第735回 あなたこの世に

 平成19年 2月 22日〜

妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。

インターネットに 「ブログ」という それぞれの人が思いのままに
情報を発信することが出来る便利なものがありますが、
お寺さんも沢山の方がさまざまな情報を発信しておられます。

京都の中央仏教学院で 共に学んだ 鷲岡さんという方のブログは 
その中でも 特に内容豊かで 毎回写真が掲載されており、
とても見やすく 見栄えのするものです。

そこに こんな内容の歌が 掲載されていました。
岐阜の黒野組仏教婦人会の研修会で
 講師の先生が次のような 
歌を紹介して お話されたというのです。


 『あんたこの世に何しに来たの』 作詞・作曲 安方幸子

一、あんたこの世に何しに来たの
  はひとつも聞かないで         法:仏法
  金がたるとか たらんとか
  置いていくこと 骨を折り
  出かける後生にゃ きがつかぬ      後生:前生・今生に対し、
                       いわゆる死後のこと

二、あんたこの世に 何しに来たの
  三悪逃れて人間界             三悪:地獄・餓鬼・畜生
  上がってこられた そのわけは
  真の御親に 遇うためよ           親:阿弥陀さま
  そこでどうです 寺まいり      

三、あんたこの世に何しに来たの
  親の喚び声 聞かないで
  親を泣かせて そのあげく
  又も三悪逆もどり
  そこでどうです お念仏

四、あんたこの世に 何しに来たの
  南無阿弥陀仏のおいわれは
  聖人てびきのお念仏            聖人:親鸞さま
  聞いて みやんせ此世界
  心ひろびろ南無阿弥陀仏

五、老いも若きも 聞こうじゃないか
  明日という日は わからない
  はげしい無常 に立たされて
  親の喚び声 聞いてみりゃ
  そのまま来いよ の お勅命
  そのまま来いよ の お勅命


"あんた""わたし"に置き換えてあじわってください。」と
先生は結ばれたということです。

 本当に 私たちは 何のために この世に生まれてきたのでしょうか。
 はっきりと 聞き分けることで この人生は 豊かなものに
 なるのではないでしょうか。

 それは どこに行けば聞くことが出来るのか。
 聞いて どう実践すればよいのか。

 親鸞聖人は 「仏説無量寿経」という お経に
 南無阿弥陀仏の 教えに出会えたことで それが わかったと 
 教えていただいて いるのです。

 南無阿弥陀仏で 救われるとは どういうことか。

どうぞ 明日という日が わからないのが この命 急いで
 聞かせていただきたいものです。

  妙念寺 電話サービス お電話ありがとうございました。
  次回は 3月1日に 新しい内容に変わります。



         


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