただいているのです。


 このようなナレーションを考えてみました。

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、9月16日に新しい内容に変わります。