第723回 男の料理教室
平成18年11月30日〜
妙念寺電話サービスお電話ありがとうございます。
今年の秋の法座は、一日だけ男性の方々が御斎を作って、
参拝者に振る舞っていただきました。
これからは男も食事ぐらいは作れなくては駄目だということで、
壮年会の有志が月一回、「男の料理教室」を始められました。
第二土曜日、午前十時に集合して、お寺の台所でお昼ご飯を
つくって、それを試食する会です。
ご講師は元壮年会の会員だった調理師さんがこの日にあわせて
休暇をとって指導していただいています。
同じことなら健康的なものをということで、お豆腐や野菜などを
沢山使ったものが多く、自分たちが作ったものですから、少々形が
ふぞろいだったり、揚げすぎて、茶色になっていても、気にせずに
楽しく喜んで食べておられます。
そうした成果を、一般の方にも披露しようではないかと、急遽、
法要の御斎づくりを思い立れました。
いつもと違って、準備する人数は、十数倍多く作ることになるので、
一度リハーサルをしておこうと、前の週の土曜日に、試作までする
念のいれようです。
御斎つくりの前の日も仕込みをしておこうと、夕方から皆さん集まって、
野菜を刻んだり、削いだり、日頃はにぎやかで冗談が出る集団も、
この日ばかりは黙々と神妙に準備にかかられました。
そして法要の当日、午前8時に集合して、予想より早く、11時過ぎには
無事完成、召し上がったみなさんの評判も上々、おいしいおいしいとの
言葉を聞いて、また来年も挑戦しようと、意気盛んです。
これまでは、ご婦人の方はこうしたお手伝いが毎回ありました。
しかし、男性はなかなかお世話をすることが少なく、ただお聴聞だけでは、
参加する人も少ないように感じます。
何か役立つことを、ひとさまが喜んでいただくようなことを、やることの方が、
参加感も喜びも多いようです。
お浄土へ生まれて仏の悟りを得るということは、自分だけの喜びではなく、
周りの人びとに喜んでいただけるようなことを、精一杯やらせていただく
ことではないかと思います。
ですから、今から私に出来ることを、喜んでやらせていただきます。
それが報恩の行い、念仏者の毎日ではないかと思います。
12月には、餅つき大会を、昨年につづいて境内の駐車場でやろうと、
テントだ、杵だ、臼だと、次の計画が進んでいるようです。
まことに有り難いことです。
妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、12月6日に新しい内容にかわります。