第621回 伝わる

  平成16年 12月 16日~

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
テレビで催し物のピアールを見て、文化会館で開かれた研修会に参加して
きました。


 デジタル時代の放送教育はどう変わるかという講演会かと思って
おりましたら、小学校での「総合的な学習の時間」に国際理解の為の
外国語会話教育の研修会だということで、学校の先生方に混じっての
受講でした。


 横浜から来られた小学校の先生の模擬授業とともに、テレビの小学生の
ための英語教育番組を見ましたが、想像した以上にバラエテイーに富んだ
楽しい内容に驚きました。


 しかも今ではインターネットを通して、何時でも学校だけでなく家庭でも、
その内容が簡単に見ることができると聞き、時代の進化をつくづく感じました。


番組のホームページには、先生のためのコーナーがあり、全国各地の
いろいろの先生方の模擬授業が、動く映像で見ることが出来るということです。


 まさに、デジタル時代の到来であることに感激しましたが、ご講師の先生は、
参加した会場の先生方に、次のようなことを、強調されました。


チャレンジ精神をもちましょう。

自信をもちましょう。車の運転と同じで、運転しているうちにうまくなるもの。

先生自身が楽しさを実感して、子供たちと一緒に楽しみましょう。

何でも知っている先生ではなく、一緒になって勉強している姿を子供たちに
見せましょう。子どもたちをほめる言葉を一つだけでなくたくさんみつけましょう。


目先の結果を求めず、十年先にその結果が現れることを期待して取り組みましょう。

などと熱く語られました。 


講師の先生の熱意に触れ、デジタル時代になっても、やはり最終的には、
人間を通して伝わっていくのだと認識をあらたにすると共に、全国の先生方が
こうした挑戦的な先生であったらいいなあと思いました。


そして、子供のことは学校の先生だけに頼らず、一人一人の大人たちが、
将来を見つめて、それぞれが出来ることを伝えていくことが大事だなあと感じました。


 毎月十四日にお寺の本堂では、お念仏の基本を学ぶ勉強会を開いています。
参加しておられる方は、お母さんの世代より、おじいちゃんお祖母ちゃんの
世代ですが、自分のためだけではなく、次の世代の幸せを考えて熱心に
お聴聞される姿をみていると、きっとこの方々のお子さん、お孫さんは、
人間として最も大事なものを、家庭の中で南無阿弥陀仏のお念仏とともに
受け継いで行かれるだろうなあと、つくづく感じました。


妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、12月23日に新しい内容に変わります。


ご講師は 昭和女子大学付属小学校専任講師   小泉清裕先生