第772回  念仏者へのお手紙 その2

 平成19年 11月8日〜

妙念寺電話サービスお電話ありがとうございました。

親鸞聖人のお手紙の 一つ 

真宗大谷派東本願寺に残っている 笠間の念仏者へのお手紙。
 (笠間の念仏者の疑いとはれたる事)を拝見し、ご紹介しましたが、
非常に分かりやすかった 続きを知りたいとの


 ご要望がありましたので つづけて 後半部分をご紹介します。


 現代語訳では 

笠間の念仏者が疑問に思い お尋ねになった事 つづき

第18の本願が成就して阿弥陀如来とお成りになり、すべての命あるものを
平等にお救いくださる広大無辺の恩徳を、天親菩薩は尽十方無碍光如来と
表してくださいました。


だからこそ、善人・悪人を区別せず、また煩悩の無残な心を拒みへだてることのない
如来の恩徳によって、必ず往生をとげるのであると知れと、教えられております。


 ですから恵心院の和尚(源信僧都)は「往生要集」の中で、本願を深く信じて念仏する姿を
お説きになって、「行住坐臥をえらばず、時処諸縁を嫌わず(ねてもさめてもへだてなく)」と、
仰せになっております。


「真実の信心をえた人は、如来の救いの光の中に生かされるのである」と確かに教え
示してくださっております。


 ですから「無明・煩悩の身のままに、安養浄土に往生するならば、必ずそして自然に
無上涅槃のさとりに至るのである」と、釈迦如来はお説きになっています。


しかるに「五濁悪世に生きるわれらは、釈迦仏だけの御言葉を信じいただくことは
難しいであろうと、十方の数限りない仏様たちが証人となってくださる」と、
善導大師は解釈してくださいました。


「釈迦・弥陀・十方諸仏が、みな同じお心をもって、本願を信じ念仏する人たちに、
影が形にそうようにいつも共にいてくださるのだ」と、明らかに教えてくださっています。


ですからこの信心の人を、釈迦如来は「わが親しき友である」と、お喜びくださるのです。
この信心の人を、「真の仏弟子」と申します。・・・・・



 と 続きます。次回は 最後の部分をご紹介します。

妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。
次回は、11月15日に新しい内容に変わります。


         


           私も一言(伝言板)