第764回  癒しと 安心と

 平成19年9月13日〜

妙念寺電話サービス お電話ありがとうございます。

仏教伝道協会 という 財団があり 一般に仏教を広めるために いろいろと
活躍しておられますが 、このたび 新しい「大安心の書」という

ひろ さちや さんが 書かれた本ができたと 送っていただきました。


その巻頭の言葉に 

癒しというものは、一定の時間だけは癒しの効果が ありますが、しばらくすると
また不安になります。


そうすると、もっと強烈な癒しが必要になります。
ある意味で、それは麻薬的なものなんです。

 仏教が与えてくれるのは、癒しではなく安心です。
真実の安心です。

どうか 読者は、仏教の教えから安心を得てください。
本書は そのためのガイドブックです。

とあります。


そして、刊行にあたってという 編集委員会の文章では


釈尊は、この現実世界を「苦」であるとみきわめ、それを乗り越える道を
示されました。

私たちは日々多忙な生活を送る中で「人は、生まれ、やがて老い 病み、そして死ぬ」
という事実に気づくことなく時を過ごして
 ゆきます。

 けれども、ひとたび病や死によって、その厳然たる事実を目の前にするとき、
不意に、今まで日常性の中に埋没していた
 自己に出会うとともに、不安と驚きの中で
自己の現実に迷い、ただいたずらに苦しまざるを得ません。



釈尊は「世の常の人びとは、避けがたいことにつき当たり、いたずらに苦しみ悩む
のであるが、仏の教えを受けた人は
 避けがたいことを避けがたいと知るから、
このような愚かな
 悩みをいだくことはない」と説かれました。

この書は、病に悩む患者やその家族、あるいは医療に携わる 人びとをはじめ、老病死の
現実に直面し苦悩する人すべてに対し、仏教本来の教えが正しく伝わり、真のこころの
安らぎが恵まれる
 ことを願って執筆されました。

老病死といういわば釈尊の教えの出発点に立つことによって、み教えにふれる一人ひとりの
心の眼が開かれ、真の安らぎと
 安心が与えられることを願ってやみません。


とあります。


どうか 刹那の癒しに夢中になるのではなく 南无阿弥陀仏の教えにであった 
真実の安心をいただきたいものです。



この本は  仏教伝道協会へ申し込めば 求められると思います。
妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。
次回は、921日に新しい内容にかわります。


         


           私も一言(伝言板)